蒼く染めろ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『蒼く染めろ』とは2021年9月19日より桜井ミヤトが『マガジンポケット』にて連載を開始したサッカーをテーマにしたスポーツ漫画。物語の主人公は努力をしているのに結果が実らない落ちこぼれ、飛高蒼士(ひだかそうし)という高校1年生。彼はスペインの下部組織でプレーし、なんでも器用にこなしてしまう天才の兄、飛高紅也(ひだかこうや)に劣等感を感じ、サッカーをやめようと決意する。一度はサッカーをやめようとしたが、なんだかんだサッカーが好きで諦めの悪い蒼士が高校で再びサッカーを始め、成長していく様子を描く。

パスのことを全く理解していない蒼士(下)に対して、仙道(上)が厳しい一言を浴びせる場面

このセリフは3軍で行われた4時間にも及ぶパス練習の後に仙道が蒼士に向かって言ったセリフ。毎日9999回パスを行っていた仙道に追いつくため、早いパスをしようとする蒼士。しかしパスのコントロールが定まらなくなり、パスの回数が激減してしまう。それを見かねた仙道が蒼士に対して「パス練ってのはパスだけのものじゃねぇんだよ」と言った。普段は厳しい仙道だが、成長意欲があり、目の前の課題を必死にこなそうとする蒼士に対して厳しい口調ながらも課題をクリアするヒントを与えていく。とにかくうまくなるために必死に練習していた昔の自分に重ね合わせ、不器用ながら必死に指導する仙道の想いを感じられる場面。

『蒼く染めろ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

学生時代に描いた漫画の総数は50作

『蒼く染めろ』作者、桜井ミヤトはインタビューにて、『シャーマンキング』や『ジョジョの奇妙な冒険』などの長編もののバトル漫画にはまり、学生時代に自身で長編のバトル漫画を50作描き起こしていたことを語った。

紅也と蒼士は作者自身の理想と現実

インタビューにて、紅也と蒼士のプレースタイルをどのように決めたのかを尋ねられた時に「あの2人は理想と現実です。蒼士は、サッカー部時代の自分を投影しています」と語った。当時の自分がこうなりたいなと思って描かれたのが紅也であり、当時の自分がこうだったと思って描かれたのが、蒼士。漫画が進んでいくうちに蒼士が成長していき、だんだん過去の自分の投影とはかけ離れていったことも語っていた。

仙道は作者が中学時代から描かれていた

翔凌高校の紅白戦で後半から出場する仙道

『蒼く染めろ』に登場し、3軍キャプテンである仙道は作者が中学生時代から描いてきたサッカー漫画に登場していた人物。「髪を結んでいる天才タイプで、背番号は10番」というのが最初に描かれていた時の設定。『蒼く染めろ』の連載を開始する時に「怪我が原因で3軍」「前髪で目が隠れている」という設定が追加された。

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