Dio(ディオ)の徹底解説まとめ

Dio(ディオ)とは、1982年に結成されたアメリカのヘヴィメタル・バンド。HR/HMバンド「Rainbow」や「Black Sabbath」のボーカリストとして名を馳せた、ロニー・ジェイムス・ディオが主宰するバンドで、1980年代に英米で発生したヘヴィメタル・ムーヴメントを牽引する存在として伝説的な地位を築いた。1983年にリリースされたデビューアルバム『Holy Diver』は、ヘヴィメタルの金字塔として不動の人気を誇っている。

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Rainbow In The Dark

暗闇の中で暴れ出すかのようなヴォーカルと、キラキラした切なさが同時に走る、随一の名刺曲にして異色曲。

Holy Diver

無駄な動きを一切排したミドルテンポの威圧感、そしてロニーの声が持つ説得力で、ヘヴィメタルというジャンルの荘厳さを完成させてしまった代表曲。彼らの中でも随一の象徴的なナンバーとして、長きにわたる人気を誇っている。

Last In Line

勇ましさと不穏さが同居する、彼らの世界観そのものを表すかのような名曲。天へ昇るようなサビのテンションと、地の底を覗いてくるようなダークな歌詞のギャップが印象的だ。

Rock ’n’ Roll Children

迷える若者の孤独をまるごと抱きしめるような一曲。ロックは「逃げ場」ではなく「帰る場所」と説得するような力強さと温かさを伝えてくれる名曲だ。

King of Rock n' Roll

疾走感と高揚感がある楽曲。気づくと首を振ってしまうような熱さがあり、ライブでも大人気の1曲だ。

I Could Have Been a Dreamer

後悔と未来への不安、それでも前へ進もうとする強さが同居した、Dio流の「胸に刺さるポップ」を感じる一曲。ロニーの力強い歌声が印象的だ。

Dio(ディオ)の名言・発言

ロニー・ジェームス・ディオ「アルバムが発売されたら作品は私の手を離れ、ファンのものだ。どう評価するかは、ファンに委ねられる。」

度重なるメンバー交代や、時代の変遷で苦労を重ねたバンドとして知られるDioだが、常に試行錯誤を重ね、新たな音楽性に適応する努力を諦めることはなかった。
そんなバンドを引っ張る立場にあったロニー・ジェイムス・ディオの残した言葉に「アルバムが発売されたら作品は私の手を離れ、ファンのものだ。どう評価するかは、ファンに委ねられる。」というものがある。試行錯誤し、苦労の末に生み出したアルバムの良し悪しは全てファンに委ねるという発言だが、常にリスナーの反応に気を配り、それを新たな世界を開く足掛かりにしてきた彼らしい、誠実な信念のこもった言葉といえる。

Dio(ディオ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「メロイックサイン」を普及させたのはロニー・ジェイムス・ディオ

ディオによるメロイックサイン。メタル好きなら一度は絶対に見たことがあるポーズだ。

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