おじさまと猫(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『おじさまと猫』とは2017年6月12日に桜井海より自身のTwitterアカウントに公開された漫画であり、スクウェア・エニックスとpixivの話部コミック配信サイト『ガンガンpixiv』及び『月刊少年ガンガン』にて連載中の漫画作品。2021年1月からテレビ東京系『ドラマパラビ』でドラマ化。ペットショップで売れ残っていた一匹の猫とおじさま・神田冬樹(かんだ ふゆき)との出会いから始まる物語は、大人から子供まで楽しめるヒューマンドラマである。
『おじさまと猫』の概要
『おじさまと猫』とは2017年6月12日より桜井海のTwitterに公開されたことがきっかけで人気を博している漫画。その後2018年2月17日よりウェブコミック配信サイト『ガンガンpixiv』での連載が開始。2018年2月22日に単行本第1巻が発売された。2019年3月12日には、『月刊少年ガンガン』への同日販売の4月号から移籍、連載を開始した。2018年、「次に来るマンガ対象2018」のWeb漫画部門にて2位を受賞。2020年、「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」にて2位を受賞している。
作者の桜井海は『おじさまと猫』について、「気分転換に大好きな猫をテーマに描いたものであり、商業作品を全く意識しなかった結果、編集者にボツにされそうな要素だらけの漫画になった」と語っている。2021年1月にテレビ東京系『ドラマパラビ』でテレビドラマ化され、草刈正雄・神木隆之介・小関裕太・武田玲奈・平山浩行・高橋ひとみ・升毅などが出演していて、ふくまる役の神木隆之介は声のみの出演となっている。
ペットショップに売れ残っていた一匹のエキゾチックショートヘア。特徴的な顔立ちと既に成猫となってしまったせいで誰にも見てもらえず、値段が下がっていく日々。そんな時現れた一人の男性・神田冬樹(かんだ ふゆき)に気に入られ、人気の無かった猫を「私が欲しくなったのです」と迎え入れるところから物語は始まる。
「ふくまる」と名付けられた猫と神田の、共に過ごす日常を描いた心温まる作品。
『おじさまと猫』のあらすじ・ストーリー
おじさまとふくまるの日常編
ペットショップで売れ残ってしまったのはもうすぐ1歳になる成猫のエキゾチックショートヘア。つぶれた顔と鼻横のブチ模様が特徴的なのだが、その特徴故に人気が出ず値段も下げられていく日々。人の言葉がわかる猫は毎日かけられる「ぶっさいく」「子猫がいい」という言葉に心を閉ざしていく。猫が諦めたその時、一人の男性から「この猫をください」という声。期待なんかさせないでくれと思う猫に対し、「私が欲しくなったのです」と温かい言葉をかけられる。猫を欲しがったのは神田冬樹という素敵な「おじさま」だった。
独りぼっちのおじさま
「猫を飼わない?」と神田に持ち掛けたのは妻だった。神田の選んだ猫を飼いたいという妻の言葉の通り気に入った猫を迎え入れた神田だが、帰宅した家には神田が一人で住んでいるという。初めて神田の家に来た猫は、今までのペットショップとは違う広い空間に戸惑いゲージから出ることができなかった。家族に「こんな猫いらない」と言われたらどうしようと考える猫に対し、「大丈夫」「ここには私しか住んでいないからね」と声をかける。こんな広い家に独りぼっちで誰も撫でてくれる人がいないという神田に対し、自分の境遇と重ね合わせた猫は「私がいるにゃ…」とすり寄り神田に心を開いていくのだった。
猫に名前を付けようと色々な名前で呼んでみるものの、すっかり神田に懐いた猫はなんと呼ばれても返事をしてしまう。神田になら何と呼ばれてもいい、ハナクソでも構わないと考える猫に対し、名前は大切な贈り物だからと我が子に名付けた時のことを思い出す神田。考えつくした結果、出会えたことが幸せだからと猫に「ふくまる」という名前を付けたのだった。
おじさま初めてのお買い物
初めての猫との生活に何が必要なのかがわからず、ふくまるのいたペットショップを訪ねる神田。相談したのはふくまるを迎えるときに対応してくれたペットショップ店員・佐藤もみじ。可愛がっていたふくまるの為ならばと張り切って神田にアドバイスをするものの、大量に猫グッズを抱えた神田を見て申し訳なさを感じていた。そんなもみじに対し「こんなに楽しい買い物はひさしぶりでした」と、誰かを思い浮かべながらする買い物の楽しさを思い出す神田だった。
帰宅後、購入した猫グッズを並べるもふくまるは商品の入っていたダンボールを気に入ってしまう。ダンボールの中で喜ぶふくまるを見て、神田は忘れていた「思い通りにいかないことの幸せ」を思い出す。
