ZORN(ZONE THE DARKNESS)の徹底解説まとめ

ZORN(ZONE THE DARKNESS)とは、1989年生まれの東京都葛飾区のヒップホップMC、ラッパー。日本で最も人気のあるラッパーの一人であり、2004年にZONE THE DARKNESSとして活動を開始。その後2014年に昭和レコードに移籍、活動名義をZORNと改める。代表曲は「Walk This Way feat.AKLO」、「家庭の事情」、「My Life」など。日常を等身大に歌ったリリック、複雑で硬い韻で紡がれる楽曲は多くのリスナーを魅了している。

My Life

2016年に発表された楽曲。家族との日常を描いたリリックとなっている。
家族のためにラッパーとして活動しながら週六で塗装工として働いていたZORNの家族への愛が鮮明に歌われている。

ZORN(ZONE THE DARKNESS)の名言・発言

「働くのが生きるためなら生きるのは何のため?」

初期の代表曲「奮エテ眠レ」のリリックの一節。当時20代のZONE THE DARKNESSならではの鋭い切り口で放たれたパンチラインである。
この「働くのが生きるためなら生きるのは何のため?」の問いに対し、「それを探すため、いや模範の答えはいらない」と歌われている。
ZORN名義のリリックとは一味違う、攻撃的な面を感じさせる。

「洗濯物干すのもHIPHOP」

楽曲「My Life」のリリックより。多くのHIPHOPファンに衝撃を与えた一節。
「全然金なくても成功者、洗濯物干すのもHIPHOP」。経済的に豊かではなくとも、日常を大切にすることを教えてくれるリリックであり、ZORNの父親としての優しさを感じられる。

「お前らが生まれた日は知らない でも過ごした時間は血よりも濃い」

楽曲「Letter」のリリックより、「他所と違う家族になった日」に続く「お前らが生まれた日は知らない でも過ごした時間は血よりも濃い」。ZORNの3人の娘のうち2人は、妻の連れ子であるため、彼自身はもちろん生まれたときのことは知らない。
それでも一緒に過ごした時間が何よりの財産であり、血よりも濃いつながりを作っていったことがうたわれている一節である。娘たちへの深い愛が感じられる。

「僕にとってのヒップホップって何って聞かれたら…人生です」

2021年の日本武道館公演でのMC。
「ヒップホップって何?って聞いたら、ラッパーの数だけ答えがあると思います。」と前置きをしたうえで、ZORNなりの答えとして「僕にとってのヒップホップって何って聞かれたら…人生です」と語っている。
ZORNのリリックがただ日常を受け入れ、等身大の自分自身を歌うものである理由が表れている。

ZORN(ZONE THE DARKNESS)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ラッパーと塗装工の両立

ZORNはラッパーとして売れてからも週6で塗装工として働いており、武道館ライブの翌日もいつも通り出勤したそうである。なお、2021年に音楽活動に専念することを理由に塗装工としての仕事を辞めたと発表している。

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