花野井くんと恋の病(森野萌)のネタバレ解説・考察まとめ

『花野井くんと恋の病』とは、森野萌による少女漫画。講談社『デザート』にて2018年2月号から掲載された。恋する気持ちがわからない女子高校生の日生ほたるは、ある日、男子高校生の花野井颯生から告白され、期間限定でお試し交際をすることになる。好きな子には何でもしてあげたい花野井の行動に戸惑うほたるだが、一緒にいるうちに徐々に距離を縮めていく。恋を知らない女子高校生と、愛が重すぎる男子高校生といった正反対の2人が、少しずつ恋人として進んでいく姿を描く。

6巻24話のシーン。
花野井はほたるから「かっこいい」と言われたことがないことを密に悩んでおり、球技大会で活躍すれば称賛を受けるのではないかと思い、連日倉田達とバスケの特訓に励んだ。
球技大会当日は、倉田との連携プレーが功を奏し、花野井は見事なダンクシュートを決め勝利を収める。
その姿を見たほたるからは「すっごい!かっこよかったよ!」と、花野井がずっと欲しかった言葉をかけられ、思わずほたるを抱き上げた。
いつも学校では感情を抑えている花野井が、ほたるに褒められ喜びを露わにしたシーン。

ほたると佐倉が和解するシーン

10巻41話のシーン。
ほたるは、花野井と佐倉が揉めたあの日に何があったのかきちんと確かめるために、勇気を出して佐倉に会いに行く。
佐倉は、花野井が本当に自分の髪を切ろうとしたわけではなく、以前ほたるがどれだけ怖い思いをしたのかわからせるために、ハサミを手に取ったと話していたことをほたるに伝える。
もし花野井が一線をこえていたらと、疑って怖がって信じられなくなることが1番怖いと感じていたほたるは、その話を聞いて、安堵感からその場に泣き崩れる。一方、佐倉も花野井の行動によって、ほたるにどれだけの恐怖感を与えていたのか身を持って体感し、初めてほたるに謝罪。
抱えていたほたるのトラウマも、この佐倉の心がこもった謝罪によってようやく癒えていき、伸ばせなかった髪も伸ばせそうと思えるほど気持ちが変わっていく。
長年気持ちがすれ違っていた2人が和解するシーン。

『花野井くんと恋の病』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

食に興味がない花野井の仰天エピソード

花野井は食への興味がなく、冷凍食パンをトースターで温めたりせずそのまま食べるところを祖母が目撃し驚愕していた。
さらに、倉田が花野井に何を食べているのかと尋ねたところ、ゼリー飲料と米との返答が返ってきたため、早く何か食べさせてあげないといけないと焦りを感じていた。
花野井曰く、死なない程度に何か口に入れていればいいとのこと。
しかし、食べることが趣味なほたるとの時間が増えていくことで、ほたるに「おいしい」という気持ちを教わり、最近は少しずつ食への興味が増えつつある。

高校の入学式で既に出会っていたほたると花野井

同じ小学校出身であること、花野井の初恋の相手はほたるということから、花野井は入学式当日からすぐにほたるを見つけていた。
しかし小学生の頃の花野井は、背が低く眼鏡をかけており、引っ込み思案な性格だったため、ほたるの方は気が付いていなかった。

花野井の父方の祖母はイギリス人

花野井の父方の祖父母はイギリス人であり、花野井本人はクォーターとなる。
8巻では、花野井の父親が祖父母が会いたがっていると言い、急遽花野井をロンドンへ連れていく。そのため、ほたると花野井は、初めて1週間近く会えない時間を過ごすことになった。

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