おじさまの報告
神田がふくまるを抱きながら猫を飼い始めたことを誰かに報告していた。とても優しい顔と声で伝える様子を不思議そうに眺めるふくまる。なぜなら神田の目の前には誰もいなかったからだ。神田がふくまるのことを伝えていた相手は、亡き妻の仏壇だった。
神田の優しい顔や声はペットショップで数えきれないくらい見てきた人間ものと同じで、決して自分に向けられることはないと思っていた時のことを思い出していた。「もうずっと一緒にゃ」と歩いている神田についていったふくまるだが、神田が向かった先はふくまるの大嫌いなお風呂だった。驚いて飛び出したふくまるは家具の隙間に入って出てこなくなってしまう。困った神田が取り出したのは事前に購入した猫に関する書籍だったが、そこには「猫は一度怖い思いをすると一生忘れないと言われています」と書かれていて、焦ってしまう。書籍には「怯えている猫に構うと更に嫌われてしまいます」と書かれ、神田は何をすればふくまるが喜んでくれるのか、神田のところに来たことはふくまるにとって幸せだったのかと思い悩む。それでもいつの日か幸せだと思ってほしいと思いながら扉を開けると、扉の前で眠るふくまるがいたのだった。ふくまるのちょっとした行動ひとつで心が温まった神田。その夜見た夢は、妻と子供達と過ごした日常にふくまるも一緒に過ごしているというものだった。
トラウマのコンサート編
ある日神田がこっそりと職場で弾いていたピアノを、職場の同僚である森山良春(もりやま よしはる)が偶然聞いてしまう。良春は弟・雅人(まさと)の影響でピアノが苦手だったが、神田の弾いていたきらきら星の変奏曲にとても感動し大好きになったと言う。「魔法みたいだ」と神田に告げる良春を見て神田は亡き妻を重ねてみていた。喜ぶ神田に対し良春はピアノのコンサートへ一緒に行かないかと誘う。ぜひご一緒させてくださいと言う神田と共に後日コンサートへ向かうが、演奏が始まった途端神田の様子がおかしいことに気づく。思わず手を取り会場を出る良春と神田。具合の悪そうな神田を家へ送り届けた後、良春は職場の音楽教室へ来ていた。良春はそこで初めて「神田はピアニストなのではないか」と気づくが、職場の同僚たちはみんな神田がピアニストであることを知っていたようで、神田の妻が亡くなって6回目のコンサートで倒れたことを聞く。その後表舞台から姿を消したことを聞き、良春は思わず神田の自宅へと向かった。己の無知に気付き激しく後悔した良春はドア越しに神田へ謝罪をする。落ち込む良春に対し神田は「私は嬉しかった」と言葉をかける。また誘ってくださいと言う神田に対し良春は自身のバンドを聴きに来てくれないかと神田を誘う。
ライブへ行くことを了承した神田だったが、また倒れてしまったらと不安になり幼馴染の親友・小林夏人(こばやし なつひと)に助けを求める。神田から初めて頼られたことを喜ぶ小林は、もっと周りを頼れと神田に告げる。
コンサート会場にいられないほどに自身のトラウマが根強いことを知った神田は、音楽教室を辞めたいと職員に告げた。理由は教え子たちのコンサートの際側にいられず悲しませてしまうからというものだった。だが神田が辞めてしまうことの方が子供たちが悲しんでしまうと断られる。それに子供だけでなく私たちだって悲しいと涙する同僚たちに戸惑う神田だったが、小林の「もっと周りを頼れ」という言葉を思い出し考えを改めることにした。
良春との約束を守るためライブの日時を聞いた神田だったが、思いのほか早く開催されることに焦り再び小林へ相談することに。心配する神田に対し、コンサート会場とは雰囲気の違うライブハウスなら大丈夫だという小林は、まずは試してみようと神田を別のライブに誘った。
ライブ当日、不安を抱える神田に対し余裕の表情を浮かべる小林だったが、いざ会場の扉を開けようとしたとき、急に怖くなってしまう。そんな小林に気づいた神田は、大丈夫だと扉を開けた。会場に入ると鳴り響く爆音と歓声に驚き思わず耳を塞いだが、恐る恐る手をどけると、平気な自分に気が付いた。想像以上に騒がしい空間がピアノのコンサート会場とは重ならなかったのかもしれないと神田は憶測した。ライブに行けることを喜んだ神田は、そのまま小林とライブをはしごすることにした。ライブを楽しむ神田の前に現れたギタリストは、同じピアニストである日比野奏(ひびの かなで)の姿だった。
