夫を社会的に抹殺する5つの方法(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『夫を社会的に抹殺する5つの方法』とは2022年より『DMMブックス』で連載開始した、三田たたみによる復讐がテーマの漫画。主人公の奥田茜は、夫の奥田大輔からのモラハラやDVに悩んでいた。ある時、大輔からの暴力が理由で流産してしまい、茜は夫への憎しみが抑えられなくなる。復讐の方法を考える彼女の元に届いた1通の手紙をきっかけに、大輔への本格的な復讐の物語がスタートする。夫婦や家族のあり方を考えさせられる、家庭を題材にしたサスペンスストーリーである。2023年、テレビ東京系列にてテレビドラマ化された。

大輔がクリエイティブディレクターとして働いていた会社。後輩である純によるパクリ疑惑の暴露により大輔は解雇される。

インフルエンサー

世間や人の思考・行動に大きな影響を与える人物のことを指す。最近ではInstagramなどのSNSにおいて、フォロワーに大きな影響を与える人物を指して使うことが多い。本作では、大輔がクリエイティブディレクターを辞任後、インフルエンサーとして活動するようになる。

『夫を社会的に抹殺する5つの方法』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

奥田茜「子供ができればきっと大輔さんも変わってくれる」

大輔から暴力を受けた後に茜から漏れたセリフ。
大輔から暴力を振るわれ、無理矢理性的行為をされる茜だが、「子供ができればきっと大輔さんも変わってくれる」と信じていた。どれだけ心身ともに痛めつけられても、大輔のことを信じている茜の心情が伝わる一言である。

奥田大輔「僕の事を見つけてほしかったんだ」

仮面の男の正体に気づいた茜と後日改めて会った際に、大輔が言ったセリフ。
大輔の中にずっと隠れていた別人格の大輔Bは、大輔が茜に対して行ってきた暴力を止めることができず悔やんでいた一方で、茜に対しての愛情も抱いていた。「僕の事を見つけてほしかったんだ」と、大輔Bの存在をいつか茜に気づいてもらうことを願っていた。茜への深い思いが伝わる一言である。

『夫を社会的に抹殺する5つの方法』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

スピンオフドラマのテーマは本編開始前の大輔と茜の日常

『夫を社会的に抹殺する5つの方法 エピソード0』というタイトルで、2023年1月より、TVerにて期間限定でスピンオフドラマが配信された。本編では描かれなかった茜と大輔の新婚時のエピソードや、仕事が忙しく大輔に食事を作ることができなかった茜が専業主婦を決意した際のエピソードなど、これまでの日々を見ることができる作品になっている。

現代性を色濃く反映した題材に驚くプロデューサー

ドラマのプロデューサーは「悲痛なまでの心の叫び、現代性を色濃く反映した題材、愛が憎悪に変わる瞬間など、この漫画のもつ“魅力”に驚き何度も読み返しました」と語る。プロデューサーを驚かすほど、さまざまな感情が入り乱れる本作品。「喪失」と「再生」という主人公の姿を見せることで、人との関係性や炎上問題など、現代社会での問題について正面から向き合うことができる作品になることを期待しながら制作していた。

『夫を社会的に抹殺する5つの方法』の主題歌・挿入歌

主題歌:伶「So Addictive」

元E-girlsの鷲尾玲奈によるシングル。狂おしいまでに相手を愛憎する心の葛藤が描かれた歌で、中毒性のある曲になっている。

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@kazuya01094

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