ONE PIECE ゴーイングベースボール(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ONE PIECE ゴーイングベースボール』とは、2004年に発売された『ONE PIECE』のGBA用野球ゲーム。原作の技を駆使した「海賊野球」が楽しめる。原作の50人以上のキャラクターが登場し、特殊演出によるハチャメチャな野球を繰り広げるのが魅力。しかし、内野の要であるショートを欠いた「7人制」や、バントだけで勝ててしまう稚拙なAI、劣悪なテンポなど、野球ゲームとしての完成度は低く、『ONE PIECE』ゲーム屈指のクソゲーと評されることも多い。

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ヤソップ

ウソップの父で名狙撃手。驚異的なコントロールを誇り、失策が極めて少ない。

ラッキー・ルウ

常に肉を食らう巨漢。その体格からは想像できない瞬発力とパワーを持つ。

ロックスター

赤髪海賊団の新入り。勢いのあるプレイでチームを盛り立てる。

エース

火拳のエース。炎を纏った熱い投球や、爆発的な打撃が強力。

ミホーク

世界最強の剣士。黒刀「夜」を一振りするだけで、あらゆるボールをホームランにする。

『ONE PIECE ゴーイングベースボール』の評価・問題点

『ONE PIECE ゴーイングベースボール』は、キャラゲーとしての体裁こそ整っているものの、肝心の野球部分がシステム・バランスともに崩壊しており、ファンからも「野球ゲームの体をなしていない」と厳しい評価を受けることが多い。
野球として完全に成り立っていないほどの低能なCPUのせいで、事実上「バントゲー」となってしまっている。キャラゲーとしてもさほど評価できる点はない。

崩壊したゲームバランスと「バント最強説」

本作における最大の欠陥は、CPUの思考ルーチンが致命的なまでに低能である点だ。CPUの性能のせいで、戦略的な駆け引きなど必要なく、バントを繰り返すだけで大抵の場合は出塁できてしまう。そのまま大量得点につながるケースも珍しくなく、派手な「爆発技」や「必中技」を駆使するよりも、ただバントをする方がはるかに実用性が高い。
また、守備をオートに設定すると、捕球後に状況を問わず必ず三塁へ送球するという極端なAIが露呈する。一塁なら確実にアウトにできる場面でも三塁へ投げてしまうため、相手をそのまま生還させてしまうなど、野球としての基本が成立していない。

「7人制」が招いた守備の穴

そもそも野球でありながら「7人制」を採用している点が批判の対象となっている。単に通常の守備配置からショートとセンターを抜いただけの構成であるため、内野の要であるショートがいない守備陣は穴だらけである。これが「バント無双」に拍車をかけており、適切な調整を放棄した結果と言わざるを得ない。加えて、キャラクターごとに設定されたパラメーターも、実際のプレイフィールにはほとんど影響せず、個性が死んでしまっている。

劣悪なテンポと演出

ゲームの進行も極めてスローである。CPUの守備は一つ一つの動作がもたつき、一打球の処理に20秒近くかかることもある。また、すでにランナーがいる塁へボールを送ると何度でも「セーフ」と宣告されるなど、処理の甘さが目立つ。
グラフィック面でも、会話シーンの顔グラフィックは良好なものの、試合中のフィールドグラフィックは小さくチマチマとしている。音楽面ではアニメ主題歌「BON VOYAGE!」が採用されているが、音質が非常に軽く「初期の携帯電話の着メロ」レベルであることも、ゲーム全体の低予算感を強調してしまっている。

混迷を極めるチーム分け

参戦キャラクターは多いものの、チーム編成には原作ファンから疑問の声が上がっている。

寄せ集めの「イーストブルー」

アーロン、クリーク、クロといった各編のボスが1チームにまとめられ、部下たちは人数合わせのために削除されている。

不自然な「チームアラバスタ」

本来敵対組織であるはずのMr.2(ボン・クレー)が、なぜか「バロックワークス」ではなくアラバスタチームに所属している。

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