おじさまと猫(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『おじさまと猫』とは2017年6月12日に桜井海より自身のTwitterアカウントに公開された漫画であり、スクウェア・エニックスとpixivの話部コミック配信サイト『ガンガンpixiv』及び『月刊少年ガンガン』にて連載中の漫画作品。2021年1月からテレビ東京系『ドラマパラビ』でドラマ化。ペットショップで売れ残っていた一匹の猫とおじさま・神田冬樹(かんだ ふゆき)との出会いから始まる物語は、大人から子供まで楽しめるヒューマンドラマである。
冬樹の妻。冬樹のコンサート中に倒れ、他界している。猫好きでふくまるを飼うきっかけを作った人物。冬樹とは正反対の明るく前向きな性格をしている。
神田空子(かんだ そらこ)
冬樹と鈴音の娘で、星鳴の姉。幼少期から虫が大好きで、いつも虫を連れている。新種の虫を見つけるために海外へ飛びたった。
神田星鳴(かんだ ほしなり)
冬樹と鈴音の息子で、空子の弟。冬樹にそっくりのイケメン。虫や猫が苦手で、空子曰く「家族にだけ態度がでかい」と言われる。人の目を見て話せない極度の人見知りである。
「KIRA」という芸名で作曲家として活躍しているが、顔出しはしていない。
小林夏人(こばやし なつひと/演:升毅)
神田と40年以上の付き合いとなる親友。神田とは正反対の性格で、ふくまるからは「騒がしい・声が大きい・しつこい・べたべた触る・男くさい・なんか気に入らない」と嫌われてる。大雑把だが面倒見がよく、神田やふくまるのことをいつも気にかけている。
柴犬の「茶子(ちゃこ)」を溺愛する犬派で、初めてふくまるの写真を神田から見せられたとき思わず「なんだこのブサ猫は、犬を飼え」と茶化したメールを送ってしまう。
また、「小林」は旧姓で現在は「高御堂(たかみどう)」という妻の苗字であり、妻を「ミヨちゃん」と呼び溺愛している。
森山良春(もりやま よしはる/演:小関裕太)
神田の職場である音楽教室のギター講師。バンドマンになって有名になることが夢でライブ活動をしているが、いつどこでライブをしているのかは職場では秘密にしている。神田がピアニストであることを知らず、その人柄に惹かれとても慕っている。ある日神田を日比野のコンサートに誘ったことがきっかけで神田も世界的に有名なピアニストであることを知った。神田のトラウマによる発作を目の当たりにし、コンサートへ誘ったことを後悔するも、神田からの「また誘ってほしい」という言葉により今度は自身のライブに招待した。
幼少期はピアノを弾いていたが、弟・雅人の才能を見て挫折し、雅人とも距離ができてしまう。だが雅人が神田の熱烈なファンであり、神田を通じて再び関係を修復していく。
佐藤もみじ(さとう もみじ/演:武田玲奈)
ふくまるのいたペットショップの店員。心を閉ざしていくふくまるを見てとても心配し、自分で飼おうとするも先輩からきりがないからやめろと止められる。神田がふくまるを気にいり迎えるか悩んでいるのを見て、店員として言ってはいけないとわかりつつも「大切にしてあげてください」と神田に伝える。その後も神田に何度もアドバイスをしている。動物が好きすぎるあまり、商品を押し売りのごとく進めてくる。
獣医になるのが夢で、アルバイトを4つ掛け持ちするほどの体力の持ち主。周りから格闘家や営業に向いていると言われ、日比野からは小林と同じ「ゴリラ」並みの体力と言われている。
日比野 奏(ひびの かなで/演:平山浩行)
国内外で有名なピアニスト。幼少期から神田に憧れライバル視していたが、神田に近づくごとに才能と技術の差に悩んできた。神田のことを「神様の最高傑作」と評価する半面、嫉妬と憎しみにも似た感情を抱いていた。神田がいなくなって以来落ち着いていたが、自身のコンサートに来ていた神田を見つけ、神田への憎しみを思い出してしまう。
その後突然母親から猫・マリンを強引に押し付けられてしまう。だがマリンをきっかけに神田と再会し、思いがけず交流が深まっていく。
ピアノ以外にギターも弾いており、神田のいない世界にいきたい・モテたいという理由でバンドの助っ人ギタリストとしてライブステージに立っている。ライブステージで再び神田と再会してしまい、以前見に来ていたピアノのコンサートを途中退席したことを責めてしまう。神田から退席した理由を聞き、自分がいかに幼い考えを持っていたかを反省し、神田との仲たがいを修復していく。
森山良春の弟・雅人の師であり、超スパルタ指導と言われているが、雅人曰く、教え方もうまいし技術も神田の次にいいと言われている。
母子家庭で自由奔放で自分勝手な母に育てられたため、少しひねくれた性格をしているが、神田達と交流していく中で母親から植え付けられた価値観を少しずつ捨てていく決意をした。
マリン
CV:松本穂香
エキゾチックショートヘアのメスで、日比野に飼われている。元は日比野の母が飼っていたのだが、母の引っ越し先がペット禁止の為、強引に押し付けられる形で日比野の元へ来た。神田からふくまるに似ているという理由でふくまると対面し、実際に姉弟であることがわかった。日比野を「おとうさん」と呼びとても懐いていて、彼曰く犬のように後を付いてまわったりする。日比野が可愛がるあまり欲しがるままご飯をもらい、マルンマルン体系になったことがある。
ママさん
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『おじさまと猫』の概要
- 『おじさまと猫』のあらすじ・ストーリー
- おじさまとふくまるの日常編
- 独りぼっちのおじさま
- おじさま初めてのお買い物
- おじさまの報告
- トラウマのコンサート編
- ふくまる脱走編
- 『おじさまと猫』の登場人物・キャラクター
- 神田冬樹(かんだ ふゆき/演:草刈正雄)
- ふくまる
- 神田鈴音(かんだ すずね)
- 神田空子(かんだ そらこ)
- 神田星鳴(かんだ ほしなり)
- 小林夏人(こばやし なつひと/演:升毅)
- 森山良春(もりやま よしはる/演:小関裕太)
- 佐藤もみじ(さとう もみじ/演:武田玲奈)
- 日比野 奏(ひびの かなで/演:平山浩行)
- マリン
- ママさん
- ジョフロワ・ランベール
- 森山雅人(もりやま まさと)
- 『おじさまと猫』の用語
- スーパーミラクルカリカリ
- 黒いの
- 甘噛み
- 『おじさまと猫』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 神田冬樹「私が欲しくなったのです」
- 神田冬樹「本当だね 毎日が嬉しいことばかりだ」
- 小林夏人「嫌われるのはそれからだ」
- 佐藤もみじ「私は捜しますよ 断られたって 一人だって」
- 『おじさまと猫』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 明らかにされない可能性があった「高御堂」という苗字
- 作者・桜井海の実話をもとにした「ふくまる脱走編」
- 作者・桜井海が捨て猫話を書くために誕生させたキャラクターが「ジョフロワ・ランベール」
- 『おじさまと猫』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):吉澤嘉代子『刺繍』
- ED(エンディング):阿部真央『ふたりで居れば』