℃-ute（ハロプロ）の徹底解説まとめ
℃-uteは、ハロー！プロジェクトに所属していたアイドルグループ。2005年6月11日に結成。初期メンバーは、矢島舞美、村上愛、梅田えりか、鈴木愛理、中島早貴、岡井千聖、萩原舞の7名。
2007年にメジャーデビュー、同年末には日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した。プロデューサーのつんくからは「ハロプロ一のパフォーマンス集団と」評されている。
2010年からは矢島舞美、鈴木愛理、中島早貴、岡井千聖、萩原舞の5名で活動。2017年6月12日に解散した。
2008年4月23日発売。オリコン週間ランキング初登場4位。
「涙の色」は、涙を流しながらも失恋を乗り越えようとする少女の気持ちを描いたラテン調の楽曲。
もともとは全く違う歌詞で製作が進んでおり、タイトルも「ジュリエット ジュリエット」であった。このバージョンは、後にベストアルバム『℃OMPLETE SINGLE COLLECTION』の通常盤に収録された。
「ダーリン I LOVE YOU」はBerryz工房との競作で、Berryz工房 ver.はシングル『ジンギスカン』のカップリングに収録されている。℃-ute ver.とは2番の歌詞が異なる。
＜収録曲＞
1. 涙の色
2. ダーリン I LOVE YOU （℃-ute ver.）
3. 涙の色（Instrumental）
6thシングル『江戸の手毬唄II』
2008年7月30日発売。オリコン週間ランキング初登場5位。
「江戸の手毬唄II」は℃-uteと同じ事務所に所属する五木ひろしの新曲として製作された。この曲につんくが注目し、五木ひろしに相談したのち快諾を得て℃-uteの楽曲としてリリースすることが決まった。歌詞がオリジナルと一部変わっている。アレンジもブギウギ風に変更されている。
再生時間が2分30秒で、℃-uteの楽曲の中では最も短い。
＜収録曲＞
1. 江戸の手毬唄II
2. 「忘れたくない夏」（歌：鈴木愛理）
3. 江戸の手毬唄II（Instrumental）
7thシングル『FOREVER LOVE』
2008年11月26日発売。オリコン週間ランキング初登場5位。
有原栞菜が参加した最後のシングルである。
テーマは「初恋」であり、デート中に手を繋ぎたいという思いからわざとはぐれた女の子の甘酸っぱい気持ちを描いた楽曲。
メインボーカルは矢島舞美と鈴木愛理であり、サビでのソロパートはこの2人のみにしか与えられていない。
＜収録曲＞
1. FOREVER LOVE
2. セブンティーンズ VOW
3. FOREVER LOVE（Instrumental）
8thシングル『Bye Bye Bye！』
8thシングル『Bye Bye Bye！』
2009年4月15日発売。オリコン週間ランキング初登場4位。
2009年2月26日より有原栞菜が活動休止していたため、6人体制でのリリースとなった。
1980年代のイギリスのファンクディスコやニューウェーブディスコを彷彿とさせるサウンドに仕上がっている。
歌詞は「少し強気な女の子が世間にいろいろ自分を決めつけられるのに飽き飽きしてきて、そのむしゃくしゃを踊って忘れちゃおう！」という内容になっている。
＜収録曲＞
1. Bye Bye Bye！
2. Go Go Go！
3. Bye Bye Bye！（Instrumental）
9thシングル『暑中お見舞い申し上げます』
2009年7月1日発売。オリコン週間ランキング初登場5位。
「暑中お見舞い申し上げます」は1977年6月21日にリリースされたキャンディーズの同名曲をカバーしたものである。日本郵便「暑中見舞い2009」イメージソングに起用された。
原曲の持ち味を活かしつつ現代的なサウンドになるようにリアレンジされている。原曲のイメージを壊さないようにするため、かなりナーバスに製作したとつんくは語っている。
カップリングはシャ乱Qのギタリスト・はたけが作曲、つんくが作詞を担当している。大人の雰囲気が漂うミディアムテンポな楽曲。
音沙汰のなくなった昔の恋人を少し暖かい気持ちで気にかけている女の子の心情を歌っている。
鈴木愛理によるソロ楽曲である。
＜収録曲＞
1. 暑中お見舞い申し上げます
2. 「残暑 お見舞い 申し上げます。」（鈴木愛理）
3. 暑中お見舞い申し上げます（Instrumental）
10thシングル『EVERYDAY 絶好調！！』
2009年9月16日発売。オリコン週間ランキング初登場2位。デイリーランキングでは2位を獲得し、週間、デイリーともにグループの最高記録を更新した。
有原栞菜卒業後の初のシングルであり、梅田えりかが参加した最後のシングルである。
℃-uteにはシンプルな明るいタイプの曲があまりなかったため、「明るい曲」をテーマに作成された。
リズミカルなパーカッションや、ギターのフレーズが特徴的な楽曲である。
＜収録曲＞
1. EVERYDAY 絶好調！！
2. 甘い罠
3. EVERYDAY 絶好調！！（Instrumental）
11thシングル『SHOCK！』
2010年1月6日発売。オリコン週間ランキング初登場5位。
梅田えりか卒業後、5人体制で初となるシングル。
「SHOCK！」はマイナー調のロック系ダンスミュージック。ヘッドホンやイヤホンで聴くことを考慮して、重低音を出しながらもボーカルがマスキングされないちょうど良いポジションを探しながらトラックダウンされている。
メインボーカルは鈴木愛理で、ソロパートは鈴木愛理にしか割り振られていない。鈴木愛理以外のメンバーは、Bメロ、およびサビのユニゾン部分、サビ終わりの「ちゃ〜」というささやきを担当している。
プロデューサーのつんくは「メッセージをより伝えやすくするためにそういたしました。」と自身のライナーノーツで説明している。
歌割りの比重が極端に偏っている体制に、鈴木愛理自身も疑問をもち、事務所に改善を訴えかけたと後にブログで綴っている。
＜収録曲＞
1. SHOCK！
2. 生きようぜ！
3. SHOCK！（Instrumental）
12thシングル『キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜』
