ワンダーランド(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワンダーランド』とは、石川優吾により2015年10号から『ビッグコミックスペリオール』で連載が開始された、取り囲む全てのものが巨大化して襲いかかる恐怖の世界を描いた、SFダークファンタジー作品である。女子高生のゆっこが目を覚ますと身体が小さくなっていた。彼女を含む多くの人々が小さくなってしまったのは何故なのか、そしてゆっこが出会った謎の美少女アリスは何者なのか。謎だらけのなかたくましく生き抜くゆっことアリスの友情と、突如巻き起こったSFサバイバルの世界観を同時に楽しめる魅力的な作品である。

滝「なぜ神の力を与えられた子供たちが、こんな苦しみを受けなくてはならないんだ!」

念動力を使う双子の少年との戦いでオスプレイを2機も飛ばし続けていたショウは一気に年老いていった。ショウは滝に「パパ…、ごめんね。力の強いぼくがレベッカとクリスを守らなきゃならないから…」と言う。2人を守るためずっと眠らなかったショウだったが、「ごめんパパ…、ぼくもう眠るよ…」と言い眠りにつきみるみるうちに年老いていった。その姿を見た滝は「なぜ神の力を与えられた子供たちが、こんな苦しみを受けなくてはならないんだ!」と涙を流す。

アリス「最後に残っている武器を消さなければなりません」

日本へ向かってきているミサイルをアリスの力を使って消そうとする自衛隊だがアリスは拒否する。ゆっこを人質に取られ、選択を迫られるアリスはミサイルや兵器、人を殺す道具全てを消していた。しかしアリスは「本当に消さなければいけないのは人間」と言う。「でもゆっこさん消すなんてできません。だから人間全部小さくしました」と言うアリス。そしてどんどん小さくなっていくアリスはゆっこに「最後に残っている武器を消さなければなりません」と言い消えてしまう。

再会したゆっことアリスが自衛隊に追い詰められるシーン

アリスと再会したゆっこは街中を逃げるが、ヨシフに居場所を突き止められ、自衛隊や麻宮に囲まれる。
銃を向けられ、逃げ場を失ったゆっこはアリスに「守ってあげられなくてごめんね、私、なにもしてあげられなかった」と言う。
アリスは「ゆっこサン、アリガトウ」と答え、2人はそれぞれ自衛隊によって保護される。

長い眠りから覚めたアリスの髪をゆっこが切るシーン

自衛隊から逃げるため巨大化し、膨大な能力を使ったアリスが長い眠りから覚めた時、爪も髪も伸びていた。
その髪を切るゆっこにアリスは「21メートル伸びたことあります」と言う。驚くゆっこだが、アリスは21メートルはラプンツェルの髪の長さだと笑う。
ゆっこはすぐ信じるがそこがゆっこの良いところだと言う。「アリスのことを全部信じてくれる」とゆっこの手を握る。

『ワンダーランド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『ワンダーランド』の世界をカラー動画で再現したPVがある

戦慄のダークファンタジー『ワンダーランド』PV

2015年10号から『ビッグコミックスペリオール』で連載が開始された、漫画『ワンダーランド』の世界をカラー動画で表現したPV。
野良猫や襲いかかるカラスの群れ、アリスの秘めた能力など、手に汗握るシーンが動画で再現されている。

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