片寄涼太（GENERATIONS from EXILE TRIBE）の徹底解説まとめ

片寄涼太（GENERATIONS from EXILE TRIBE）の概要

片寄涼太（かたよせ りょうた）とはGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルであり、俳優である。ハイトーンの歌声を持つ片寄はバラード曲で切なさを表現することに長けており、またアップテンポな楽曲でラップにも挑戦してきた。歌手として活動する一方、映画やドラマ、モデルとしても活動している。2020年にはソロデビューをして楽曲「Possible」をリリースした。

片寄は中学3年生までサッカーに打ち込み、市の選抜メンバーに選ばれるほどの実力を持っていた。父親が音楽教師をやっている影響を受けて幼い頃からピアノを一緒に練習する。学校では生徒会長を務めたことがあり、成績優秀だったため優等生として注目されていた。歌手に興味を持ったきっかけは14歳の時にEXILEのライブを観に行き、EXILEのメンバーであるHIROとATSUSHIに憧れを持ったことである。ライブで会ったLDHの新人開発部にスカウトされ、「VOCAL BATTLE AUDITION 2」を受けるがその時は落選してしまう。EXILEに入ることを諦めきれず、高校生になってからEXPG（株式会社expgが運営するダンススクール）の大阪校に特待生として通い始める。再び行われたオーディションで合格し、GENERATIONS from EXILE TRIBEの歌手としてデビューする。グループとして出した楽曲は何度もオリコン週間ランキングに入っており、グループの中核としてメンバーを引っ張る。

2014年にはドラマ『GTO』で俳優デビューし、父親と不仲で問題児の生徒を演じた。その後、映画『兄に愛されすぎて困ってます』で気の強いシスコンの兄を演じる。高身長でスリムな体型をしていることからモデルとしても活躍している。2021年から2022年にはフランスのファッションブランド「ジバンシィ」のアンバサダーに就任しており、世界的に仕事の幅を広げている。傍ら、演技やモデルにも力を入れており常に成長し続けたい、という高い志を持っている努力家である。

海外でも名を知られた俳優になっている。中国のミニブログサイト「新浪微博（シンラン ウェイボー）」が行った「WEIBO Account Festival in Japan 2018」で日本年間人気アーティスト賞に選ばれる。第4回マカオ国際映画祭では「バラエティ・アジア・スター・アップネクスト賞」を受賞した。その映画祭に出演した時は得意な英語でコミュニケーションを取った。単独でアジアのイベントに出演したことをきっかけに、アジアでファンが増える。特に中国に熱烈なファンが多く、2017年と2019年には中国の上海でファンミーティングを行った。

一方、メンバーからは「秘密主義」「変人」など、「何を考えているか分からない」と言われることが多い。メンバー全員で出かける時に片寄のみがいない時が多々起こり、1人でフラッと別の場所に行くことが多いという。マイペースで自分の考えを人に明かさないタイプとメンバーからは思われている。

片寄涼太（GENERATIONS from EXILE TRIBE）の活動経歴

中学3年生までサッカーに打ち込む

片寄は5歳から中学3年生までサッカーに打ち込む。市の選抜メンバーに選ばれるほどの実力でスポーツ万能だった。また、父親が音楽教師である影響を受けて父親からピアノを習っていた。本格的にピアノを習うため、ピアノ教室にも通い始める。学校の成績も優秀で、母親が英語教師だったことから日常的に母親から英語を教えてもらっていた影響もあり、英語が得意だった。英語以外の教科の勉強にも熱心で偏差値は69まで高めた。学校の活動では生徒会長を務めたこともあり、周りからの信頼が厚かった。文武両道、周りの人間をまとめる力が幼少期の頃から備わっていた。

歌手を目指すきっかけになったEXILEのライブパフォーマンス

片寄は2018年、14歳の時に初めてEXILEのライブを見に行き、ダンサーHIROのダンスパフォーマンスとボーカルATUSHIの歌唱力に圧倒されてEXILEに憧れを持つ。ライブ会場にいたLDHの新人開発部のスタッフから運よくスカウトされる。EXILEで歌手を目指したい、と決めた片寄はその夢を家族に相談した末にオーディションを受けることを決める。

オーディションに落選

最初のチャンスは2009年に「劇団EXILEオーディション」を受けたことだったが、落選する（劇団EXIKEはLDH JAPANに所属する劇団）。 2回目に掴んだデビューのチャンスは、LDH JAPANが2010年に主催した「VOCAL BATTLE AUDITION 2」だった。オーディションに参加しファイナリストとなるも、落選する。その時に株式会社expgが運営する、ボーカルやダンサーを育てるスクールEXPG大阪校に特待生として入校し、1年間ボーカルレッスンを受けて才能を磨いた。入校したころ、1年通っていた大阪で偏差値トップに入る高校を中退し、全力でレッスンに打ち込んだ。