つんくが「曲調が単に明るいという意味だけでなく、精神的に超ポジティブなそんな曲が良いなぁ」と思って作った楽曲。トラックダウンの際に曲の雰囲気を出すために、「フェアチャイルド」というコンプレッサーを利用している。
＜収録曲＞
1. キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜
2. 立ち上がれ 乙女達
3. キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜（Instrumental）
13thシングル『Danceでバコーン！』
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目次 - Contents
- ℃-uteの概要
- ℃-uteの活動経歴
- インディーズ時代
- 2005年 ℃-ute結成、ハロプロのイベントへの出演
- 2006年 新メンバー加入とシングルの連続リリース
- メジャーデビュー後
- 2007年 メジャーデビュー、そしてレコード大賞最優秀新人賞受賞
- 2008年 Berryz工房と初めての対バンライブ開催
- 2009年 メンバーの卒業、5人体制へ
- 2010年 SHOCK！事件
- 2011年 Berryz工房、スマイレージとのコラボコンサート開催
- 2012年 アルバム曲に隠された仕掛けが話題に
- 2013年 初のロックフェス出演
- 2014年 初の日本武道館公演開催。
- 2015年 夏の野外フェス・ROCK IN JAPAN FESに出演
- 2017年 12年の歴史に幕
- ℃-uteのメンバー
- 解散時のメンバー
- 矢島舞美（やじま まいみ）
- 中島早貴（なかじま さき）
- 鈴木愛理（すずき あいり）
- 岡井千聖（おかい ちさと）
- 萩原舞（はぎわら まい）
- 旧メンバー
- 村上愛（むらかみ めぐみ）
- 有原栞菜（ありはら かんな）
- 梅田えりか（うめだ えりか）
- ℃-uteのディスコグラフィー
- シングル
- 1stインディーズシングル『まっさらブルージーンズ』
- 2ndインディーズシングル『即 抱きしめて』
- 3rdインディーズシングル『大きな愛でもてなして』
- 4thインディーズシングル『わっきゃない(Z)』
- 1stシングル『桜チラリ』
- 2ndシングル『めぐる恋の季節』
- 3rdシングル『都会っ子 純情』
- 4thシングル『LALALA 幸せの歌』
- 5thシングル『涙の色』
- 6thシングル『江戸の手毬唄II』
- 7thシングル『FOREVER LOVE』
- 8thシングル『Bye Bye Bye！』
- 9thシングル『暑中お見舞い申し上げます』
- 10thシングル『EVERYDAY 絶好調！！』
- 11thシングル『SHOCK！』
- 12thシングル『キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜』
- 13thシングル『Danceでバコーン！』
- 14thシングル『会いたいロンリークリスマス』
- 15thシングル『Kiss me 愛してる』
- 16thシングル『桃色スパークリング』
- 17thシングル『世界一HAPPYな女の子』
- 18thシングル『君は自転車 私は電車で帰宅』
- 19thシングル『会いたい 会いたい 会いたいな』
- 20thシングル『この街』
- 21stシングル『Crazy 完全な大人』
- 22ndシングル『悲しき雨降り / アダムとイブのジレンマ』
- 23rdシングル『都会の一人暮らし / 愛ってもっと斬新』
- 24thシングル『心の叫びを歌にしてみた / Love take it all』
- 25thシングル『The Power / 悲しきヘブン（Single Version）』
- 26thシングル『I miss you / THE FUTURE』
- 27thシングル『The Middle Management〜女性中間管理職〜 / 我武者LIFE / 次の角を曲がれ』
- 28thシングル『ありがとう〜無限のエール〜 / 嵐を起こすんだ Exciting Fight！』
- 29thシングル『何故 人は争うんだろう？ / Summer Wind / 人生はSTEP！』
- 30thシングル『夢幻クライマックス / 愛はまるで静電気 / Singing〜あの頃のように〜』
- 31thシングル『To Tomorrow / ファイナルスコール / The Curtain Rises』
- オリジナルアルバム
- 1stアルバム『キューティークイーン VOL.1』
- 2ndアルバム『②mini〜生きるという力〜』
- 3rdアルバム『3rd〜LOVE エスカレーション！〜』
- 4thアルバム『④憧れ My STAR』
- 5thアルバム『ショッキング5』
- 6thアルバム『超WONDERFUL！⑥』
- 7thアルバム『第七章「美しくってごめんね」』
- 8thアルバム『⑧ Queen of J-POP』
- 9thアルバム『℃maj9』
- ベストアルバム
- ベストアルバム『℃-uteなんです！全シングル集めちゃいましたっ！①』
- ベストアルバム『②℃-ute神聖なるベストアルバム』
- ベストアルバム『℃OMPLETE SINGLE COLLECTION』
- ℃-uteの代表曲
- わっきゃない(Z)
- 悲しきヘブン
- まっさらブルージーンズ
- ℃-uteのミュージックビデオ（MV/PV）
- 世界一HAPPYな女の子
- ファイナルスコール
- ℃-uteの名言・発言
- 矢島舞美「メンバーが減って、ステージが広く見える――そう言われないように必死でした」
- 中島早貴「メンバーとお客さんの気持ちが1つになる瞬間を、ぜひ会場で感じてほしい」
- ℃-uteの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 異例のアルバムでメジャーデビュー
- メンバーカラーの変更と極端な歌割りにファンも戸惑った「SHOCK！事件」