アウターゾーン(THE OUTER ZONE)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アウターゾーン(THE OUTER ZONE)』とは、光原伸によるホラー・ファンタジー漫画。
連載雑誌は『週刊少年ジャンプ』であり、同誌掲載の漫画作品としては珍しい一話完結のオムニバス形式と、登場する美女キャラクター「ミザリィ」の強いインパクトとで、注目を浴びた。
また、続編として世界観をまったく同一にする『アウターゾーン リ:ビジテッド』が『コミック特盛』で連載され、同誌休刊後はホーム社Webマンガサイト『画楽ノ杜(がらくのもり)』にて残りのエピソードが発表されている。

宇宙からの侵略寄生生物が地球へ襲いかかってきた。
最初は昆虫に寄生し、それから人間をすべて乗っ取るつもりだったが、人間に寄生すると、人間の感じる「恐怖」を覚えてしまい、自滅した。

若返りの泉

ミザリィのツアーで離れ島の温泉にやってきた壮年夫婦。妻は若返りを標榜する温泉に入る。
大した美容効果すらないとがっかりする妻だったが、温泉から若い頃の自分が出現。
それはドッペルゲンガーであり、自分の亡きものにしようとするのだった。
しかし、妻とそのドッペルゲンガーが一緒にいるところを夫が目撃し、老いた妻を自身へたぐり寄せると、ドッペルゲンガーは消滅するのだった。

エネミー・テリトリー

とある惑星で、人類と異星人の戦争があった。
その最中、一組の人間と異星人が、戦闘の中でひとつの友情を結ぶ。
しかし最終的に異星人は人間の仲間の手で殺されてしまうのだった。

リフト・オブ・ザ・デッド

ゾンビが蔓延る世界で、エレベータの中に数人の人間が閉じこめられた。
その中でゾンビ化しそうな人間が発生。
一人の男が他の人間を犠牲にして生き延びようとするも、逆に自分がゾンビに食われる事になってしまった。

誘拐犯

マフィアに脅され、やむを得ず金持ちの娘を誘拐した二人の男だったが、いつの間にか娘はミザリィにすり替わっていた。
結果的に二人の男は誘拐に失敗する。
そしてマフィアに殺されそうになるも、ミザリィの「宝箱型防犯装置」がマフィアを吸い込み、食い殺した事で助かるのだった。

冷たい棺

未来世界、宇宙をコールドスリープで超長期運航する宇宙船で、予定より早い段階で一人の少女が目覚める。
宇宙船の技術者が、彼女を手に入れようとコールドスリープの時期をいじったのだ。
犯されそうになる少女だったが、宇宙船のAIに扮するミザリィの機転で技術者は吹き飛び、少女は再びコールドスリープにつくのだった。

痛み

自分を身体を痛めつける事で、周囲の悪霊を雲散霧消させる事ができる少年がいた。
一人の女子大生が、そんな少年の家庭教師になった。
しかし女子大生には悪霊が憑いており、このままでは死ぬであろう未来が少年に見えた。
少年が悪霊を退散させようと自分を傷つけ始めたため、女子大生は家庭教師を辞めさせられてしまうが、それでも彼女を負ってきた少年に命を救われる。

プリズナーM

ミザリィと一人の男が「バーチャル刑務所」へ入れられた。
それは刑務所を仮想現実に起き、現実の人間は寝たままという新たな犯罪者収容のシステムだった。
しかしシステム構築者の目論見は失敗し、ミザリィに反撃されて自身がバーチャル刑務所に収監されてしまうのだった。

老婆の館

特殊詐欺(オレオレ詐欺)常習犯が、一人の老婆の家に入る。
だが、老婆の正体は、かつて救いようのないドラ息子を我が手にかけざるを得なかった、ある母親の亡霊だった。
常習犯は、館に入ったまま行方不明になった。

コックリさんとみぃこ

ミナという女性が、同窓会でミザリィと再会する。
ミナは少女の頃に「コックリさん」をやった時、悪霊に襲われミザリィに救われたという経緯により、彼女を恩人に思っていたのだ。
かつて散々ミザリィにおちょくられたミナだが、大人になって再会した今もまたおちょくられるのだった。

なお、ミナの少女時代には、ミザリィが少女に変身した姿のキャラクター「みぃこ」が出演している。

みぃこのスケバン入門

「コックリさんとみぃこ」で語られた、ミナが少女だった頃の話。

少女の頃のミナは素行が悪く、あちこちでトラブルを起こしていたが、みぃこ(ミザリィ)と知り合った事でこれが穏やかに方向へ向かう。
もう一人の不良少女ミキも登場し、反社会勢力の人間に暴行されそうになった所を、みぃこに助けられる。

セールス・ガール

ミザリィがある一家に押し売りをしかける。
その品物には未来を予知する「幸運の首」なる干し首があったが、これは逆に所有者を奈落の底突き落とすものだった。
しかし、押し売りされた一家は、実は強盗に入られている最中であったのだ。
強盗の手に幸運の首が渡った事で、一家は助かった。

おとぎ話

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