通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』とは2018年よりおつじが『ガンガンpixiv』で連載していた漫画で、見た目ヤンキーな桜井京と町の人々との日常を描くハートフルストーリーである。町で誰かが困っているとどこにでも現れる桜井。見た目とは裏腹に世話焼きであり豊富な豆知識で問題を解決して去っていく。
豆知識を披露しながら人を親切に助けていく心温まる物語。ハイスペック桜井の喧嘩しない系ハートフルヤンキー漫画であり、Twitterやpixivで厚い支持を受ける。
きうちゃんと同じ保育園に通う元気一杯な男の子。京のズボンをアイスで汚してしまったのをきっかけに知り合う。最初は京に怯えていたが、優しく接してくれたことですぐに懐く。その日以来、たっくんの母に代わり京に保育園の送り迎えをしてもらうこともある。親のお迎えが遅いため、よく一緒に残るきうちゃんとなかよしである。
たっくんの母
たっくんの母親。たっくんが京のズボンを汚してしまったことをきっかけに知り合う。京とはたっくんの保育園の送り迎えをお願いしたり、家に招き入れたりと家族ぐるみで付き合うようになる。
たっくんの父
たっくんの父親。サラリーマンとして日々働いている。ある日、通勤中の電車で落とし物を拾ってもらったのをきっかけに京と出会い、妻と息子も普段からお世話になっていることを知って京と仲良くなる。元野球少年で、京が自宅に来た際にファンの野球チームの試合をテレビで観ていたところ、話が盛り上がり京とキャッチボールをしようと約束をする。
『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』の用語
川ちゃんラーメン
京の叔父さんが経営しているラーメン屋。京も手伝いとして働いている。肉をラーメンスープで煮込んでいるため味に深みが出ていることを売りとしている。常連客も多いためトッピングをお客毎に合わせて提供している。
吉法丸 (きっぽうまる)
藤咲家で飼っている猫。額に三日月のマークがついている。猫好きの京が吉法丸に会いに来たときはあまり撫でさせることを許さないが、いざ帰ろうとすると膝に乗っかりお腹を見せて甘えるなどのあざとさを見せる。
『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
桜井京 「先約があったなら しょうがないっすもんね」
ある日、お迎えが遅い園児のきうちゃんと京が保育園で遊んでいると母親が迎えに来た。なんとその母親は京の中学の先輩だった。偶然の再会に話が盛り上がりながら仕事を終えた梅ちゃん、宮ちゃんと帰っていると、母親は「せっかくだからこのままウチに来てダンナ(京の同級生)にも会っていきなよ、先生方もどうですか」と提案する。しかし梅ちゃんは用事があったため別れることになる。その後、「元気ないね」と京にきうちゃんの母親が問うと、京は「先約があったなら しょうがないっすもんね」と残念な気持ちを表す。この頃すでに梅ちゃんは京に好意を持っていたが、京は梅ちゃんのことを知り合い程度にしか認識していないだろうと宮ちゃんも梅ちゃん自身も思っていたので、近くで聞いていた宮ちゃんは思ったより両想いの可能性があることに驚き声を失ってしまう。この出来事をきっかけに2人の関係が近づいていく重要なシーンである。
梅ちゃん 「それも含めて好きになったんです」
梅ちゃんがショッピングモールで宮ちゃんと買い物をしていると、京のお母さんと遭遇する。フレンドリーなお母さんは京からいつも話は聞いていると言い、そのまま梅ちゃんをお茶に誘う。いつも京にはお世話になっていると嬉しそうに話す梅ちゃんを見て、お母さんはすぐに息子への気持ちを察する。すると突然お母さんが「京だけはやめておきな」と言う。いきなりの発言に驚く梅ちゃんをおいてお母さんは続ける。梅ちゃんにとって京は特別なのだろうけど、京にとってはみんな平等に特別だ。好きな人に自分を特別に思ってもらえないのは辛いこと、京は良くても梅ちゃんがその犠牲になる必要はないと、梅ちゃんを思ってのことだった。それを聞いて梅ちゃんは大きく息を吐き安堵の表情を見せる。今度はお母さんが驚く中、「何を言われるかと思ったらそんなことですか、安心してください、それも含めて好きになったんです」としっかりと自分の思いを伝える。普段告白することには弱腰な梅ちゃんが、お母さんの忠告に全くひるまずはっきりと京への好意を宣言するシーン。
『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
単行本で大量に追加された描き下ろしエピソード
連載はガンガンpixivでされておりエピソードは公開されているが、単行本1巻では約60ページの描き下ろしエピソードがあり、最終巻まで毎回大量の描き下ろしエピソードが追加されている。
桜井京のモデルは作者の経験
桜井京のモデルとなる人物はいないが、親切な性格という設定は作者が困っている際に実際に見ず知らずの人々から手を差し伸べられた経験が由来している。
その経験の中には雨宿りをしている際に、ヤンキーカップルから傘をもらったこともあるとのこと。
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目次 - Contents
- 『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』の概要
- 『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』のあらすじ・ストーリー
- 梅ちゃんとの出会い
- 台風の中、まさかのお泊り
- 突然の転勤に京の気持ちは
- 『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』の登場人物・キャラクター
- 桜井京(さくらい きょう)
- 梅ちゃん(うめちゃん)
- 桜井涼(さくらい りょう)
- 藤咲夏生(ふじさき なつき)
- 藤咲・兄(ふじさき・あに)
- 宮ちゃん(みやちゃん)
- 海成くん(かいせいくん)
- 赤松・姉(あかまつ・あね)
- 赤松・妹(あかまつ・いもうと)
- 橘大地(たちばな だいち)
- 橘由季(たちばな ゆき)
- きうちゃん
- たっくん
- たっくんの母
- たっくんの父
- 『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』の用語
- 川ちゃんラーメン
- 吉法丸 (きっぽうまる)
- 『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 桜井京 「先約があったなら しょうがないっすもんね」
- 梅ちゃん 「それも含めて好きになったんです」
- 『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 単行本で大量に追加された描き下ろしエピソード
- 桜井京のモデルは作者の経験
- 京と梅ちゃんの出会いは中学時代