地獄銭湯(The Bathhouse)のネタバレ解説・考察まとめ

『地獄銭湯(The Bathhouse)』とは、2022年にChilla's ArtからSteamでリリースされた和風ホラーゲーム。辺鄙な村にある銭湯を舞台に、日々遭遇する不可解な出来事に巻き込まれながら、”ある儀式”の真相を明らかにする。田舎の日常の隙間に垣間見る背筋の凍るような非日常を体験でき、一人称視点で進行するゲームシステムがさらにその恐怖を助長させる。

洗濯した綺麗なタオル。

火ばさみ

ボイラー室の窯の近くに置いてあった。

ボイラー室の鍵

ボイラー室の立ち入り禁止のドアを開ける小さなカギ。

ボルトカッター

銭湯の地下室にある石台の横に立てかけてあった。

『地獄銭湯(The Bathhouse)』の用語

銭湯

田舎町にある古びた銭湯。
経営者は大家で、度々銭湯仕事をしてくれる若い女性を募集している。
内部は番台を挟んで男湯と女湯に分かれており、それぞれ脱衣所を経由し浴室に入る。浴室にはシャワー台が並び、浴槽も4か所、サウナ室も1室設けられている。また、男湯の浴室からボイラー室へ行くことができ、そこには洗濯機が1台とお湯を沸かすための窯が4炉設置されている。昔ながらの銭湯なので、お湯は薪で沸かす。

産女(うぶめ)

日本の妖怪。
産褥でしんだ妊婦の妖怪で、血に染まった腰巻をまとい、抱いている赤ん坊を人に抱かせようとする。また、赤ん坊を攫うなどのさまざまな伝承が各地に残る。「姑獲鳥」の表記もある。
道の辻(つじ)などに現れ通行人に赤子を預ける。赤子は徐々に重くなるが耐えていると、帰ってきた産女は礼に大力や財産を授けて去る、という伝説がある。

『地獄銭湯(The Bathhouse)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

兄弟二人三脚でゲーム制作をしているChilla's Art(チラズアート)

Chilla's Artのロゴ。

本作は、日本のインディーズゲーム制作チーム「Chilla's Art」が開発・販売をしている。法人名は、Chilla's Art合同会社。
兄弟2人によるチームであり、モデリング等の3D関連の作業を兄が担当し、プログラミングを弟が担当している。外国人と間違われることもあるが、アメリカ育ちで日本在住の日本人である。
Chilla's Artという名前は、チンチラ(Chinchilla)から取ったもの。
早稲田文学編集室刊「早稲田文学」2021年秋号にChilla's Art名義で、「Chilla's Artにとってのキーゲーム」と題されたコラムが掲載された。

考察が捗るストーリー構成

扉の向こうにいる白い影は一体何なのか。

本作は、ストーリーにおいて明確に説明されていないことも存在する。
「産女=犬窪桜子だったのか」や「そもそも産女は不完全体だったのではないか」など、不明確だからこそ様々な考察がプレイヤーの間でされている。
本作をプレイ後に各プレイヤーの考察を見てみるのも、また違った楽しみ方ができる。

michio821y3
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@michio821y3

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