青鬼シリーズのネタバレ解説・考察まとめ

『青鬼シリーズ』とは、2004年にゲーム制作者・nopropsによって公開されたフリーホラーゲーム、およびそれを原作とした実写映画、小説、アニメーション作品、舞台などのメディアミックス作品群。不気味な笑みを浮かべて追いかけてくる怪物「青鬼」から逃げながら脱出を目指すという、緊迫感のあるゲーム性や予測不能な恐怖演出で高い評価を獲得した。単独のメディアミックスのほか、コラボ作品も豊富にリリースされており、個人制作のゲームから出発した文化としては異例の規模を誇る作品として愛され続けている。

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危険な村の洞窟

動画投稿を始めるため、卓郎たちは心霊スポットのある村に行くことになった。村の奥で洞窟を見つけた彼らだが、そこでは青鬼が待ち受けていた。

ノベライズ版『青鬼』のあらすじ・ストーリー

ジェイルハウスでの惨劇

内気な少年のシュンは、転校先の学校でクラスに馴染めず、憂鬱な毎日を過ごしていた。そんなある日、「化け物がいる」という噂のある洋館・ジェイルハウスの前で、学年一の秀才のひろしをはじめとした同級生5人と遭遇した彼は、その洋館に足を踏み入れることになる。

ジュニアノベル版『青鬼』のあらすじ・ストーリー

少年たちに降りかかる災難

行方不明になった父を探していた少年・タケルはある日、たけし、卓郎、美香、ひろしという、同い年の小学生たちと出会う。たどり着いたのは町はずれに建つ洋館で、そこは「化け物が現れる」という噂があった。洋館と関わってしまったこの一件をきっかけに、彼らは様々な場所で洋館に巣食う化け物・青鬼と遭遇することになる。

実写映画版『青鬼』のあらすじ・ストーリー

化け物が出る館

いじめられっこのシュンと、彼のクラスメイトである杏奈は、河原にパソコンを持ち込み、シュンが自作した脱出ゲームで遊んでいた。
杏奈には半年前にいじめを苦にして自殺した弟の直樹がおり、直樹と同じようにいじめられているシュンのことを常に気にかけている。しかしそんな杏奈が去った後、シュンは不良の卓郎に絡まれてしまう。
その後、卓郎と卓郎の彼女の美香、彼らの友人であるタケシの3人は、シュンを連れて荷物を置くため、ジェイルハウスという洋館を訪れた。ここは「バケモノが出る」と噂されている洋館で人が近づかない。卓郎たちはこの噂に乗じて、このジェイルハウスに何か捨てにきたらしい。
するとそこに偶然居合わせた昆虫オタクのヒロシと安奈も、興味本位でジェイルハウスの中に入っていく。
探索していた彼らだが、突然ジェイルハウスの中に閉じ込められてしまう。さらに化け物がうろつき始め、パニックになったタケシはクローゼットの中に隠れてやり過ごそうとしたが、体中を食い破られた惨たらしい遺体となって発見された。
この状況を目の当たりにしたシュンは、自分が作っていたゲームの世界と全く同じことが起こっていると気が付く。

青鬼からの逃亡

杏奈は「青鬼」という怪物から逃げながら、脱出方法を知っているシュンと行動を共にする。一方、美香は卓郎から鍵束を奪って逃げようと画策したものの、青鬼に襲われて食われてしまう。
シュンと杏奈は、美香の声を真似た青鬼に騙されそうになるが、杏奈の機転でなんとか助かる。その後、杏奈とシュンは卓郎に殴られて気絶していたヒロシと合流したが、脱出を目指すさなかに卓郎に行く手を阻まれてしまった。逃げたほうがいいと必死に主張する杏奈に対し、青鬼に遭遇しておらず、見ていないものを信じない卓郎は聞く耳を持たなかった。
そしてシュンは、卓郎がジェイルハウスの中に隠そうとした荷物の中身を見て絶句する。
それは自分の遺体で、河原で杏奈と別れた直後、卓郎に殺されていたという真実に気が付く。しかも卓郎は、杏奈の弟である直樹の死にも関与していたことが露呈する。
杏奈にしか見えていなかったシュンは、いつの間にか姿を消していた。
卓郎は杏奈を殺そうとするが、青鬼に襲われて命を落とす。
慌ててケガをしているヒロシを抱えて逃げる杏奈だが、ヒロシは自らを置いて逃げるよう杏奈に進言し、自身を青鬼に襲わせることで杏奈を助けてくれた。しかし、杏奈は青鬼に追い詰められ、あっという間に行き場を失ってしまう。
しかし杏奈は、かつてシュンの作ったゲームの攻略に行き詰まっていた自分に「ピンチの時に反撃すれば活路が見出せる」とアドバイスしてくれた彼の言葉を思い出す。
シュンの言葉を信じた杏奈が青鬼が破ろうとしているドアを開くと、眩い光が彼女を包んだ。

