保健教師アン・ウニョン(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『保健教師アン・ウニョン』とは韓国のホラーファンタジードラマである。作家チョン・セランの「保健室のアン・ウニョン先生」がNetflixオリジナル作品として映像化され、2020年9月25日より配信されている。人間の欲望から生み出される「ゼリー」が見える保健教師のアン・ウニョン。おもちゃの剣とBB銃で、人間に悪影響を及ぼすゼリーと戦う。ウニョンは、漢文教師のホン・インピョとともにゼリーが引き起こす問題に立ち向かっていく。

あだ名は混乱。ワンスに引っ張られて悪事を企てるが、必ずバレて混乱を招くので、混乱と呼ばれる。

『保健教師アン・ウニョン』の用語

ゼリー

人間の欲望の表れ。人間が作り出すもの。全員に見えるわけではない。ほとんどは人間に害を及ぼす前に消えてなくなる。中には負の感情の蓄積により、有害になるものもある。人間の姿をしていたり、カタツムリの粘液みたいなノリのようだったり、タコのような見た目をしていたりとさまざまな形をしている。

保護膜

ゼリーから身を守る膜。自覚はないが、インピョだけが持っている。ゼリーが見えるものが触ると力を得ることが出来る。

イルグァン消毒

木蓮高校の地下室を管理する消毒会社。一年前に倒産したようで、突然連絡が取れなくなった。

安全な幸福(HSP)

会員は「家族」と呼ばれ、金の指輪を身につけている。マッケンジー、ファン・ガヨンが会員となっている。

『保健教師アン・ウニョン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

おもちゃの銃でゼリーを倒す

怪物のゼリーにとどめを撃つウニョン。

エピソード1から、いつものおもちゃの銃では太刀打ち出来ない強力なゼリーが出現する。地下室の圧池石(アプチソク)をひっくり返したせいで、ゼリーの力が増してしまったためだ。これからは強いゼリーを相手にしなければならない。追い込まれて、ゼリーの口に吸い込まれそうになった時、ウニョンとインピョの手が触れ合う。すると、インピョから力が流れ込んでくる。先ほどまでのダメージを回復したウニョンは、さらに力を込めて、銃を撃つ。ゼリーは見事に散っていった。今後の戦いを想像させる名シーンだ。

ガンソン「傷つかずに軽やかにいけ みんなに愛されながら」

ガンソンが描いた絵。

ウニョンに会いに来たゼリーのガンソン。ウニョンはガンソンを自宅に招く。
ウニョンの自宅で、ガンソンが不意に触ったタブレット端末が反応し、ゼリーでも操作可能なことが判明。それが分かったガンソンは何やらタブレットに描き始める。ポップで可愛らしいウニョンだ。

学生時代、家族が闇社会と繋がっていたガンソンは孤立していた。そんなガンソンに偏見を持たず、他の人と変わりなく接してくれるウニョン。好きな絵を描いていたガンソンに「上手ね」と言ってくれた。ガンソンは嬉しそうに笑うのだ。ガンソンは、暗くておとなしいウニョンを心配するようになった。明るいキャラクターにすれば良いのだ、と提案する。ガンソンはウニョンのためにおもちゃの剣で戦う可愛らしいウニョンを描いて、プレゼントした。「軽やかにいけ。みんなに愛されながら」とガンソンは言う。

そんなウニョンの絵を、ゼリーのガンソンはタブレットに描いたのだ。大人になってもゼリーになっても、ウニョンのことを気にかけていた淡い気持ちが伝わる名シーンだ。

ウニョン「生徒がいないうちに学校を壊しましょう」

圧池石(アプチソク)をひっくり返し、学校を壊したウニョンとインピョ。

ゼリーが見えなくなったウニョンは学校を守るために、「生徒がいないうちに学校を壊しましょう」と言い、インピョとともに真夜中の学校に忍び込む。
「身を投げる人が多かった、気の強い池を治められれば国を動かすことが出来る」という言い伝えを信じて、この場所に学校を建てたことが間違いだったのだ。インピョもウニョンの意見に賛同し、地下室の圧池石(アプチソク)をひっくり返すことにした。固い決意を決めた二人だが、圧池石に触ったことでゼリーが見えるようになってしまい、地下室を飛び出すウニョンと崩壊の始まる地下室に取り残されて怒るインピョ。学校の崩壊の瞬間までコメディのようなリズム感で爽快に進んでいく。

結局、学校は見事に粉々になった。石一つに守られただけの恐ろしい場所だったのだ。これで生徒が犠牲になることはない。
壊れた学校を前にウニョンとインピョは手を繋いで立っている。一連の騒動の元凶が消えていく名シーンだ。

『保健教師アン・ウニョン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ゼリーたちの鮮やかなグラフィック

木蓮高校に大量に現れるゼリーたち。色とりどりで様々な姿形で存在する。
醜い怪物のようなゼリーも、倒してしまうとカラフルなハートのゼリーとなって降ってくることもある。
ポップな映像美は必見。

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