チェブラーシカ(Cheburashka)のネタバレ解説・考察まとめ
『チェブラーシカ(Cheburashka)』とは、1969年〜1983年まで旧ソ連(ロシア)で製作された全四話からなる人形アニメである。南国産オレンジの箱に詰められてやってきたチェブラーシカと、動物園で働く心優しいワニのゲーナを中心とした物語。チェブラーシカの愛らしさが日本を始め世界各国から人気を集める一方、孤独やアイデンティティといったテーマも描かれている。ダークな側面も持ち合わせる独特な世界観を持つ作品としても注目されている。
ガーリャ
こども劇場で働く小柄な女の子。第一話登場キャラクターで、優しく真面目な性格の持ち主。友達募集をしているゲーナを、子犬のトービクと共に訪ね彼らと仲良くなる。編み物が得意で、ゲーナの散らかった家を片付けるなど、綺麗好きな面も持つ。
レフ・チャンドル
CV:松本大
第一話登場キャラクター。寂しがりやのライオンで、ゲーナと同じ動物園で働いている。威厳があるがおっとりした性格で、とてもゆっくりとした話し方をする。ゲーナの家を訪ね、子犬のトービクと友達になる。彼もまた孤独に苛まれていたうちの一員である。レフというのはロシアで頻繁に見かける人名でもあり、ライオンを表す言葉でもある。
トービク
第一話登場キャラクター。新しい子犬を飼うという理由で捨てられた子犬。泣いていたところをガーリャに拾われる。尻尾を小刻みに動かしハキハキ話す活発な性格。ゲーナを訪ねてきたレフ・チャンドルと友達になる。
アニュータ
CV:水落幸子
第一話登場キャラクター。上品なキリンのレディで、冷静な状況判断ができる性格。背が高いため話し相手が上を向き穴に落ちるため友達がなかなかできない。ゲーナらとともに「みんなの家」を作った。背の高さを活かしてサルのマリーヤ・フランツェブナを乗せて屋根に絵を描かせていた。
マリーヤ・フランツェブナ
第一話登場キャラクター。サーカス団の一員である小柄なサルの女の子。物知りの調教師と行動を共にしている。「みんなの家」を手伝いにきた。絵が上手。とても心配性で、大事なものを口に入れて持ち歩く。
ネコ
第一話登場キャラクター。名前は付けられていないネコ。目線の高さがチェブラーシカと同じで、「みんなの家」を作るためやってきた小さな子猫。手伝いはできていないが友達が作れた。声が大きい。
『チェブラーシカ』の用語
「ガルモーシカ」
度々ゲーナが弾き歌いしている楽器で、ロシア式アコーディオンを指す。「ガルモーシカ」はガルモニーニ(アコーディオン)の分類中で小さく可愛いものという愛称である。
「ピオネール」
実在したソ連のボーイスカウト。9歳〜14歳までの少年少女が団員として活動している。作品中でピオネールのメンバーは、入団したいゲーナやチェブラーシカに対して「立派な子でないと入れない」と跳ね除け、エリート意識の強い集団として描かれている。
「みんなの家」
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目次 - Contents
- 『チェブラーシカ』の概要
- 『チェブラーシカ』のあらすじ・ストーリー
- 第一話「こんにちは、チェブラーシカ」
- 第二話「ピオネールに入りたい」
- 第三話「チェブラーシカと怪盗おばあさん」
- 第四話「チェブラーシカ学校へ行く」
- 『チェブラーシカ』の登場人物・キャラクター
- チェブラーシカ
- ゲーナ
- シャパクリャク
- ラリースカ
- ガーリャ
- レフ・チャンドル
- トービク
- アニュータ
- マリーヤ・フランツェブナ
- ネコ
- 『チェブラーシカ』の用語
- 「ガルモーシカ」
- 「ピオネール」
- 「みんなの家」
- 『チェブラーシカ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「みんなの家」の完成
- 道に迷って木の実を見つける
- ゲーナ「安心しろチェブラーシカ。季節は今まさに秋だ。つまり線路に水溜りはできないしぬかるみもできない」
- シャパクリャク「トロッコで行くのはシャパクリャクばあさん」
- 『チェブラーシカ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「チェブラーシカ」の名前は知人の娘の行動が由来
- 長年に渡ってDVをしていた原作者
- アニメーションの権利を巡って日本側と対立
- 『チェブラーシカ』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:チェブラーシカ(ラリーサ・ブロフマン)「ぼくはチェブラーシカ」
- 挿入歌:ゲーナ(ワシーリー・リヴァーノフ)「空色の列車」