Arcaea(アーケア)のネタバレ解説・考察まとめ

『Arcaea(アーケア)』とは、イギリスに本拠地を置くゲーム制作会社lowiro limitedにより制作・リリースされたスマートフォン向け音楽ゲーム。基本的なリズムゲームのシステムを採用しながらも、200曲以上の収録楽曲や二人の少女「光」と「対立」を主人公とした奥深いストーリーによって独自の世界観を生み出している。楽曲が多いだけでなくそれぞれに幅広い難易度が設定されており、音楽ゲーム初心者から完璧を求める上級者まで様々なプレイヤーに人気な作品となっている。

フロアと同じくレーン上を流れてくるノート。名前の通り長いのでノートの切れ目まで長押しする必要がある。ノートの始めより押し始めのタイミングが早いと反応しないが、定められたタイミングまでであれば途中から押しても反応する。

スカイノート

レーンよりも上の範囲を自由に流れてくるノート。「Sky input」と書かれているラインが画面中央にひかれており、レーンからSky inputまでの間のどこにでも流れてくる可能性があり、流れてくる場所を正確にタップする必要がある。

アークノート

本作の目玉と言ってもよい特徴的なノート。曲線状に流れてくるノートをなぞるように長押しすることを求められる。その形は非常に様々であり、このノートが本作の難易度の幅を大きく広げていると言っても過言ではない。

トレースノート

スカイノートやアークノートの場所を視覚的に表すためのノート。特別な操作は必要とされない。

出典: arcaea.lowiro.com

フロアノート(青)とスカイノート(紫)。

出典: arcaea.lowiro.com

ロングノート(左下)とアークノート(右上)。

これらのノートを適切なタイミングで対処すると、「Pure」の判定となりスコアが加算される。少しずれると「Far」となり、加算されるスコアが半分になる。ノートを逃すと「Lost」の判定となり、スコアは加算されない。楽曲のクリアは「Track Complete」、クリア失敗は「Track Lost」と呼ばれ、さらにすべてのノートにPureを出すと「Pure Memory」、Lostなしでクリアすると「Full Recall」となる。各楽曲に設定された最高スコアは「1000000+ノート数」点で、Pure判定の中でもさらに完璧なタイミングですべてのノートを拾うことで最高得点が得られる(この得点は「理論値」と呼ばれる)。

また、得点とは別に「想起率」が設定されている。これは画面左の縦長のゲージで表され、PureもしくはFar判定により少しずつ上昇し、Lost判定によって大幅に減少する。通常プレイにおいては楽曲終了時の想起率が70を超えていることでクリアとなるが、一部のパートナー(後述)が持つスキルによってはクリア判定が変わることもある。

実際に理論値を獲得しているプレイ動画がこちらである。

ヒグルース氏による『Grievous Lady』の難易度Future・Pure Memory理論値の手元動画。

動画の楽曲は『Arcaea』史上でも最高の難易度に分類される楽曲である。このように高難易度の楽曲を完璧にプレイできるプレイヤーは非常に少なく、世界中のプレイヤーがこのようなレベルを目指して練習を重ねている。

また、上の動画は端末を台において基本人差し指でプレイする方法をとっているが、スマホなどを横持ちして親指でプレイする人も少なくないため、自分に合ったプレイスタイルをとることができる。

パートナー

楽曲のプレイ時には、パートナーを設定することができる。パートナーキャラクターのほとんどには「スキル」が設定されており、楽曲のクリア条件を変えたり、楽曲クリア時のアイテム獲得量を増やしたり、ノートの左右を反転させたりといった様々なスキルのうち一つを発動させることができる。

また、各キャラクターごとに「FRAG」・「STEP」・「OVER」の3つのステータスが設定されている。「FRAG」は楽曲プレイ時のアイテム獲得数、「STEP」はWorldモードの進行、「OVER」は特別なWorldマップでの進行に関わる数値であり、キャラクターのレベルを上げることでその数値を上昇させることができる。レベルはそのキャラクターをパートナーに設定してWorldモードをプレイすることで上昇し、最高で20まで上げることができる。キャラクターによってはレベル20に到達すると「覚醒」をすることができるようになり、同じくWorldモードのプレイで手に入れることのできるアイテムを消費することでレベルの上限を30まで引き上げることができる。

ゲーム開始時にパートナーとして設定できるのは2人だけであるが、有料楽曲を購入しWorldモードをプレイすることで他のキャラクターを解禁することができる。

「World」モード

出典: wikiwiki.jp

「World」でプレーヤーが進めるマップ画面。

「World」のモードは、楽曲をプレイすることでマップを踏破していくモードである。楽曲のプレイには「スタミナ」を消費する必要があり、スタミナは30分に一度、最高で12まで回復する。進行のスピードはパートナーのSTEPの値と楽曲のプレイ成績に依存する。

マップにはマスが設置されており、通過することでアイテムが獲得できるマスや、止まっていると楽曲のプレイに影響を及ぼすマスなどが存在する。例えば、「Restriction」マスでは特定の楽曲しかプレイできず、「Fixed Speed」マスでは譜面のスピード(ノートが流れる速度)が強制されるといった制限がかかる。これらのマスを踏破していくことで、アイテムの獲得だけでなくパートナーキャラクターや新しい楽曲の解禁もすることができ、進めるほどにプレイの幅が広がっていくというシステムになっている。

また、Worldには「Chapter」が設定されているのだが、「Last Chapter」のみ少しシステムが異なっている。このChapterでは、進行のスピードはパートナーのOVERの値とプレイ成績に依存し、マップの踏破によって既存楽曲の新規難易度「Beyond」が解禁される。難易度Beyondの楽曲は、Futureに比べても厄介なノートの配置が多く、より難しい設定になっている。

『Arcaea』の登場人物・キャラクター

出典: wikiwiki.jp

「光」。左は覚醒前、右は覚醒後。

「光」
スキル:EASY - ノートを外した時の想起率減少量を抑える
覚醒必要アイテム:空虚の核×25、荒廃の核×5

初めから選択できるパートナーの一人で、クリアが簡単になる「EASY」のスキルを持つ。「Main Story」中では、希望や喜びの記憶を映すアーケアとともに、「対立」と対称的な存在として描かれる。

対立

出典: wikiwiki.jp

「対立」。左は覚醒前、右は覚醒後。

「対立」
スキル:なし
覚醒必要アイテム:空虚の核×5、荒廃の核×25

初めから選択できるパートナーの一人で、スキルを持たないが全体的に高いステータスを持つ。「Main Story」中では、「光」とは対称的に、絶望や闇に満ちた記憶を映すアーケアをめぐって冒険をする。

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