BASTARD!! -暗黒の破壊神-(バスタード)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』とは萩原一至によるダークファンタジー漫画である。過去の戦争で封印された伝説の魔術師D・S(ダークシュナイダー)は戦災孤児の少年ルーシェ・レンレンの体を媒介として蘇る。D・Sは邪神の復活を目論むかつての仲間達、悪魔や神との戦いに身を投じていく。圧倒的強さを持つD・Sによる迫力あるバトル描写と、性や暴力といった過激な描写が人気を博したファンタジー漫画の先駆け的な作品である。

魔操兵戦争(ゴーレムウォー)

画像は「罪と罰編」での1コマ。D・S復活から2年たったため17年前と説明されている。

15年前にD・Sが四天王と魔操兵(ゴーレム)を率いてメタリオンを侵攻した戦争。メタ=リカーナの第一王子ラーズをはじめとした5人の英雄によってD・Sが倒されて終結した。敗れたD・Sは秘術を使い、生まれたばかりの赤ん坊ルーシェに転生した。

大破壊

400年前、西暦2008年7月に人類に作られた破壊神アンスラクサスが暴走する。科学技術を中心とした文明は滅び、動物の生態系を含めて新しく作り直されたのが現在の世界である。

アンスラクサス

400年前に大破壊をおこし世界を滅ぼしたとされる破壊神。元々は十賢者達人間によって人工的に作られた機械生命体であった。世界を破壊し尽すが、竜戦士により倒され封印される。

邪神

400年前、アンラクサスと共に人工的に作られた人工的生命体。大破壊の際にはアンスラクサスに率いられて世界の大破壊を行った。その後は世界各地に眠っていたが、頭であるアンスラクサスの復活に呼応するように再び目覚める。

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

D・S「なぜならこのオレはハンサム様だからだ!」

アンスラクサスの復活のためにアビゲイルは最強の死霊であるエディ・イーを復活させD・Sの討伐に向かわせる。他の王国をたった一人で壊滅させるほどの力を持つエディ・イーとの戦いを前にして心配するネイ。しかしD・Sは物怖じせずにエディー・イーへと立ち向かおうとする。何故そこまでの態度がとれると思ったネイに対しD・Sは「なぜならこのオレはハンサム様だからだ!」と言い、どんな苦境でも敗北しないと自信を見せる。この言葉を聞いたネイは、かつてと変わらぬ尊大で自信家なD・Sの様子を感じた。

D・S「美形に不可能はない」

キング・クリムゾン・グローリーへと向かうためにア=イアン=メイデの城の地下に眠る転移装置を使うD・S達。装置には遥か昔の古い言葉が記されていた。解読に苦戦するヨーコのD・Sは軽く全ての文字を読んでみせる。驚く皆に対してD・Sは「美形に不可能はない」と平然と言ってのける。普段の性格や見た目とは裏腹に、魔法使いとしての博識な部分がわかる台詞である。。

D・S「許してやる 俺が許してやる」

過去に母親を自らの手で殺めてしまった自責の念を邪神につけこまれ操られてしまったカ=ルス。生き続ける事に罪悪感を感じて邪神の支配から逃れられずにいた。もう誰も自分を許してくれないと葛藤するカ=ルスにD・Sは「許してやる 俺が許してやる」と呼びかける。この言葉を聞いたカールスは必要なのは「裁く者」ではなく「許す者」が必要だったと気付き、生きていく事が許されていると感じ邪神の支配から逃れる。地獄の鎮魂歌編の最終シーンであり、作中でも屈指の名シーンである。

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

メタ=リカーナの通貨は円

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