カッコウの許嫁(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『カッコウの許嫁』とは2020年より吉河美希が『週刊少年マガジン』で連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。貧乏なヤンキー家庭で育った海野凪(うみの なぎ)は、自分が別の家の子供であることを知ることになる。一方、裕福な家庭で育ったおバカなお嬢様・天野エリカ(あまの えりか)は許嫁問題で頭を悩ませていた。そんな何もかも対照的な2人が偶然出会い仲良くなる。しかしこの2人こそ取り違え子であり許嫁同士だったのである。そんな凪とエリカの恋愛模様を描いたラブコメ作品である。

あいが作詞作曲して世間に出した曲。あいを代表するような曲で、日本で大ブームを引き起こした。
瀬川ひろも大好きな曲。

M-1

目黒川ー1の略称。目黒川高校に50年以上続く恒例行事であり文化祭のメインイベントと言われる演目。制限時間3分の中で自由にパフォーマンスを行い生徒投票によって優勝が決定する。コンビを組んだ2人は将来結ばれるという伝説がまことしやかに囁かれている。

『カッコウの許嫁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

天野エリカ「1位だろうが13位だろうが関係ない!!凪くんの価値なんて変わらないよ!!!」

今まで1位か2位しか取ってこなかった凪が初めてテストで13位という結果を出してしまう。その結果を受けて、「1位じゃない俺なんてゴミだろ」と自責する凪に対してエリカが述べた言葉が「1位だろうが13位だろうが関係ない!!凪くんの価値なんて変わらないよ!!!」である。人の価値はテストや仕事の結果では決まらないということを秀逸に表現していると言える。

天野エリカ「気がついたら動き出しているような人がいる それって素敵なことだと思うよ…!」

勉強合宿の最中、妹のサチが入院したことを聞いてとっさに帰ってしまった凪。後から帰ってきたエリカにシスコンと馬鹿にされるかと思いきや、「気がついたら動き出しているような人がいる それって素敵なことだと思うよ…!」と言われる。予想しなかった言葉に凪も困惑する。

海野美奈子「そもそも親がとやかく言う必要ないのよね。2人が幸せならそれがいちばんじゃん…ってサ!!」

改めてエリカと凪の許嫁の話題になった際に、エリカの実母で凪の義母である奈美恵が述べた言葉が「そもそも親がとやかく言う必要ないのよね。2人が幸せならそれがいちばんじゃん…ってサ!!」である。親が子供を思う気持ちが垣間見えた瞬間である。

海野凪「運命とは自ら切り開くものだ!!!!」

瀬川ひろが許嫁と会うと聞いた凪が自分自身に問いかけた言葉が「運命とは自ら切り開くものだ!!!!」である。今から親のもとにいる瀬川ひろを連れ去るという大胆な行動を正当化し自分自身を奮い立たせようとする言葉でもある。

瀬川ひろ「主役は私…!!!」

ヒロインの1人である、あいに彼女のストーリーのモブ役として使われたと感じていた瀬川ひろが凪に述べた言葉が「主役は私…!!!」である。これからは、誰かのストーリーのモブ役になるのではなく、運命に立ち向かって主役になってみせるという決意表明の言葉でもあった。

瀬川ひろ「負け続けたって最後に勝てば勝ちなんだから!」

絶対に瀬川ひろと凪をくっつけたくない瀬川あさみに、寺用のパンフレット写真を2人で撮ることを頼むも、断られ続けてしまう。そうして肩を落とす凪に瀬川ひろが述べた言葉が「負け続けたって最後に勝てば勝ちなんだから!」である。人生にも通ずる考え方と言える。

天野宗一郎「人生という長い航路のためには準備も必要だ。勢いだけで冒険することがいかに愚かであるか。石橋を叩いて渡るくらいで丁度いいものさ」

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@r34skylineturbo3

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