金色のガッシュ!!2(ガッシュベル2)のネタバレ解説・考察まとめ
『金色のガッシュ!!2』とは、人間と魔物の子供たちがタッグを組んで、魔界を脅かす敵と戦う様を描いた、雷句誠による漫画作品。2001年から連載され大好評を博した『金色のガッシュ!!』の正当続編である。
1000年に1度行われる次代の魔界の王を決める戦いを制したガッシュと高嶺清麿は、永遠の友情を誓って別れ、魔界と人間界でそれぞれの道を歩む。しかし数年後、突如魔物の子ゼリィが清磨の前に現れ、謎の敵によって魔界が滅び、ガッシュも倒れたことを告げる。魔界とガッシュを助けるため、清磨の新たな戦いが始まる。
かつて「次代の魔界の王を決める戦い」に参加していた魔物の子。ボクシング風の格闘術を主体として自身を強化する術の使い手で、荒んでいた自分の魂を癒してくれたチェリッシュのために拳を振るう硬骨漢である。
チェリッシュやレインと共に、人間社会でいう児童養護施設のようなものを経営していたが、謎の敵の襲撃によって命を落とす。
チェリッシュ
かつて「次代の魔界の王を決める戦い」に参加していた魔物の子。心優しい性格で、それ以前から孤児たちを集めて面倒を見ており、テッドからは“自分の手で守らなければならない女性”として敬意と愛情を向けられている。
テッドやレインと共に、人間社会でいう児童養護施設のようなものを経営していたが、謎の敵の襲撃によって命を落とす。
レイン
かつて「次代の魔界の王を決める戦い」に参加していた魔物の子。この戦いに参加した魔物の子の中でも戦闘力においては抜きん出た存在の1人で、幼くして大人の魔物顔負けの力を持っていた。しかし本人は温厚な性格で、簡単に他人を傷つけてしまう自分の力を恐れ、だからこそガッシュの優しさとそこから発揮される強さに惹かれ、彼との間に強い友情を結んでいる。
テッドやチェリッシュと共に、人間社会でいう児童養護施設のようなものを経営していたが、謎の敵の襲撃によって命を落とす。上記の設定から「まさかあのレインがこんなに簡単に負けてしまうなんて」とファンを戦慄させ、本作の敵がいかに驚異的な存在であるかを物語ることとなった。
謎の敵
ワイグ
魔界を滅ぼした謎の勢力に属すると思われる存在。普段は人間に近い姿をしているが、戦う時は巨大な単眼と複数の腕を持つ筋骨隆々の姿に変身する。人間とは思えないが魔物とも思えず、第1話の段階では正体は謎に包まれている。
常にカバンを持ち歩いており、その中の不思議なビンを使って「かつてガッシュの使っていた術」を使用するシーンがある。これがどのような仕組みによるものかは不明。術無しでも恐るべき攻撃力を持ち、ゼリィを守ろうと自分に立ち向かってきたジギーを造作もなく細切れにした。
ギル
ワイグと行動を共にする少年。外見は完全に人間ながら、口で「リーファ」と唱えるだけで光源を作り出す能力を披露しており、その正体は不明。
『金色のガッシュ!!2』の用語
魔界
人間界とは別個に存在する異世界。ここに暮らす者は魔物と呼ばれ、龍や有翼人など人間界には存在しえない姿を持つ者も多い。
魔物
魔界に暮らす人々。様々な種族が存在し、ほぼその全てが人間より遥かに身体能力に優れ、不可思議な術を使いこなす。
泣いたり笑ったり悩んだり、メンタリティは人間と大差なく、魔界の王を決める戦いの中でパートナーと恋仲になった者もいる。
魔界の王を決める戦い
前作『金色のガッシュ!!』で描かれた、人間界で繰り広げられる“次代の魔界の王”を決めるための戦い。1000年に1度、100人の魔物の子が戦い合い、最後まで勝ち残った者が勝者となる。参加した魔物の子は個々が人間をパートナーとし、これに預けた魔本によって術を行使する。魔本が燃やされると敗北となり、魔界へ強制送還される。
魔界はもともと数百年おきに外界からの侵略を受けてきたらしく、この戦い自体がそれに備えて強力な戦士を作るための仕組みであることが明かされている。移動手段が今ほど発達していなかった1000年前は、数年以上の時間をかけながら戦っていたようである。
アンサートーカー
魔界の王を決める戦いの中で清麿が開眼した能力。“あらゆる状況や問題を徹底的に分析し、瞬時に解決法を見つけ出す”ことが可能で、戦闘に応用すれば自分たちを遥かに上回る相手にも勝つ方法を見出すことができる。
万能の能力ではなく、「今の自分たちの手札では解決法が見出せない」場合は何もできない。さらに脳への負担が尋常ではなく、清麿は本能的な危険を感じてこの能力を無意識のまま1度手放している。
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