よりみちエール(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『よりみちエール』とは敦森蘭によって2020年から2021年まで講談社『ヤングマガジンサード』で連載された、クラフトビールを題材とした日本の漫画である。若手でイケメンのハーフ俳優・藤田アラン(ふじた あらん)とアラフィフ映画監督・高田頼道(たかだ よりみち)は、ひょんな事からクラフトビールを飲みながら語り合う仲になる。2人の過去や心の繋がり、またクラフトビールの奥深さが楽しめる作品である。
頼道と長年仕事をしている、映像制作事務所の編集担当。『朧光』にはウェイトレス役で1シーンだけ出演もしている。アランのファンで頼道と彼の家でペアリング飲みをした際には、気合の入ったメイクでやってきた。頼道が「寄り道」のためにさっさと仕事を切り上げて帰っていることに対し、不倫をしているのではないかと疑っていた。
末延 和寿(すえのぶ かずとし)
頼道の大学の同期で映画監督。徳島県出身。いつもハンチング帽をかぶっている。口が悪く、すぐに台本を投げつける癖がある。頼道が映画から離れていることを気にしており、映画界に戻そうと自身の映画の演出依頼をする。
蓬莱 遥人(ほうらい はると)
俳優志望の頼道と末延の大学時代の同級生。アランと瓜二つの見た目である。頼道が学生時代に脚本・監督をした作品中で、現実と役が区別できずに自死する俳優を演じ、現実でも同じ状況に陥る。『朧光』の撮影中だった頼道は、自死する直前の蓬莱からの電話を無視してしまい、その後蓬莱の自死を知らされ後悔の念に苛まれ映画を離れることになる。
俳優
土岐 正治(とき せいじ)
大人気の実力派二世俳優。アランが頼道に惚れていることに感付き、何かと茶々を入れてくる。末延の監督作品で主演を務める。頼道が学生時代に脚本・監督をした蓬莱主演の映画DVDをアランに貸す。アランが蓬莱とそっくりだったことを知っていたためである。
久世 万知子(くぜ まちこ)
頼道が学生の頃から大ファンの人気女優で、かつてはアイドルであった。末延の映画に出演している。
森海 千津(もりうみ ちづ)
末延の映画に主演の1人として出演する若手清純派女優。映画完成後に人気YouTuberシゲキックスとの不倫スキャンダルが発覚し、更に麻薬所持で逮捕される。この件が映画公開の危機の原因となる。
その他の人物
木下(きのした)
TAP6に登場する、アランのファンで、彼のアルバイト先である珈琲店の常連客の女性。お芝居と長話が好き。最終回では『いつかの恋人たち』を鑑賞する姿も描かれている。
シゲキックス
大人気のYouTuberで森海との不倫スキャンダルを起こす。黒澤はシゲキックスも森海同様、薬物所持に関わっているのではないかと疑い、YouTubeチャンネルで呑気に不倫の謝罪動画を公開している彼に苛立ちを見せている。
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目次 - Contents
- 『よりみちエール』の概要
- 『よりみちエール』のあらすじ・ストーリー
- 頼道とアランの出会い
- 距離の近づく2人
- 頼道が映画から離れた理由
- 映画の公開中止の危機
- 救い合う2人
- 『よりみちエール』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 高田 頼道(たかだ よりみち)
- 藤田 アラン(ふじた あらん)
- 頼道の関係者
- 黒澤(くろさわ)
- 末延 和寿(すえのぶ かずとし)
- 蓬莱 遥人(ほうらい はると)
- 俳優
- 土岐 正治(とき せいじ)
- 久世 万知子(くぜ まちこ)
- 森海 千津(もりうみ ちづ)
- その他の人物
- 木下(きのした)
- シゲキックス
- 柴っちゃん(しばっちゃん)
- 『よりみちエール』の用語
- 『朧光(ろうこう)』
- 『いつかの恋人たち』
- ペアリング
- 『よりみちエール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 高田頼道「もし絶望しかなくなったら、いつだって辞めちゃえばいい。希望の光が一瞬たりとも見えないのならね」
- 藤田アラン「ゴーゼビールが鉱山労働者の失われたミネラルや水分を補ってくれたように、頼道さんは僕にとって枯渇した僕の心を生き返らせてくれる人です」
- 頼道とアランが湯上がりにビールを一緒に飲む場面
- 『よりみちエール』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作品タイトル名のビール
- ビール好き3名による座談会