通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『通りがかりにワンポイントアドバイスするタイプのヤンキー』とは2018年よりおつじが『ガンガンpixiv』で連載していた漫画で、見た目ヤンキーな桜井京と町の人々との日常を描くハートフルストーリーである。町で誰かが困っているとどこにでも現れる桜井。見た目とは裏腹に世話焼きであり豊富な豆知識で問題を解決して去っていく。
豆知識を披露しながら人を親切に助けていく心温まる物語。ハイスペック桜井の喧嘩しない系ハートフルヤンキー漫画であり、Twitterやpixivで厚い支持を受ける。

藤咲夏生の兄。多忙なサラリーマンながら、昔から両親は仕事で忙しかったので妹の面倒は兄が見ている。妹が幼稚園の時から迎えに行っており、高校生になっても塾へ迎えに行っている。ある日妹を迎えに行った際に京と知り合う。最初は京と妹の関係を心配していたが、京に労われたことで一気に打ち解け、友達となる。京の親戚が経営する「川ちゃんラーメン」の常連になり、のちに常連客である梅ちゃんとも友達となった。ふだんはおちゃらけていて、味の好みは子供舌であり友達で集まって遊ぶことが大好きだが、実は人の感情に敏感で、梅ちゃんが恋をしていることにすぐ気づく。友人同士が恋人になることによって自分と疎遠になってしまわないか心配したこともあったが、それ以上に2人の幸せを願いそれとなくフォローして恋を応援している。

宮ちゃん(みやちゃん)

保育園で働く女性で、長い黒髪をポニーテールにしている。明るく快活な性格で、子供たちとも仲がいい。園内では「宮ちゃん先生」のあだ名で呼ばれる。同僚の梅ちゃん先生の恋の話を親密に聞き、時にはアドバイスしながら応援している。保育園の責任者であるため梅ちゃんが京と出かけられるように休みなどを融通してくれたりする。家は保育園のすぐ裏にあるため、保育園には家から通っている。

海成くん(かいせいくん)

ファミリーレストランでアルバイトをしている青年。大学の課題で忙しい中、アルバイトをしてお金を稼いでいる苦学生。眼鏡をかけた気弱そうな外見をしており、性格も繊細。細かいことにすぐ気持ちが左右されると自覚しており、忙しい時間帯でイラつく店長に怒鳴られしまい気持ちがへこむなか、お客として来た京に気遣ってもらったことで少し前向きになる。繊細な性格をしているだけあって仕事は非常に丁寧で、ぜんざいなどデザートの盛り付けが上手。しかしその後、学業が忙しくなりアルバイトに入れる日数が減ることを店長に伝えたところクビにされる。今後の学費をどうするか悩んでいたところに京が現れ、クビになったことを相談すると「川ちゃんラーメンで働かないか」と誘われ、無事に働き口を見つける。

赤松・姉(あかまつ・あね)

藤咲夏生の友人。サッカーで活躍する妹が自慢であり普段は仲がいいが、妹が練習よりも家事を優先しようとすると「私がやるからあんたは練習してなさい」と意見が対立して喧嘩することもある。

赤松・妹(あかまつ・いもうと)

長い黒髪で肌を日焼けさせた女子中学生。一人称が「俺」であり、サッカー部では男子に混じって活動しているのでよく男子に間違われる。仲間思いの少女で、初めて京と会った時は「サッカー部の仲間に絡んでいるヤンキー」だと思って恐がりながらも助けに入っている。しかし実は蜂に驚き大声を出してしまいそうな仲間の口を京が塞いでいただけであったため、自分の勘違いであると気付き恥ずかしさからその場を走り逃げてしまう。その後、練習で足を捻挫して帰宅中に悪化し帰れずに困っているところを、京に助けてもらい仲良くなる。

橘大地(たちばな だいち)

きうちゃんの父親で、由季の夫。黒い髪を切りそろえたサラリーマンだが、学生時代はしょっちゅうケンカしているヤンキーだったため体格がよく、目つきが鋭い。京とは中学時代からの友人で、口では厳しいことを言いつつ世話焼きな京を嫌っているが、誰にでも親切過ぎる彼のことを友人としていつも心配している。

橘由季(たちばな ゆき)

きうちゃんの母親で、大地の妻。中学時代は京や大地の先輩であり、「女帝」の名で恐れられナンパしてきた不良集団を病院送りにするほどの猛者。しばらく京とは会っていなかったが、娘のきうちゃんが通う保育園で再会して以来、夫の大地含め家族ぐるみで交流を持つようになる。

きうちゃん

大地と由季の娘で、引っ込み思案な性格をしている。両親が共働きのため夜遅くまで保育園に預けられており、内心さびしいと思っているが母に心配をかけないように気持ちを表に出さない優しい子供。周りに遠慮する子だったが、京が自分の寂しさに気付いてくれたことにより少しづつ自分の気持ちを伝えられるようになっていく。

たっくん

Nico93908
Nico93908
@Nico93908

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