Eastward(イーストワード)のネタバレ解説・考察まとめ

『Eastward』とはChucklefishから公開された、美麗なピクセルアートで廃墟世界を表現したアクションアドベンチャーゲーム。「タタリ」という厄災によって滅びかけた世界を、料理上手で寡黙な男と不思議な力を持った少女が列車に乗って冒険するストーリーだ。
細部まで徹底的に拘り抜かれたドット絵で表現される終末世界と、個性的で表情豊かなキャラクターが魅力。
対応プラットフォームはSteamとNintendo Switchだ。

ウィリアムが初めて地上へ出た際に持ち帰った幸運のコイン。息子のダニエルが大事に持っていたが、ダニエルを助けた珊に譲られ、その後ウィリアムの手元に戻ってきた。

ポットクロック島

ゲーム開始時にジョンと珊が暮らしている町。タタリを逃れた人々が地下に作った町だが、愚かな町長の専制政治が敷かれており、閉塞感が強い。地上を目指すことは禁忌とされている。
炭鉱夫をしていたジョンはあるとき珊が入ったカプセルを掘り出し、それ以来いっしょに暮らすようになった。

グリーンバーグ

カロンに乗ってポットクロック島を出たジョンと珊が訪れた村。穏やかな農村に気のいい住民たちが暮らしている。

ダム城

グリーンバーグがタタリに呑まれてしまった後、ジョンと珊が訪れた大きな街。クリスタルレイクという巨大な湖のほとりにある。昭和の日本の繁華街を思わせる街並みをしており、たくさんの人々が暮らしている活気あふれる街だ。
アルヴァが中心となってタタリに対策する手段を研究し、一丸となって生き延びようとしている。

未来

人間と同じように思考するロボットをはじめとした様々な最先端技術を持つ街。時間磁場にとらわれて時がとまっている。ソロモンの本体が時間磁場を作り出している「永遠の塔」がある。

カロン

タタリの根源であり、作中の人類を生み出す装置でもある。線路を走り続ける列車の姿をしているが、内部には広大な空間が広がっており、人間を生み出す人間工場がある。

マザー

カロンを支配するタタリと人類の根源であり、珊の正体。生と死の両方の性質を持つ不死身の存在。

『Eastward』(イーストワード)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『MOTHER』をはじめとする様々な名作の影響

『Eastward』は90年代の日本のアニメや、任天堂の名作ゲーム『MOTHER』など、様々な作品から大きな影響を受けていることが公式に明言されている。コンティニュー画面やフライパンで戦うキャラクターなどは『MOTHER』のオマージュと言われている。また、ふたりの主人公を切り替えながら進行するところは、『マリオ&ルイージRPG』シリーズや『ピクミン』シリーズを彷彿させる。

宮崎駿の出演

ゲームの序盤に、どう見ても宮崎駿と思われるキャラクターが登場する。ストーリーには直接かかわらないモブキャラクターだが、名前は「ミルク・ミヤザキ」。『Eastward』をプレイしていると「タタリ」のアイデアや世界観などに、スタジオジブリ作品の影響を感じ取ることができる。

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@shuichi

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