ミラキュラス レディバグ&シャノワール(Miraculous)のネタバレ解説・考察まとめ

『ミラキュラス レディバグ&シャノワール』とは、パリを舞台に女子高生マリネットがスーパーヒロイン・レディバグとして戦う日々を描く3Dアニメシリーズである。変身の力の源、ミラキュラスを巡って宿敵ホークモスが生み出すアクマ達と戦う。相棒のスーパーヒーロー・シャノワールとその正体でありマリネットの憧れのクラスメイトである青年アドリアンとの複雑な恋も見どころ。2015年に放送が始まった、フランス・韓国・日本の共同制作作品である。

ホークモスがパワーアップしたシャドウモス(後方)と蝶の姿のアクマ

ホークモスがパリの人々のもとに送り込む、邪悪な力が込められた黒い蝶。
アクマは、マイナスの感情を持った人の持ち物に取り憑き、ヴィラン(=悪の怪物)にしてしまう。これによりヴィランは特殊なスキルを手に入れ、ホークモスと交信できるようになる。ホークモスは力を与えた代わりに、レディバグとシャノワールのミラキュラスを奪うよう命令するが、ヴィランはしばしば言うことを聞かず暴走する。
ヴィランになった人はアクマが取り付く物を破壊することで、ヴィランから元の姿に戻すことができる。アクマが何に取り憑いたかは、実際に破壊するまでわからない。また一般的にヴィラン化している時の記憶はなくなる。
アクマはレディバグのヨーヨーでのみ浄化でき、浄化されたあとは白い蝶の姿になり飛んでいく。

アクマタイズ

アクマタイズして「アンチ・バグ」になったクロエ

人がアクマによってヴィラン化された状態をさす。
ヴィランは変身前の人の素質や、マイナスの感情の原因によって様々な姿になる。アクマタイズされる時は毎度同じ姿になるのが一般的だが、クロエのように様々なヴィランになる人物もいる。

センチモンスター

若き日のマスター・フーが作ったセンチモンスター

ピーコックのミラキュラス所持者が生み出すモンスター。
人の絶望の感情を使って召喚する。様々な姿のモンスターになり、ピーコックのミラキュラス所持者の指示に従う。

『ミラキュラス レディバグ&シャノワール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

レディバグ&シャノワール「やったね!」

悪の怪人から元に戻ったオーロラ(奥)と、任務の成功に拳を合わせるレディバグ(右)とシャノワール(左)。

レディバグとシャノワールが任務に成功した時の決めセリフ。
レディバグのスキルでヴィラン(=悪の怪人)に壊されたパリの町を元通りにしたあと、レディバグとシャノワールのふたりが拳をくっつけて「やったね!」と声を合わせる。

ティッキー「すっごく才能ある」

自信が持てないマリネット(左)を励ますティッキー(右)

シーズン1エピソード4のエンディング。
レディバグになりたてのマリネットは、学校の教科書を落としてアルヤに正体がバレそうになってしまう。ドジでテンパる癖があるマリネットに、ティッキーが「確かにあなたは変わってる」と受け入れた上で、「(マリネットには)すっごく才能ある」と話して聞かせる。過去のレディバグを見守ってきたティッキーの優しい眼差しが伝わるシーン。

ホークモス「母さんのためなんだ、アドリアン。私達、家族のため」

アドリアンに語りかけるホークモス。

シーズン3エピソード21『キャット・ブラン』でのホークモスのセリフ。
マリネットは、アドリアンへのラブレターをレディバグの姿で届けてしまったために、アドリアンにその正体を悟られてしまった。動揺したアドリアンもまた、シャノワールという正体をホークモスに知られてしまう。
ホークモスは「母さんのためなんだ、アドリアン。私達、家族のため」と語り、アドリアンの母エミリーを生き返らせるためにミラキュラスを求めていることを明かす。ミラキュラスを渡すことを拒否するシャノワールはホークモスにヴィラン(=悪の怪人)「キャット・ブラン」にされてしまった。「キャット・ブラン」を倒したレディバグだったが、レディバグとシャノワールの正体がバレている現状をなかったことにするため、バニックスのスキルで過去に戻り、アドリアンへのラブレターの差出人の名前「マリネット」を消した。

マリネットがアルヤに正体を打ち明けるシーン

アルヤ(右)に自分がレディバグだと打ち明けるマリネット(左)

シーズン4エピソード3『ギャング・オブ・シークレット』のラストシーン。
マリネットは、たった一人で「自分の正体がレディバグ」という秘密を抱えて生きることに限界を感じていた。そのせいでアドリアンやルカとの恋愛を諦めたマリネットは孤独に苦しんでいた。
友人と共に励ましてくれたアルヤに、マリネットは勇気を振り絞って正体を打ち明けた。正体を聞いたアルヤは黙ってマリネットを抱きしめた。この告白により、マリネットには相談相手ができたうえ、レディバグとしてもマリネットとしても支えられるようになる。後にアルヤはマジカルチャームを作ることを提案している。
マリネットのスーパーヒーローとしての孤独が、友情で救われる印象的なシーン。

シャノワール「まだ僕がいる」

強大な力を得たホークモス(後方)と戦う決意をするマリネット(前方左)とシャノワール(前方右)

シーズン4ラストシーンのシャノワールのセリフ。
自分の大きなミスでほとんどのミラキュラスを宿敵ホークモスに奪われ、レディバグは失意のどん底にあった。自分を激しく責めて「わたしは全てを失った。」と嘆くレディバグに、シャノワールは「まだ僕がいる。」と告げる。レディバグは、自分がシャノワールの意見に耳を貸さなかったにも関わらず寄り添い続けてくれるシャノワールの存在に励まされる。そして再びホークモスと戦う決意をした。

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