「ほこ×たて」がやらせ発覚で炎上して打ち切りに…広坂正美がその真相を告発
2011年から放送を開始した『ほこ×たて』にやらせが発覚し、炎上したことで2013年に番組打ち切りとなりました。その真相を告発したのは、ラジコン操縦者・開発者の広坂正美です。番組のやらせに対し、ネット民たちの間では賛否両論渦巻いていたようですね。
『ほこ×たて』のやらせ発覚
2011年から放送を開始した『ほこ×たて』にやらせが発覚し、炎上。番組は2013年に打ち切りとなった。
番組4回出演の広坂正美がブログで暴露
その真相をブログに告発したのは、番組にも出演したラジコン操縦者・開発者の広坂正美だった。
http://www.teamyokomo.com/topics/13/131023_hokotate/131023_hokotate.html
広坂正美とは
1970年京都出身。5才の時に両親からRCカーをプレゼントされたことを機に大会への出場を始め、7歳で初優勝、16歳で全日本チャンピオン、若干17歳で世界選手権優勝を達成(世界48ヵ国加盟)。その後、18年連続で世界選手権優勝を達成(日本選手権では21年連続優勝)。2008年、メジャーレースからの引退を発表した。
ラジコン界では知らない人がいないぐらいの凄腕選手。その名は海外にも知れ渡っている。
引退後の活動
出典: www.jmrca.jp
引退後は地方を含め、数多くのRCレース、イベントに参加。
また、数多くの番組にも出演。
【ひみつのアラシちゃん】 (TBS)
【鉄腕ダッシュ】 (日本テレビ)
【奇跡体験!アンビリバボー】 (フジテレビ)
【はなまるマーケット】(TBS)
【人生が変わる1分間の深イイ話】 (日本テレビ)
【ザ・ベストハウス123】 (フジテレビ)
【出没!アド街ック天国】 (テレビ東京)
【サンデージャポン】 (TBS)
【どうぶつ奇想天外!】 (TBS)
【世界を変える100人の日本人】 (テレビ東京)
RCの楽しさを伝えている。
http://www.rcmx.net/modules/wordpress1/index.php?p=27
『ほこ×たて』には計4回出演
「RCvs鷹」「RCvs猿」「RCvs釣り師」 そして、『ほこ×たて 2時間スペシャル!スナイパー軍団 VS ラジコン軍団』の計4回、出演していた。
告発に至った経緯
実は放送される直前に、制作会社の担当者より編集内容を知らされた際、あまりにも曲げられて作られていたため、 編集責任者に対し「反則した相手が負けになるのであればまだ納得出来ますが、もしこの内容で放送された際には、事実を発表します」と忠告
していた。
内容を偽って作らないよう要請していたのですが、非常に残念な事に偽造編集したものが放送されてしまったのだ。
ブログでは「昨今では余りにもひどいやらせ番組に成り下がってしまった為、今回のようなご報告をしなければならなくなりました事、非常に残念な気持ちと悔しい思いで一杯です」と綴っていた。
放送内容
出典: img01.hamazo.tv
告発したのは、『ほこ×たて 2時間スペシャル!スナイパー軍団 VS ラジコン軍団』の回。番組内ではラジコンカーとラジコンヘリ、そしてラジコンボートが3回戦の対決をするという内容だった。
ラジコンヘリはあっけなく狙撃され敗退。ラジコンカーも残り1秒のところでスナイパークリスによって狙撃。しかし、その後ラジコンボートで見事3連勝を収め、ラジコン軍団が勝利した。
告発内容
実際の撮影、対決の順番はラジコンボートで、最初で3連勝していた。そして男性スナイパー「クリス」とは対決もしていないということ。
放映された男性スナイパーとラジコンカーの対決だが、実は撮影等は全く行われ無かったというのだ。
男性スナイパーのクリスと広坂の出会いのシーンで2人が会話をしている映像がありました。それは女性スナイパーがもし広坂に負けた時には、次にクリスが登場する予定だったため、事前に別途撮影していたものを上手く編集で繋ぎ合わせたものだった模様。
収録時の状況
女性スナイパーがルール違反をしてラジコンを破壊していたという収録時の状況も明かされた。
事前の取り決めで合意したルールは以下の通り。
1. 2分間一本勝負
2. 最初の1分間は撃ってもよいが、決してラジコンに当ててはならないという内々の取り決め
3. 実際の真剣勝負は残りの1分間で、1分間の中で3発のみ撃てる
(補足:放送では1のみが公表され、2 と 3は非公表でした。)
ブログでは「スタート直後の僅か数秒で、本来なら1分間は狙ってはいけないラジコンカーに向け銃弾が撃ち込まれたのです。予想外の銃撃により、弾がラジコンカーに命中してボディが飛び散り外れてしまったのです。更に2発目の弾がバッテリーに命中しラジコンがストップ、その後有ろう事か立て続けに連射、1分経たずにラジコンカーはバラバラに破壊されてしまったのです。撮影は一旦中断し、すぐにスナイパーが私のところまで謝りに来たので、「何故撃ってしまったのですか?」と尋ねましたところ、「弾が当たってしまいました。すると後ろからKILL(殺せ!)と言う声が聞こえてきたので、つい連射してしまいました。ごめんなさい」との返答でした。」と当時の状況が綴られていた。
ラジコンカーを現場で元通りに直すことが出来なかった事もあり、制作スタッフに対し同番組への出演辞退を表明。
すると、今度はスナイパー側より 「弾の数を5発に変更、もしくはショットガン(散弾銃)を使わせてくれなければ対戦出来ない」との要求があり、スナイパー側と制作スタッフ側との折り合いもつかず、結局 「スナイパーVSラジコンカー」の対決はここで中止となってしまったのだ。この勝負、実際のルールに則った対戦は存在していなかったことになる。