Madonna(マドンナ)の徹底解説まとめ

Madonna(マドンナ)とは、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、女優、ダンサー、音楽プロデューサー、作家、映画監督、実業家である。1982年10月に「Everybody(エヴリバディ)」でデビューして以来、多数のヒット曲を持つ。「デビュー史上最も売れたアーティストのひとりであり、世界で最も成功を収めた女性ミュージシャンとして知られている。デビュー当時から現在に至るまで女性の権利や多様性について訴えており、その姿勢に賛同するファンも多い。

Madonnaの代表曲

Holiday(ホリデイ)

1983年、ファーストアルバム『Burning Up』から3枚目のシングルとしてリリースされた。イギリスでは3度に渡ってシングル化されており、いずれもトップ10入りを果たすなど、大きなヒットを収めた。

Like a Virgin(ライク・ア・ヴァージン)

マドンナの代表曲の中でも最も有名な楽曲。インパクトのあるタイトルとポップなサウンドが話題となり、マドンナのイメージが定着された。タイトルには際どい言葉という印象があるが、歌詞は苦労を重ねてきた主人公が愛を手に入れた喜びや、純粋な恋心が歌われている。2023年、アメリカ議会図書館より、永久保存録音物として登録されることが発表された。

La Isla Bonita(ラ・イスラ・ボニータ~美しい島)

タイトルはスペイン語で「美しい島」を意味する。都会で暮らす主人公が憧れの南国の島「San Pedro(サン・ペドロ)」を訪れ、美しい場所で情熱的な恋をするという夢物語が歌われている。メロディの随所にスペイン語やギターが散りばめられており、哀愁を感じる曲調は夢の儚さを物語っているようにも感じられる。1995年、フジテレビ系ドラマ『沙粧妙子-最後の事件-』の挿入歌にもなり、8cmCDが再販されるなど日本でも人気の高い作品だった。

Take a bow(テイク・ア・バウ)

恋の終わりを舞台から去る演者に語りかけるようにしっとりと歌ったバラード。タイトルの「Take a bow」とはお辞儀やショーの終わりの挨拶を意味するが、そこはかとなく東洋の雰囲気や独特な哀愁が感じられ、それまでの楽曲とは違う新しいサウンドとなっている。アメリカの音楽プロデューサー、ベイビー・フェイスの全面的なサポートが功を奏し、新しいR&Bとも評された。

Madonnaのミュージックビデオ(MV/PV)

Like a Prayer(ライク・ア・プレイヤー)

教会から大クレームを受け、物議を醸したことでも有名な1曲。十字架を燃やしたり、教会を舞台に愛の営みを演出したりしたことから、抗議の声が上がった。しかし、歌詞の内容は深く愛し合うことの尊さ、祈るように愛することで人生がより高みに向かって行くというもの。曲そのものが祈りであるかのような印象さえ受ける。保守的な価値観を打ちこわし、タブーとされていたものに臆さず、女性の心と体の解放を表現したマドンナの強さが分かる1曲。

Vogue(ヴォーグ)

腕の動きが印象的なダンス、ヴォーギングの流行の引き金となった曲。マドンナの1990年代最大のヒット曲と言っても過言ではない。「何もかも失い、今よりもよい何かになりたいと願うなら、私は行くべき場所を知っている、それはダンスフロアだ」幼い頃からダンスを学び、己の武器のひとつとしてきた彼女にとってダンスフロアは自分を表現する場所。音楽に身を任せ踊ることで自分を解放しろと歌っている。また、ヴォーギングは1980年代のゲイ・クラブシーンで知られたダンスであり、マイノリティの文化を取り入れた斬新なパフォーマンスは保守的な差別意識からの解放も謳った。LGBTに対する理解がまだまだ薄かったこの時代に、人種・性別は関係ないと力強く断言したのだった。楽曲の中では銀幕のスターたちに対する憧れについても歌われており、その時代を模してモノクロ映像で作られたMVはスタイリッシュなものとなっている。

Hung Up(ハング・アップ)

Abba(アバ)の名曲、「Gimme Gimme Gimme(ギミー・ギミー・ギミー)」をサンプリングしたダンスナンバー。レオタードを着てスタジオで踊るマドンナは40代後半とは思えないほど美しいプロポーションをしている。レオタード姿やラジカセ、シンセサイザー音などがAbbaの曲と相まってノスタルジックな雰囲気を醸し出している。街中や地下鉄内、飲食店など、様々なシーンでダンサーたちが踊り、メロディーが繰り返される。パーティーシーンにぴったりの、気分が盛り上がる1曲。

Madonnaの名言・発言

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