∀ガンダム(モビルスーツ)とは【徹底解説・考察まとめ】

∀ガンダムとは、テレビアニメ『∀ガンダム』に登場する主役メカ(モビルスーツ)であり、同時に全ての「ガンダム」が辿り着く終着点のようなキャラクター性を付与された、最強にして究極のガンダムである。
『∀ガンダム』の作中時間軸では、すでに忘れ去られた「黒歴史」の時代に建造されたモビルスーツであり、あらゆるもの砂と化す「月光蝶システム」を使用して黒歴史時代の地球文明を滅ぼしてしまったとされている。
『Gのレコンギスタ』発表までは、ガンダム正史上で最後に存在するガンダムとしても有名であった。

ビームライフル

ビームサーベルと同じく、RX-78-2 ガンダムより続く伝統の兵装。
ただし、その威力は非常に高く、壊れた状態でもムーンレィスの大型モビルスーツ「ウォドム」のビーム砲と誤認されるものだった。

なお、技術的には、かつての宇宙世紀時代のものとは違うものとなっている。
具体的には、重金属粒子を固有振動させて収束・発射する共振粒子砲(リフェーザー砲)である。

ガンダムハンマー

RX-78-2 ガンダム以来となる、モビルスーツ用の巨大鉄球である。
かつてのものと比べてより搭載ブースターの推力が増した他、Iフィールド(磁気フィールド)を展開して、敵機の駆動系へ悪影響を及ぼす機能も追加されている。

この武器を振り回していた本機と戦ったムーンレィスのモビルスーツパイロット、フィル・アッカマンは近代ヨーロッパ的な文明しか持たない地上の人々への侮蔑も込めて「いかにも蛮族のやりそうな事を!」と罵った後に、この武器によって乗機ウォドムを破壊された。

防護装備

専用シールド

専用の盾。
装甲を用いるものだが、Iフィールド(磁気フィールド)を展開する事でビームを弾く事も可能とされている。
敵の攻撃を受け止めるよりも、受け流す事を目的にしており、強度自体はそれほどではなく破損する事も多い。

特殊装備

空間転移機能(ワープ能力)

空間転移できると思しき∀ガンダム。目立った描写ではない。

はっきりとした設定にはなっていないが『∀ガンダム』劇中では、作画ミスではなく意図的に「瞬間的に∀ガンダムが位置を変えているシーン」が存在する。
それを可能としているのが、この空間転移機能だとされている。

∀ガンダムのパイロット・関連人物

ロラン・セアック

ムーンレィスの少年。17歳。
ただし、冷凍睡眠によって長い時間を過ごしていたため、あくまで肉体年齢が17歳というだけであり、本当の年齢は人間が通常生きていられる時間を超えている可能性がある(冷凍期間が未設定のため、詳細不明)。

なお、ムーンレィスとは、黒歴史の時代に地球から月へ移り住み、地球文明の崩壊後も高度な文明を保ったまま何千年も月で暮らしてきた人間達の国家である。

このムーンレィスの女王ディアナ・ソレルが、地球帰還計画を発動。その際、先だって地球の文明を調査する必要が生じ、調査の任にあたる人間が募集される。
ロランはこれに志願して地球アメリア大陸・イングレッサに溶け込む形で地球調査の任に就いたが、その生活の中で地球の暮らしを気に入り、やがて強引な手段で地球へ帰還しようとするムーンレィスへ、地球で発掘された∀ガンダムを使って対抗する事になった。

最終的にはムーンレィスの月軌道艦隊総司令官であり、戦乱を望む野心家でもあったギム・ギンガナムとその乗機ターンXを倒し、ムーンレィスと地球の人々の平和のかけ橋となった。

renote.net

ジョゼフ・ヨット

地球の少年。
『∀ガンダム』の世界では、鉱脈探しの職が「山師」という名称で存在しており、これによって身を立てていた。
だが、機械物に対して天性のセンスを持っており、地球上から黒歴史時代のモビルスーツ(ただし、地球の人々は「機械人形」と呼ぶ)が発掘されるようになると、そのパイロットに志願。
以降は地球の軍隊、ミリシャの一員としてムーンレィスと戦う事になる。

物語終盤、∀ガンダムに乗り込みターンXと戦うも惨敗。
その完膚無きまでに叩きのめされた描写から死亡したかのように見えたが、後遺症を負うこともなく生き延びた。
彼がターンXに対して∀ガンダムのビームドライブユニットを使用した際に勝利を確信して言った「やったぜフラン!」というセリフは、ビームドライブユニットのあだ名として、ファンに親しまれている。

最終的にはムーンレィスの女性、フラン・ドールと家庭を設け、鮮魚を扱う職に就く。

∀ガンダムの戦歴・活躍

∀ガンダム再起動~ウィルゲム発掘

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