「ほこ×たて」がやらせ発覚で炎上して打ち切りに…広坂正美がその真相を告発

2011年から放送を開始した『ほこ×たて』にやらせが発覚し、炎上したことで2013年に番組打ち切りとなりました。その真相を告発したのは、ラジコン操縦者・開発者の広坂正美です。番組のやらせに対し、ネット民たちの間では賛否両論渦巻いていたようですね。

「RCvs鷹」ほこ×たて

以前の放送で鷹との対戦をした際も、スタッフから様々な要求をされていたことも明かした。
要求の内容は「鷹がラジコンカーを追いかけて来ないので、鷹がラジコンカーに慣れるまで練習させた上で再戦して欲しい」「鷹が逃げるので鷹が追いかけて来るよう、ゆっくり走らせて欲しい」「本番の時にはカメラ写りが良くなるよう、カメラ側の敷地内を使って走らせて欲しい」など。
結果はラジコンの敗北。これでは捕まって当然と、憤りを隠せない。

視聴者の反応

放送後には視聴者からも懐疑的な意見が出ていた。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

2012年10月21日に放送された猿との対戦

猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうので、釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り、猿が追いかけているように見せる細工をしての撮影をしていたそう。

猿を調教した出演者の証言

猿が疲れて無線操縦車を追いかけるのをやめてしまうと、ディレクターが「これでは映像が使えない」と車と猿を糸で結び、追いかけるように見せる方法を提案した。出演者は「そこまでやる必要があるのか」と断ったが、「番組が成立しなかったらどうする」と高圧的に言われ、引き受けたという。

フジテレビも事実と認める

フジテレビが指摘された「動物虐待疑惑」が事実だったことを、日刊スポーツの取材に対して明らかにした。「動物に大変配慮の欠けた行為に深く反省しています」とコメント。

広坂正美の想い

広坂正美は伝えたかった想いをブログ後半にこう綴っている。
「私も、私が勤めるラジコンカー メーカーのヨコモも、これまでは、『ラジコンの認知度を上げたい』『ラジコンを普及させたい』 との強い想いで、制作会社からの度重なる無理な要望にも出来る限り応えて参りましたが、今回の編集内容には愕然とし大きなショックを受けました。
この様な番組に出演していたら、ラジコンのイメージダウンだけでは無く、想いとは裏腹にラジコン愛好家の皆様にも多大なるご迷惑をお掛けする結果となってしまいます。

放送開始当初の『ほこ×たて』は、斬新な企画で、「人対人」、「企業対企業」の真剣勝負での対決だけに見る人の目を釘付けにしました。視聴率が高かったのもうなずけます。人気番組であるだけに、私共も多大なる期待と希望を持っておりましたが、昨今では余りにもひどいやらせ番組に成り下がってしまった為、今回のようなご報告をしなければならなくなりました事、非常に残念な気持ちと悔しい思いで一杯です。
最後に、フジテレビさんには放送開始当初の輝いていた人気番組 『ほこ×たて』 の再興を強く願っております。」と、ラジコンへの想いだけでなく、2010年10月に優れたテレビ番組に贈られるギャラクシー賞「月間賞」を受賞したことがある同番組への想いも語った。

フジテレビの対応

低迷するフジテレビの中では数少ない“見るべきバラエティー”だった『ほこ×たて』。人気番組での不祥事が発覚した当初、「調査中」としていた。
その後、 「1コーナーで収録の順番や対戦の運営方法について、不適切と思われる演出が確認されましたので」「事実関係を調査し、視聴者のみなさま、ご協力いただいた出演者のみなさまからの信頼にお応えできると判断するまで、当面放送は自粛する」と、放送自粛を発表した。

ネットの反応

広坂正美氏のほこたて暴露 ブログ全文

放送自粛が発表された当時、ネット上では炎上状態となり、暴露ブログにはアクセス殺到のためか繋がりにくい状態となっていた。

広坂正美はどうなったのか

広坂は10月23日から海外出張とのこと。また、彼が所属していたヨコモのホームページでは公式発表は無く、告発記事も見えない状態となっていた(HTTP403となっている)。

番組の打ち切りが決定

『ほこ×たて』の放送打ち切り決定した。

内部調査の結果

内部調査によると、平成23年から今年までに計6件の不適切演出を確認したそうだ。フジテレビ側は「視聴者の期待と信頼を裏切る行為が確認された以上、真剣勝負を標榜(ひょうぼう)している番組の継続は不可能と判断した」とコメントした。

kassyinkyoto117
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@kassyinkyoto117

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