『ONE PIECE ゴーイングベースボール』とは、2004年に発売された『ONE PIECE』のGBA用野球ゲーム。原作の技を駆使した「海賊野球」が楽しめる。原作の50人以上のキャラクターが登場し、特殊演出によるハチャメチャな野球を繰り広げるのが魅力。しかし、内野の要であるショートを欠いた「7人制」や、バントだけで勝ててしまう稚拙なAI、劣悪なテンポなど、野球ゲームとしての完成度は低く、『ONE PIECE』ゲーム屈指のクソゲーと評されることも多い。
『ONE PIECE ゴーイングベースボール』の概要
『ONE PIECE ゴーイングベースボール』とは、2004年3月11日にバンダイ(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたゲームボーイアドバンス専用のアクション野球ゲーム。開発はナウプロダクションが担当した。人気漫画『ONE PIECE』のキャラクターたちが、ルール無用の「海賊野球」で対決する内容となっている。
本作は、原作のキャラクターを自由に編成してチームを作り、野球を楽しむゲームである。「海賊野球」の名の通り、バットの代わりに剣や足技でボールを打つ、ルフィがゴムゴムの実の能力で手を伸ばして投球するなど、キャラクター個性を活かしたハチャメチャなアクションが特徴。ドラム島やアラバスタなど原作の舞台を再現した仕掛け満載の球場や、50人以上の参戦キャラクター、豊富な表情差分やキャラクター同士の掛け合いなど、キャラゲーとして楽しめる内容となっている。
しかし、野球ゲームとしての根幹部分には多くの欠陥が指摘されている。まずは、野球でありながらなぜか「7人制」を採用している。単に通常の守備からショートとセンターを抜いただけであるため、内野の守備範囲に致命的な穴が生じている。
また、コンピュータ(NPC)が極めて単純であり、「バントを繰り返すだけ」で容易に勝利できてしまう。キャラクターごとに設定されたステータスや派手な必殺技も、このバント戦法の前では実用性を欠いてしまう。
さらに、画面の切り替えやキャラクターの移動速度が非常に遅く、プレイのテンポが悪い。ゲーム全体のボリュームも乏しく、数時間で全要素をクリアできる内容となっている。
このように野球ゲームとして破綻した内容が多いため、『ONE PIECE』ゲーム屈指のクソゲーという厳しい評価を受けている。
『ONE PIECE ゴーイングベースボール』のあらすじ・ストーリー
海賊野球王決定戦の始まり
いつものように、ゴーイングメリー号にニュース・クーが世界経済新聞を持ってきた。そこには、「海賊野球王決定戦開催!」という一面が。
海賊野球とは、偉大なる航路で商業的に成功したとある酔狂な富豪が年に一度開催している7人制の球技で、優勝チームには豪華賞品が与えられるという。
こうして麦わらの一味は、海賊野球王の座を勝ち取るために開催地へ向かった。
『ONE PIECE ゴーイングベースボール』のゲームシステム
本作は、原作『ONE PIECE』の個性豊かなキャラクターたちによる「海賊野球」をテーマとした、GBA独自のアクション野球ゲームである。
海賊野球のルール
基本ルールは一般的な野球に準拠しているが、本作独自の仕様が多く見られる。
7人制野球
ほぼ無意味。
通常の野球とは異なり、1チーム7人で構成される。ただし、守備位置は単に「ショート」と「センター」を不在にしただけのものであり、内野・外野ともに守備の負担が大きい設計となっている。
タッチアップやエラー、代打・代走といった概念が存在しない。選手交代はポジションチェンジのみ可能で、主に投手のスタミナ切れの際に行われる。
特殊コマンド
出典: i.ytimg.com
バッターは「爆発技(長打)」や「必中技」を使用でき、ジャストミート時には必殺演出が発生する。ピッチャーはキャラごとに異なる数種類の「魔球」を投げることができる。
ゲームモード
ゲームモードには、任意のチームを選び、他の全チームを撃破して優勝を目指す「ストーリー」、自由な組み合わせで試合を行う「対戦」、全4種類のミニゲームをプレイできる「ミニゲーム」、オリジナルチームを作成できる「エディット」、イニング数や操作のオート設定、落下点表示の有無などを調整できる「オプション」がある。
「エディット」はストーリークリア後に選手のスカウトが可能となる。
『ONE PIECE ゴーイングベースボール』の登場人物・キャラクター
本作には50人以上のキャラクターが登場し、原作の勢力に基づいたチーム編成がなされている。一部のキャラクターはストーリーモードの進行や特定の条件を満たすことで開放される。
麦わら海賊団
ルフィ
麦わら海賊団の船長。バッターとしては、ゴムゴムの能力を活かして手足を伸ばし、反動を利用したパワフルな打撃を見せる。ピッチャーとしても腕を何度も巻き付けてから投げるなど、能力者ならではのトリッキーなモーションが特徴。
ゾロ
三刀流の剣士。野球においてもそのスタイルは崩さず、バットの代わりに刀を用いてボールを打ち返す。三刀流による広範囲のスイングは強力。守備や投球時も剣士らしい鋭い動きを見せる。
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ONE PIECE ゴーイングベースボール』の概要
- 『ONE PIECE ゴーイングベースボール』のあらすじ・ストーリー
- 海賊野球王決定戦の始まり
- 『ONE PIECE ゴーイングベースボール』のゲームシステム
- 海賊野球のルール
- 7人制野球
- 特殊コマンド
- ゲームモード
- 『ONE PIECE ゴーイングベースボール』の登場人物・キャラクター
- 麦わら海賊団
- ルフィ
- ゾロ
- ナミ
- ウソップ
- サンジ
- チョッパー
- ロビン
- 海軍チーム
- スモーカー
- たしぎ
- フルボディ
- ジャンゴ
- ヒナ
- コビー
- ヘルメッポ
- 東の海最凶軍団
- アーロン
- はっちゃん
- クロオビ
- クリーク
- キャプテン・クロ
- ギン
- モーガン
- 偉大なる航路連合軍
- アルビダ
- バギー
- モージ
- カバジ
- ワポル
- チェスマーリモ
- ベラミー
- バロックワークスチーム
- サー・クロコダイル
- Mr.1
- ミス・ダブルフィンガー
- Mr.3
- ミス・メリークリスマス
- Mr.4
- Mr.9
- アラバスタ王国チーム
- ビビ
- コブラ
- チャカ
- ペル
- コーザ
- カルー
- Mr.2
- スカイピア神隊
- エネル
- サトリ
- シュラ
- オーム
- ゲダツ
- ホトリ&コトリ
- 最強連合軍
- シャンクス
- ベックマン
- ヤソップ
- ラッキー・ルウ
- ロックスター
- エース
- ミホーク
- 『ONE PIECE ゴーイングベースボール』の評価・問題点
- 崩壊したゲームバランスと「バント最強説」
- 「7人制」が招いた守備の穴
- 劣悪なテンポと演出
- 混迷を極めるチーム分け
- 寄せ集めの「イーストブルー」
- 不自然な「チームアラバスタ」
- 残り物の寄せ集めな「偉大なる航路連合軍」
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)