天才ピアニスト神田冬樹のいない世界に行きたくて(+モテたくて)ギターを始めた日比野。助っ人ギタリストとしてライブを楽しんでいた日比野の前に現れたのは、もっとも会いたくない神田だった。神田を忘れるために参加したライブにもかかわらず目の前に現れた神田に対し怒りをあらわにする日比野は、思わず荒々しい演奏をしてしまう。日比野の脳裏に浮かぶのは、自身のコンサートを途中退席する神田と良春の姿だった。演奏後荒ぶった演奏をしてしまったことをメンバーに詫びるが、とても良かったと称賛される。神田からも「痺れました」と称賛されるもののコンサートを途中退席されたことがどうしても許せず感情をぶつけてしまう。神田は演奏をしていた日比野が自身を見ていたことに驚いたが、なぜ退席したのかを日比野に淡々と話すのであった。神田の過去を知り己の幼稚さを知った日比野は、神田に言葉をかけることができなかった。そんな日比野を見て神田は「日比野の飼い猫・マリンにまた会いに行ってもいいか」と尋ねる。あまりに寛大な神田の対応に日比野は「敵わない」と神田に心を開いていくのであった。
ふくまる脱走編
神田がライブに行っている間留守番をしていたふくまるの元に、一匹の黒い猫が現れた。自宅の庭に現れたボロボロの黒猫は、かつてペットショップで隣同士の猫だった。なぜ外にいるのかを尋ねるものの、窓越しでは声も届かず威嚇され逃げて行ってしまった。そのただならぬ様子に何かあったに違いないとふくまるも何とか追いかけようとする。しかし家の中は全て鍵がかけられ出ることはできず、どうしたらいいか考えているところへ神田が帰宅。扉があいた一瞬の隙をついてふくまるは外へ飛び出してしまう。一瞬の出来事で神田もふくまるを止めることができず、追いかけるも見失ってしまう。自身の油断に落胆するも早く見つけなければとすぐに捜索を開始する。近所を探し回っていると、横たわるボロボロの黒猫を見つけた。ぐったりと弱った猫は一刻も早く病院へ連れて行かなければならなかったが、時間が経つほどに見つかる可能性が下がっていくふくまるを見捨てることもできなかった。だが神田は悩んだ末、横たわる黒猫を動物病院へ連れて行った。黒猫は朦朧とした意識の中、神田に抱かれながら自身のご主人のことを思い出していた。
そのころふくまるは迷子になりながらも家に戻ろうと走り回っていた。途中野良猫に追いかけられ高い木の上に追い詰められてしまう。神田が助けに来てくれることを信じ、ふくまるは野良猫に立ち向かうのであった。
黒猫を保護した神田は、黒猫を自宅に連れ帰り再びふくまるを捜索しに出たが、朝まで見つかることはなかった。一人で帰宅する神田を見て、悲しむご主人を重ねた黒猫は神田に寄り添い慰める。その後神田のおかげで黒猫は無事ご主人の元へ帰るのだった。
野良猫に追い詰められたふくまるは、神田への強い思いを胸に果敢に野良猫に立ち向かい勝利するのであった。野良猫が去り際に「黒モジャ猫みたいにいつかボロボロにしてやる」と言い、それが自分の追いかけていた猫だと知る。野良猫から黒モジャ猫は人間に抱えて連れていかれたことを聞き、その人間はきっと神田ではないかと思い、無事に保護されたことに安堵した。あとは帰宅するだけだとふくまるは再び自宅を目指すのであった。
ふくまるの捜索の為ペットショップにポスターを張ってほしいと訪れた神田。店員・佐藤もみじはすぐいなくなったことに気づき、協力を申し出る。申し訳ないと断る神田に対し佐藤は「一人でも探す」とふくまるへの愛情を感じ、神田は協力を頼むことにした。2人では時間がかかるからと、小林・日比野・良春にも協力を頼み近隣の捜索を開始。小林と佐藤の「ゴリラ並みの体力」を目の当たりにした日比野は己の非力さに落胆する。
捜索から8日目、良春のライブの日であったが良春は神田に来なくていいと告げる。約束を果たそうとする神田に、気になってライブがガタガタになるからとふくまるを探し続けるよう神田に告げた。その時、神田の携帯に見知らぬ番号からの着信が入る。ふくまるを見かけたという知らせだった。すぐさま飛び出した神田は電話をくれた人の家に伺い状況を聞くと、30分前に庭の前をふくまるが通り過ぎるのを見たという。近くにいることを知った神田は雨の中ふくまるの名前を呼び続けた。
ふくまるはやせ細りながらも何とか進んでいたが、とうとう足が動かなくなり倒れこんでしまう。そこにふくまるを呼ぶ神田の声が聞こえてきた。何とか神田の元へ行こうと懸命に足を動かすふくまる。最後の力を振り絞り声を上げた先に、待ち望む神田の姿を見つけるのであった。
ふくまるの声に気づき振り向くと、そこには痩せてボロボロになったふくまるの姿があった。すぐ駆け寄り抱きしめる神田。お互いに大好きな気持ちを確認し、再会を喜ぶのであった。
