体操ザムライ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『体操ザムライ』とは2020年10月から12月にかけて放送されたスポーツアニメ作品。21世紀初頭の日本を舞台に、元日本代表の体操選手・荒垣城太郎が様々な出会いを通して運命を変えていき、引退の危機から脱していく姿を描く。『ユーリ!!! on ice』や『ゾンビランドサガ』でも知られるMAPPAが制作を手掛け、クオリティの高い動きや演目のシーンは最大の見所である。ORANGE RANGEの楽曲「上海ハニー」がOPテーマとして使われるなど、当時流行っていたものが多く登場するのも特徴の1つとされる。

1962年からほぼ毎年開催されている日本の体操競技大会。オリンピックや世界体操競技選手権の日本代表を決めるための予選大会も兼ねて行われる事が多く、今回城太郎が出場したのは優勝よりもリハビリ後の復帰戦という意向が強い。

全日本体操競技選手権大会

日本体操協会が主催する、体操競技日本一を決めるための大会。本編で描かれた個人総合選手権は1日目に予選、2日目に決勝を行い、男子は6種目(女子は4種目)の合計得点で競う。他に団体選手権があり、こちらは1チーム6名で総合得点を競う。

『体操ザムライ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

玲「忍道とは必死即上。死への覚悟こそが生への道なり。己の弱さを知ってこそ動かぬ刃を持つ心、忍への道が開かれる。 窮地に立ちしこの刻が、怖れ、侮り、杞憂なき不動の心を得る好機。 忍びをもって和をなすもの、 心の忍者になりたくば……今ここで私と共に立て!」

元々は玲の母・知世が自身の主演作『オークvsくノ一』で発言したもの。最終回で空港に向かい、意地を張って帰国しようとするレオに玲はこのセリフで真意を問いただす。映画を通じて打ち解けた2人だからこそ成立したやり取りであり、これを受けて忍の本分を思い出したレオは城太郎の応援に行く事を決意し、決勝戦に駆けつける事ができた。

『体操ザムライ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

実際に流行ったものや実在する場所が登場

『体操ザムライ』では2000年代初頭に実際に流行ったものや、実在する場所が登場している。例えば城太郎の携帯着信音で流れるのは米米CLUBの代表曲『浪漫飛行』、城太郎やレオがブリトニーの指導下で太極拳をする場所として、池袋西口公園などが挙げられる。また2017年まで放送されていた『日曜洋画劇場』もあり、ラインナップとして『ゴーストバスターズ』など実在の映画が採用されている。

体操シーンの制作は専門家による監修付き

『体操ザムライ』で描かれる体操シーンはスタッフの想像だけではなく、専門家による監修付きで作られている。監修を務めるのは東海大学競技スポーツ学科所属の植村隆志で、実在する体操選手の動きを元に作られたCGを見ながら、より滑らかでリアルな動きになるように指導した。清水監督も「監修がないと正しいものにならない」と認め、こだわりを持ってアニメ作りに取り掛かっていると語った。

「アラガキ」を実際に成功させた内村航平

城太郎の鉄棒技「アラガキ」を内村航平選手が練習で実際に成功させた事がある。特別番組『世界体操 presents 体操ザムライのミカタ』で当時のVTRが公開され、城太郎役の浪川大輔も「アニメがリアルに感じる。ファンタジーではないですね」と驚いていた。

『体操ザムライ』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):荒垣城太郎(浪川大輔)、レオナルド(小野賢章)、南野鉄男(梶裕貴)「上海ハニー」

作詞・作曲:ORANGE RANGE 編曲:川崎智哉 歌:荒垣城太郎(浪川大輔)、レオナルド(小野賢章)、南野鉄男(梶裕貴)

ED(エンディング):はてな「夢?(ゆめじゃない)」

作詞:いしわたり淳治 作曲:はてな 編曲:HIDEYA KOJIMA

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