川瀬智子(Tommy february6・Tommy heavenly6)の徹底解説まとめ

川瀬智子(かわせともこ)は、京都府京都市出身の歌手、ミュージシャン、作詞家。1997年にthe brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)のボーカルとしてデビュー。卓越した詞世界と透明感のある歌声で人気を博す。Tommy february6として甘くポップな世界観を打ち出す一方、Tommy heavenly6としてダークでロック寄りの世界観を表現するという、異なるソロプロジェクトで楽曲を発表。音楽面のみならずファッションアイコンとしても、幅広いファン層から注目を集めている。

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映画『下妻物語』のオリジナルテーマソングとして人気を博した1曲。ロック寄りのサウンドでありつつも聴きやすく、歌詞からも前に進むエネルギーを感じる名曲。映画の印象もあえい、友情や孤独、前に進む覚悟を全てミックスしたかのような疾走感が心地よい。

Wait till I can dream

重めのギターと切なさが同時に押し寄せてくるかのような、Tommy heavenly6の誕生を感じるデビュー曲。ポップとロックの境界を行き来するテイストが絶妙で、甘さを残しつつも闇に踏み出す覚悟のような響きを持っている。

I ♥ XMAS

クリスマスソングでありながら、甘い恋愛観よりも「影」と「皮肉」が炸裂した、彼女らしいテイストの一曲。愛らしいメロディに毒っぽいテイストを加えており、季節曲でありながら通年で聴けるようなクセの強さがある。

川瀬智子(Tommy february6・Tommy heavenly6)の名言・発言

「例えば年齢に見合った生き方ってあるじゃない。その型にはまるのが常識なんだとしたらわたしって間違いなく変人傾向陽性なわけよ。」

川瀬は自身のことを「ティーンエイジコンプレックス」と称しており、彼女は自身のブログで「 例えば年齢に見合った生き方ってあるじゃない。その型にはまるのが常識なんだとしたらわたしって間違いなく変人傾向陽性なわけよ。」と自分自身の性格について言及している。
この性格が「Tommy february6」と「Tommy heavenly6」のキャラクター設定に生かされているとして、ミュージックビデオを制作する際は、その楽曲に合う衣装をスタイリストの手を借りず、自ら購入し使用しているということも明かしている。年齢に囚われない生き方が、彼女をいつまでも輝かせているのかもしれないと思わせる一言だ。

「例えば年齢に見合った生き方ってあるじゃない。その型にはまるのが常識なんだとしたらわたしって間違いなく変人傾向陽性なわけよ。」

出典: www.sonymusic.co.jp

川瀬智子(Tommy february6・Tommy heavenly6)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

実はしっかりキャラクター設定があるTommy february6とTommy heavenly6

川瀬智子によるソロプロジェクトで、それぞれ全く違う音楽性を見せてくれる「Tommy february6」と「Tommy heavenly6」だが、実は双方ともに川瀬智子という一人の人間が持つ人格で、川瀬自身がプロデュースをしているという設定になっている。
ちなみに設定上、2人は自分達が同じ「川瀬智子」という同一人物の中の人格であるとは気付いていないことになっている。

Tommy february6のキャラクター設定

「ブライトサイド」(陽)の人格であるTommy february6

ブライトサイド(陽)の人格。川瀬自身の自己矛盾や、投げやりで適当な性格を表現した別人格とされている。誕生日は川瀬本人と同じ2月6日の0時過ぎ。完璧主義な性格だが、心が折れやすく思い込みも激しいという一面も持っている。将来の夢は作家で、常にバッグにスキットルを忍ばせているアルコール中毒。
当初はheavenly6の存在に気づいていなかったものの、いつの間にかその存在を認めるようになっている。february6から見てheavenly6は「自分を狂わせる悪魔」だと思っている一方、認めてはいない部分もあるが双子の妹のような存在であり、自由の象徴でもあるという。

Tommy heavenly6のキャラクター設定

「ダークサイド」(陰)の人格であるTommy heavenly6

Tommy february6のダークサイド(陰)の人格という設定で、ストレスや嫉妬心など、負の感情を具現化した存在。10月31日0時にfebruary6から精神分裂して誕生。february6が眠っている間や酔った時に覚醒し、好き勝手に活動して自由を謳歌している。
heavenly6から見てのfebruary6は、「世間体を気にして自分を殺しながら生きている存在」であり、物事を丸く収めようと思ってもいない発言をする所が気にいらないと嫌悪感を抱いている。殺したい存在だと述べてもいるが、本音を言うとfebruary6と仲良くしたいと思っているのだが、恥ずかしさのあまりいつも意地悪をして怒らせてしまっている。
4thアルバムの『TOMMY ♡ ICE CREAM HEAVEN ♡ FOREVER』では、実際にheavenly6がfebruary6を消すために行動するというコンセプトが設けられている。

川瀬智子が「Tommy」と呼ばれるようになったのは奥田俊作が勝手に命名したから

the brilliant greenのアーティスト写真。画像左にいるのが川瀬の夫で、「Tommy」の名付け親でもある奥田俊作

川瀬智子が「Tommy」というあだ名をつけられたのは、後の夫となるthe brilliant greenのリーダー奥田が川瀬のために書いた曲のデモテープを彼女の家のポストに入れる際、「智子さんへ、と書くのも変」と悩み、なんとなく「トミーへ」と書いたことが由来だったという。
川瀬本人はこのあだ名を嫌がっていたものの、松井と奥田がしつこくトミーと呼び続けた結果、これが定着。ソロプロジェクトの名義に冠するほど自然に使うようになった。

なお、「february6」については、川瀬自身の誕生日が2月6日生まれ(2月=February、6日=6)で誕生日を名前にしたら飽きないだろうと思ったことで命名。なおアーティスト名義末尾の「6」について、川瀬は「読んでも読まなくてもどちらでも構わない」としている。

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