その後病院に連れていかれたふくまるは、大きなけがや病気もなく無事に自宅へ帰ることになった。帰宅後、小林達にもふくまるが見つかったことを報告し、皆喜びと安堵の表情を浮かべた。ふくまるに付いていると思われた神田だったが、これから良春のライブに向かうという。今日くらいふくまるに付いてやれという小林だったが、ふくまるが見つかったのはみんなのおかげだから「ライブに来なくていい」という良春の言葉に甘えたくないと言ってきかなかった。頑固な神田に呆れつつも待っていると告げた小林の元へ向かうため、神田はライブ会場へ走った。
『おじさまと猫』の登場人物・キャラクター
神田冬樹(かんだ ふゆき/演:草刈正雄)
世界的に有名なピアニストだったが、妻の死をきっかけに舞台に立てなくなり活動を休止し、現在は音楽教室で小学生のピアノ講師をしている。端整な顔立ちと物腰の柔らかさから男女問わず彼に魅了される人が多い。職場では「音楽関係者で神田冬樹を知らないなんてアホかバカですよ」と言われるほど一目置かれる存在。ペットショップにいたふくまるに一目惚れをし迎え入れる。ふくまるを大変溺愛していて、とても大切にしている。
真面目で誠実な性格から生活がふくまる最優先になるものの、初めての猫に戸惑い失敗を繰り返したり、つい甘やかしてしまったりと意外な一面を見せる。妻を亡くしてから塞ぎ込んでいた神田だが、ふくまると過ごすうちに元気を取り戻す。ふくまるの影響で猫グッズに目が行くようになるが、小林にダサいと思われるようなTシャツを購入してしまったり、猫種に詳しくなったりと猫中心的な生活に変わってきている。
幼少期は母親から厳しく制限された環境で育てられ、友人も出来ず一人で過ごしていた。犬猫などの動物との触れ合いも禁止され、その影響で動物に触れられなくなる。妻が大の猫好きだったため、子育てが落ち着いたら猫を飼おうと約束していた。猫は神田に選んでほしいという妻との約束を果たすために、ふくまるを迎えることになった。
ふくまる
CV:神木隆之介
つぶれた顔と鼻横のブチ模様が特徴のエキゾチックショートヘアの雄猫。ペットショップで売れ残り心を閉ざしていたが、神田に迎えられ心を開いていく。神田にとても懐いていて、神田のことは「パパさん」と呼んでいる。人の言葉がわかり、猫好きな人を見分けられる。人懐っこい性格だが、声が大きくしつこい小林に対しては唸り声を上げるなど不快感を示す。
5匹兄弟の末っ子で一番小さい身体をしていたが、大食漢に成長し丸々とした体系となった。ペットショップにいるときに可愛がられる子猫を見て、人間は子猫が好きだと思い神田が子猫と触れ合うことを嫌がる。売れ残った記憶のせいか自己肯定感が低く、落ち込むことが多いが神田の愛に触れ自信を取り戻していく。
神田鈴音(かんだ すずね)
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目次 - Contents
- 『おじさまと猫』の概要
- 『おじさまと猫』のあらすじ・ストーリー
- おじさまとふくまるの日常編
- 独りぼっちのおじさま
- おじさま初めてのお買い物
- おじさまの報告
- トラウマのコンサート編
- ふくまる脱走編
- 『おじさまと猫』の登場人物・キャラクター
- 神田冬樹(かんだ ふゆき/演:草刈正雄)
- ふくまる
- 神田鈴音(かんだ すずね)
- 神田空子(かんだ そらこ)
- 神田星鳴(かんだ ほしなり)
- 小林夏人(こばやし なつひと/演:升毅)
- 森山良春(もりやま よしはる/演:小関裕太)
- 佐藤もみじ(さとう もみじ/演:武田玲奈)
- 日比野 奏(ひびの かなで/演:平山浩行)
- マリン
- ママさん
- ジョフロワ・ランベール
- 森山雅人(もりやま まさと)
- 『おじさまと猫』の用語
- スーパーミラクルカリカリ
- 黒いの
- 甘噛み
- 『おじさまと猫』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 神田冬樹「私が欲しくなったのです」
- 神田冬樹「本当だね 毎日が嬉しいことばかりだ」
- 小林夏人「嫌われるのはそれからだ」
- 佐藤もみじ「私は捜しますよ 断られたって 一人だって」
- 『おじさまと猫』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 明らかにされない可能性があった「高御堂」という苗字
- 作者・桜井海の実話をもとにした「ふくまる脱走編」
- 作者・桜井海が捨て猫話を書くために誕生させたキャラクターが「ジョフロワ・ランベール」
- 『おじさまと猫』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):吉澤嘉代子『刺繍』
- ED(エンディング):阿部真央『ふたりで居れば』