Current Swell(カレント・スウェル)の徹底解説まとめ

Current Swell(カレント・スウェル)は、2004年にカナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアで結成されたインディーロック/フォークロックバンド。2015年に映画『unReal』のテーマソングを手掛けたことで話題となった。温かくソウルフルなボーカルと、アコースティックなサウンドを基調とした、海や森を彷彿とさせるような、どこか懐かしさを感じるメロディが世界中で人気を博している。

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Current Swell(カレント・スウェル)の概要

Current Swell(カレント・スウェル)は、2004年にカナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアで結成されたインディーロック/フォークロックバンド。アコースティックギターを軸にしたロックサウンドに、ブルースやレゲエ、フォークの要素をブレンドし、海や山や森を彷彿とさせる「オーガニックサウンド」の名手として名を馳せている。カナダの極寒を思い起こさせるようなものもあれば、草原を走っているかのような曲もあり、自然の美しさを非常に水準の高い演奏技術で感じることができる。2005年に1stアルバム『So I Say』をリリースしてデビューすると同時に、ブリティッシュ・コロンビア発の「アツいバンド」として注目を浴びるようになる。 その後2005年から2006年初めにかけて、バリからオーストラリアへと海外ツアーを行い、息の合った演奏と、オーディエンスを巻き込むような親密な雰囲気を持ったライブパフォーマンスで、着実に世界中のファンを増やしていった。
2007年の春には大人気サーフ・ルーツ・レゲエバンドである、 Beautiful Girlsのカナダツアーの前座に抜擢されてツアーに帯同し、2015年に映画『unReal』のテーマソングを手掛けたことでも話題となった。

Current Swell(カレント・スウェル)の活動経歴

ジャムセッションをきっかけに結成

スコット・スタントン(ボーカル、ギター)とデイヴ・ラング(ギター、ボーカル)を中心に、友人たちが集まってジャムセッションをしたり、曲を書いて過ごしていたことをきっかけとし、2005年に結成。
結成当初の彼らは、裏庭やビーチなど、場所を選ばずあちこちに赴いて演奏することでファンベースを築いていった。オーセンティックなサウンドと、フォークやルーツロックを基盤としたアップビートな音楽で人々の心を掴み、熱心なファンを獲得していくようになる。

世界デビュー

2005年にデビューを果たした彼らは、1stアルバム『So I Say』をリリース。2007年には2ndアルバム『Trust Us Now』、2009年には3rdアルバム『Protect Your Own』と、精力的なアルバム制作を行う。特に『Protect Your Own』に収録されている楽曲「Young and Able」はYouTubeで大きく再生数を伸ばし、その名が広く知れ渡る契機となった。
2011年には、バンクーバーで行われた音楽コンテスト「Peak Performance Project」で優勝し、賞金を獲得。ますます音楽ファンの間で知名度を高める。自身初のワールドリリースとなった、2012年リリースのアルバム『Long Time Ago』を引っ提げ、ヨーロッパやオーストラリアでのフェスティバル出演を含むツアーを行うなど、母国であるカナダを飛び出し、活動は世界規模へと広がっていった。

世界規模での活発なライブ活動

2014年に『Ulysses』、2017年には『When to Talk and When to Listen』、2019年には『Buffalo』とコンスタントにアルバムをリリースし続けた彼らは、北米、南米、ヨーロッパ、オーストラリアなど、4大陸でツアーを行う。それに伴い、ストリーミング再生での人気も高まり、数百万回の再生数を記録するなど、世界中でファンを増やし続ける。2015年には、アルバム『Ulysses』の収録楽曲である「Rollin'」が、映画『unReal』のテーマソングに起用されたことでも話題を呼んだ。
さらに、キングス・オブ・レオン、トム・ウェイツなどを手掛けるグラミー賞受賞プロデューサーのジャクワイア・キングとともに音源の制作を行うなど、その音楽性への評価はますます高まっている。

Current Swell(カレント・スウェル)のメンバー

現メンバー

スコット・スタントン(Scott Stanton)

リードボーカル、ギターを担当する、オリジナルメンバーの一人。結成以来楽曲制作の中心を担っている。ソウルフルで温かみのある、特徴的なボーカルで人気を博している。

デイヴ・ラング(Dave Lang)

ギター、ボーカルを担当。ハーモニカを演奏することもある。オリジナルメンバーの一人で、主要なソングライティングを手掛ける。

ルイズ・サダヴァ(Louis Sadava)

ベース、ボーカルを担当。活動初期から在籍しており、2009年に子供が誕生したことを機に一度「育児休暇」のためバンドを離れるが、2017年に復帰した。

マーカス・マンハス(Marcus Manhas)

ドラムを担当。前任のクリス・ピーターセンの脱退を機に加入した。

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