GENERATIONS from EXILE TRIBE（ジェネレーションズ）でデビュー

1年間ボーカルレッスンを受けた末、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー候補に選ばれ、チャンスをつかんだ。他の候補メンバー小森隼（こもり はやと）、佐野玲於（さの れお）、関口メンディー、白濱亜嵐（しらはま あらん）、町田啓太（まちだ けいた）、数原龍友（かずはら りゅうと）と共にバス1台で全国を巡り、観客で自分たちのパフォーマンスを披露する武者修行でアーティストとしての経験を積む。武者修行を終えて2012年に正式にGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルとしてデビューする。

2014年に俳優デビュー

ボーカルとして活動を続ける傍ら、2014年に放送されたドラマ『GTO』で俳優デビューする。片寄は父親と不仲で問題児の生徒の役を演じた。アーティストとしてハイトーンで透き通った歌声を持つ片寄は柔らかい人柄の印象があるが、演技になると真逆の生徒役を演じており、高い演技力を発揮する。演技力を認められて数々の映画やドラマで主演を務めた。主演作品は、映画『兄に愛されすぎて困ってます』、『午前0時、キスしに来てよ』、ドラマ『TOKYO COIN LAUNDRY』などがある。

2018年、海外へ活動を広げる

ドラマや映画で主役を演じることが増え、美容業界やモデル業界からも片寄のルックスの高さが注目される。高身長でモデル体型の片寄は美容商品のCMからオファーを受ける。モイスト・ダイアンによる「エクストラシャイン」のCMに出演したり、LED美顔器「Exideal」のイメージモデルを務めた。中国のウェブブログサイトが運営する「WEIBO Account Festival in Japan 2018」では「日本年間人気アーティスト賞」に選ばれたり、「第4回マカオ国際映画祭」では「バラエティ・アジア・スター・アップネクスト賞」を受賞した。これをきっかけに中国で片寄のファンが増え、2017年と2019年にはファンミーティングを上海で行った。2021年から2022年にはフランスのファッションブランド「ジバンシィ」のアンバサダーを務め、ヨーロッパへ活動を広げる。

2023年には映画『兄に愛されすぎて困ってます』で共演した女優の土屋太鳳と結婚を発表した。映画をきっかけに交際がスタートし、グループの中で初めての既婚者になった。

片寄涼太（GENERATIONS from EXILE TRIBE）のプロフィール・人物像

生年月日：1994年8月29日
出身地：大阪府八尾市
血液型：AB型

学力優秀で英語の成績が抜群に良かった。幼少期からサッカーをやっていたためスポーツ万能でもあり、文武両道の優秀な生徒だった。14歳の時にEXILEのライブでパフォーマンスを見るまでは外交官になる夢を持っていた。大阪で難関校と言われる高校に入学したことから周りから期待されていた。14歳の時にEXILEに出会ったことをきっかけに、ボーカルを目指したいと家族に伝えると応援されてボーカルへの道を歩み始める。やりたいことや夢に対して一直線に突き進む、ストイックな性格である。
高い学力を持つ片寄は文章力も並外れており、その才能を生かしてグループの楽曲「Story」と「Pray」では作詞を担当した。「Story」は一緒に夢を追いかけ続けてくれた仲間とこれからも、同じ道を歩んでいきたいと歌う楽曲である。「Pray」は、ずっと側で見守ってくれている愛する人へ感謝を込めて「今度は自分が君のことを守る」という思いを綴った楽曲である。「辛い時は君のこと連れて行くからさ」という歌詞からは愛する人をリードしてこれからも同じ道を進んで歩んでいきたい、という思いが伝わる。
音楽教師である父親の影響を受けて4歳からピアノを習い始めており、その才能を生かしてグループのライブでもバラードで引き語りをしている。特技であり、趣味の1つでもあるピアノはオフの日に家で引くことも多いという。また、その他の趣味としてヴィンテージ風の家具を集めて写真を撮り、SNSにセルフレポートをすることがある。
一方、メンバーからは一言で性格を表すと「マイペース」「秘密主義」と言われることが多い。メンバーで一緒に行動する時でも、片寄だけいなくなっている時が多いという。垂れ目が特徴で一見穏やかな性格に見える、と言われることが多いが一緒に居ることが多いメンバーは「突っ込みに対してメンバーの中では辛口な方」と言われる。グループの中でボケ担当の関口メンディーに辛口な突っ込みをいれることが多く、メンバーも意外な一面と思っている。