そして気が付くと、河原でシュンと共にゲームをしていた時間に戻っているのであった。

実写映画版『青鬼 ver.2.0』のあらすじ・ストーリー

肝試しにきた不良たち

不良少年の卓郎とその恋人であるミカ、そして友人のタケシは、「化け物が出る」と噂がある廃墟・ジェイルハウスに肝試しにやってきた。
一方、卓郎たちにいじめられている転校してきたばかりのシュンが学校に来なくなってしまったため、学級委員長の杏奈とヒロシは彼の家に向かっていた。しかし、突如現れた珍しい蝶に興味を引かれたヒロシも、ジェイルハウスに入ってしまう。
ジェイルハウスの中では、臆病なタケシが急に逃げ出し、卓郎と美香がそれを追っていた。しかしそのさなか、ブルーベリー色の化け物「青鬼」が現れ、美香が犠牲になってしまう。
この異常な状況を察知したヒロシは、ネット中継が繋がったままのタケシのスマホを拾ってSOSを出す。その中継はシュンのパソコンに送られており、シュンは彼らが自分の作ったゲームの中に入り込んでしまったと気が付いた。
ジェイルハウス内と連動しているゲームを傍観することしかできず、落ち込んでしまうシュンを杏奈は優しく励ました。杏奈は、かつてシュンと同様にいじめを受けていたクラスメイトの直樹を助けられなかったことを深く後悔しており、シュンを放っておくことができなかったのだ。

ヒロシの死

ジェイルハウスでは、直樹の亡霊に怯えるタケシが精神的に追い詰められ、隠れ場所にしているロッカーの中で震えていた。
タケシは咄嗟に全身を青く塗って青鬼に仲間だと思わせようと振る舞い、「卓郎は嫌われ者」と罵倒して単独行動をするが、結局青鬼に殺されてしまう。

一方、卓郎と行動を共にしていたヒロシは「バグのせいで隠された4階がある」とシュンから聞いたことを思い出し、卓郎と共に全てをやり直せる「ゲームのリセット」を目指すことに決める。
このゲームで遊んだ事のあるヒロシが先導して4階への鍵を探す。そのさなか、見た目は可愛いが、合体して大きくなる青鬼が彼らの前に立ちはだかった。これを何とか協力して倒し、4階への鍵を見つけたヒロシと卓郎の間には、少しずつ友情が芽生え始めていた。
しかし、逃げる途中で怪我をしていたヒロシは傷が悪化してしまっていた。ヒロシは自ら青鬼の犠牲となって卓郎を逃がすが、命を落としてしまう。

リセット成功とループする悪夢

彼らを助けることを決めたシュンと杏奈は、連れ立ってジェイルハウスに駆け付けた。卓郎と美香、そしてタケシは絶対に助からないように設計されているシュンのゲームだったが、バグのせいか、パソコンの中のゲームは続いている。
ヒロシのおかげで4階に到達できたものの、2つのドアの前で青鬼に追い詰められて選択を迫られる卓郎に、シュンはゲームのリセットに通じるドアの目印を叫んで伝えた。
卓郎がリセットに通じるドアを開くと、ジェイルハウスに入る前の時間に戻っていた。
全ては終わり、リセットされたことで命を落とした美香やタケシ、ヒロシも元に戻った。
しかし、ジェイルハウスでの記憶が無いタケシが卓郎の悪口を言っていると、目の前に直樹の亡霊と青鬼が現れるのであった。

劇場アニメ版『青鬼 THE ANIMATION』のあらすじ・ストーリー

不気味な伝承

民俗学研究部の部員たちは文化祭の展示準備のため、地元の民話を調べていた。村の老人から聞いたのは、昔、寺で肝試しをしていた子どもたちが「桔梗鬼」に襲われたという不気味な話だった。部長の高城は、その内容が人気ホラーゲーム『青鬼』に似ていると指摘する。しかも作者はこの地域の出身で、幼い頃から民話をよく聞いて育ったらしい。高城は真相を確かめるため、次の土曜日に東京で作者に会う計画を立て、真鍋に同行を頼む。

一方、部員の村上は校医・美冬へ届け物をするため保健室へ向かう。そこから出てきたのは、女子との噂が絶えない立花だった。村上は、高城が自分ではなく真鍋を選んだことに不満を抱き、その気持ちを美冬に漏らす。
その後、村上を探しに来た真鍋は、立花から美冬と同じ香りがしたことを思い出し、彼の部室がある地下へ向かう。しかし立花は不在で、奥の扉は鍵がかかっていたため、二人はそのまま引き返した。

『青鬼』作者の不可解な死

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