タヌキツネのゴン(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『タヌキツネのゴン』は、集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』に掲載されている漫画作品。作者は日本の漫画家・メガサワラである。2022年8月11日から2024年1月11日の間連載していた。
人間が存在しない妖怪の世界が舞台。主人公のゴンはタヌキの父とキツネの母の間に生まれたタヌキツネの子供。タヌキとキツネがいがみ合う世界で生まれたゴンは、家族の深い愛情によって心優しく育っていく。本作はそんなゴンが家族や友達と織りなす、ほっこりな日常を見ることができる漫画作品である。

とっくり

ゴン、セン、キコの父親。化け狸で、職業は小説家。結構有名な小説家で、「狸街道五十三次(たぬきかいどうごじゅうさんつぎ)」など、何冊か本を世に出している。ゴンの同級生である鬼童丸(きどうまる)が大ファン。

十数年前の若い頃は、「キツネは信用するな」というタヌキの常識を信じており、わけもなくキツネを嫌っていた。しかし化け狐の女性・ツヅラオと出会って考え方が変わっていき、結婚。ゴン、セン、キコの3人の子供を授かり、子供達に種族を越えて仲良くすることを教えている。

ツヅラオ

ゴン、セン、キコの母親。物語開始時点では故人であり、若くして亡くなったことがわかっている。亡くなった原因は不明。

化け狐の女性で、他者を慈しむ優しい心を持っていた。「タヌキを信用するな」というキツネの常識に疑問を持っており、自分の子供や孫達の代まで争いが続いていくことを憂えていた。ゴンの父親・とっくりと出会って結婚。ゴン、セン、キコの3人の子供を授かった。

ゴンの友達

ハッシャク

妖怪学校の生徒。ゴンと同じクラスであり、自分にも他人にも厳しい性格をした女の子。”ちゃんとしている”ことに価値を見出しており、そのため緩い性格のゴンを最初は毛嫌いしていた。しかし友達と仲良くなりたいという気持ちも持っており、”ちゃんとしている”自分と”(ちゃんとしていなくても)友達と仲良くなりたい”という気持ちに板挟みになって悩んでいた。それを担任の暦に相談し、自分から一歩ずつゴン達に歩み寄り、良き友達になった。町で出会ったゴンの上の姉・センに憧れている。

鬼童丸(きどうまる)

妖怪学校の生徒。ゴンと同じクラスの鬼の子供。読書好きで、ゴンの父で小説家のとっくりのファン。本来力が強い鬼の子供であるにも関わらず、非力な自分のことが嫌いだった。しかし知恵を使って危機を脱し、友達を救ったことが自信に繋がり、自分を好きになることができた。ゴンの家に遊びに行った時に、ゴンの下の姉・キコに読書力を褒められてからキコのことが少し気になっている様子。

クロボッチ

妖怪学校の生徒。ゴンと同じクラス。いつも2人一緒にいる。

ゴンの学校関係者

暦(こよみ)

ゴンの通う妖怪学校の先生で、ゴンのクラスの担任。妖怪・カマイタチである。人の話をよく聞くこと、知らないならば知ればいい、など、良き教えでゴン達を導いている。

甘いものが大好き。お弁当箱にぎっしりと羊羹を詰め、黒蜜までかけている。それを見た保険医の清姫(きよひめ)に「あなたこの食生活続けると……死にますよ?」と警告された。

十六夜(いざよい)

ゴンの通う妖怪学校の先生。暦とは少し仲が良くないかんじの描写が多々ある(表面的にはそうでもなさそう)。

清姫(きよひめ)

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