『マインドシーカー』とは、1989年にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。超能力者・清田益章監修のもと「超能力を開発する」という異色のテーマを掲げたが、その実態は運要素が支配するクソゲーとして知られる。内容は「透視・念力・予知」のミニゲームが中心だが、実際は5択を当てるだけの運試しに等しい。特に最終試練の突破確率は約0.35%と絶望的に低く、超能力の養成というよりも、プレイヤーの忍耐力が試される理不尽な難易度が特徴となっている。
『マインドシーカー』(MINDSEEKER)の概要
『マインドシーカー』(MINDSEEKER)とは、1989年4月18日にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)より発売されたファミリーコンピュータ用ソフト。1980年代当時に流行した超能力ブームに乗じて製作された「超能力養成アドベンチャー」であり、実在の超能力者・清田益章(エスパーキヨタ)を起用した異色作である。
本作は「ファミコンを通じて潜在的な超能力を開発する」というテーマを掲げているが、実態としては超能力を養成する力など無く、クソゲー以外の何物でもないシロモノとして語り継がれている。
基本的な展開は、超能力養成機関であるサイキックスクールでの卒業を目指すところから始まり、卒業後は「サイキックシティー」にて町の人々に自らの超能力を見せつけて回ることになる。最終的にはパワースポットと呼ばれる場所で、常軌を逸した低確率の試練を乗り越えればゲームクリアとなるが、そのあまりの理不尽さから、プレイヤーの間では伝説的なクソゲーとして認知されている。
ゲーム内容は「透視」「念力」「予知」の3種類のミニゲームが中心だが、そのほとんどが5択の選択を繰り返す「ただの運要素」で構成されている。特に最終試練をクリアできる確率は約0.35%と言われており、超能力というよりは、もはやプレイヤー自身の精神的忍耐力が試される内容となっている。
『マインドシーカー』(MINDSEEKER)のゲームシステム
ミニゲーム
最初の段階では、「超能力開発センター」という場所でトレーニングを積むことになる。その後はサイCityという街に出て、人々に超能力を見せながらパワーを高めていく。
しかし、トレーニングや卒業試験、イベントは全て「透視」「念力」「予知」の3種類のミニゲームで構成されており、これらはプレイヤー自身の能力が要求される体裁をとっているが、ゲーム的にはほぼ運要素のみである。
透視
裏向きのカードの絵柄や箱の中身を当てる5択問題。内部プログラムでは「選択肢提示時点」で答えが決定している。
予知
次に光るランプや通過する車の色を当てる5択問題。内部プログラムでは「ボタンを押した瞬間」に正解が決定される。
念力
Aボタンを10〜20回念じながら押し、ランプを点灯させる訓練。成功判定の回数が所定数を超えればクリアとなる。
当然ながらファミコンのコントローラーに念力を感知する機能などは存在せず、実際にはボタンを押した際に$1/2$の確率で成功判定が行われる仕組みとなっている。
最終試練「パワースポット」
ゲーム後半の「サイキックシティー」で、イベントを成功させて「サイポイント」を溜め、「サイレベル」を最大まで上げると、最終イベントである「パワースポット」での試練が開始される。最終試練は、「第一関門」、「第二関門」、「最終関門」という三つの関門を連続して突破しなければならない。
ここまでの苦行を乗り越えたプレイヤーを待ち受けるのは、統計学的に見ても絶望的な成功率を誇る運ゲーである。
あるプレイヤーが算出した全体のクリア確率は約0.356%(1125分の4)である。これは10,000回挑戦して35回成功する程度の低確率であり、195回の試行でようやく50%の人がクリアできるという計算になる。
700回ほど挑戦すれば92%の人がクリアできる計算となるため、暇と根気さえあれば無謀と言い切れない回数かもしれないが、家庭用ゲームとしては他に類を見ない過酷な難易度である。
第一関門
40回中24回、扉を開けることに成功すれば突破。開く確率は2分の1のため平均20回は開くが、ノルマの24回に到達する確率は約13%と非常に険しい。
第二関門
再び「40回中24回」の扉開けを要求される。失敗しても再挑戦は可能だが、再び約13%の壁に挑むこととなる。
最終関門
5つの扉から「正解」を選んだ上で、三度目の「40回中24回」の扉開けに挑む。失敗すると第二関門からやり直しとなるため、実質的に第二と最終の連続突破が必要となる。
『マインドシーカー』(MINDSEEKER)の登場人物・キャラクター
エスパーキヨタ
リアルのエスパーであり、このゲームの監修でもある清田益章をモデルとしたキャラクター。ゲームではエスパーキヨタの指示に従い、超能力のトレーニングをすることになる。
エスパーキヨタはプレイヤーにさまざまな助言をするのだが、独特のセンスに溢れており、超能力を持っていない人でもある意味楽しめる内容となっている。
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)