翼くんはあかぬけたいのに（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

健二の経営する「cafe シェ・ソワ」の従業員。
気の利くおしゃれな人物で、コーヒー好き。
休日はカフェ巡りをするのが趣味。
健二を差し置いてよく店長と間違われる。
部屋着に着替えるときに「パジャマでおじ●ま」を口ずさんでいるという秘密を抱えている。

白鐘璃恩（しろがね りおん）

健二の経営するカフェの向かいで「CAFE CELLS」を営む男性。
大ヒットのカフェを経営し、慇懃無礼な態度をとってくることで健二には敵視されている。
実は翼や健二たちシェアハウスの面々やその交友関係を知り尽くしているストーカー。
友達が一人もおらず、友達の作り方も下手で仲がいい翼たちを見て調べることで友達になろうと画策し接近してくる。
カフェが繁盛しやっと健二たちに存在を認識され会話できたことで「やっと友達ができた」と喜んだ。
他人との距離のつめ方が下手なせいで仲良くする方法が解らず、挙動不審になることもしばしば。
金持ちで高級マンションに住んでいたが、シェアハウスの空き室が一つ出た際に真っ先にマンションを解約し翼たちのシェアハウスに引っ越してきた。
11月19日生まれのAB型。28歳。

『翼くんはあかぬけたいのに』の用語

シェアハウスのルール

翼たちが暮らすシェアハウスには10のルールがある。

1.朝の洗面所はゆずりあう
2.食材費を出す代わりに食事は健二さんが作ってくれる
3.朝食はちゃんと摂る
4.家事は当番制
5.報告・連絡・相談を忘れない
6.仕事の邪魔をしない
7.お風呂はなるべく仕事終わりの人優先
8.度を越した長風呂はしない
9.親しき仲にも礼儀を忘れない
10.電気は無駄遣いしない

住人たちがより快適に共同生活を行うためのルールだが、主に詩世や隼人によって度々破られている。
また、ももこが来てからは新ルールとして「バカ（ももこと隼人）だけで留守番させない」が増えた。

シェアハウス

翼たちが生活している一軒家。人数分の個室だけでなく、広い庭や天井裏の物置部屋もある。

cafe シェ・ソワ

赤木健二が表参道で経営する、隠れ家風カフェ。スイーツメニューがバズって大繁盛したことがある。

CAFE CELLS

白鐘璃恩が表参道で経営するカフェ。健二が経営する「cafe シェ・ソワ」の向かいに突如オープンした。
内装が綺麗で広い為、人気がある。

カヌレ

フランスの洋菓子。
翼とジャッキーはカヌレを「イソギンチャクの煮物」だと思っている。

『翼くんはあかぬけたいのに』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

倉持愛奈「利用するの。奇跡だってなんだって」

クリスマスパーティのプレゼント交換で、大人数のなか奇跡的に翼と愛奈の選んだ2品がお互いに交換できた際の愛奈の気持ち。
「利用するの。奇跡だってなんだって。」という心情に、愛奈の何にすがってでも恋愛を成就させようとするひたむきな思いが伝わってくる。

姫野詩世「で？あなたは着たいの？着たくないの？」

詩世が仕事中に出会ったお客に一言。
花柄の洋服を持ってずっと悩んでいるお客の本質をバッグに付けてあるチャームから見抜いた詩世は、レジに来たそのお客の持ってきた黒いカットソーを「汚れがあるから売れない」とし、そのお客が本当は着たかったであろう花柄の服を勧める。
「似合わないって言われるし笑われるから」と言うお客に毅然と「で？貴方は着たいの？着たくないの？」と聞く詩世を見て、仲の悪い上司も彼女を見直さざるを得なかった。

兎崎春子「ちゃんと居場所を手に入れたんだね…」

隼人の姉である春子が結婚して嫁入りする際に、隼人の様子を見に来ての一言。
シェアハウスするようになる以前の隼人はいつも張りつめていて、自分の家でも居心地の悪そうな顔をしていた。
その様子を忘れられず心配した姉・春子はシェアハウスで過ごす隼人とルームメイト達を見て安心する。
隼人がちゃんと居場所を手に入れられたのを見届け、「ちゃんと居場所を手に入れたんだね…えらいえらい…」と頭を撫で、「安心してお嫁に行くね」と去っていった。

『翼くんはあかぬけたいのに』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

単行本1巻が出るまでに2年かかってしまった

連載されていた『ビッグコミックスピリッツ増刊ヒバナ』が廃刊してしまった事もあってか、単行本1巻が出るまでに2年かかってしまった。
1巻以降は特に長引くこともなく順調に発売されている。