ブルーピリオド(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブルーピリオド』とは、2017年より山口つばさが『月刊アフタヌーン』(講談社)にて連載している「芸術」に向き合う若者を題材にした青年漫画である。特に熱中できるものもなく、日々の生活に虚しさを覚える高校2年生の主人公が、美術の授業をきっかけに絵の世界に惹き込まれ、日本で一番高い倍率を誇る「東京藝術大学」を受験することを決める。芸術の世界の厳しさに何度打ちのめされても、諦めきれずにもがき続ける主人公と仲間達の苦悩や葛藤が描かれた青春群像劇である。
関わった全ての人へ贈り物や感謝の気持ちを伝えることを欠かさない猫屋敷教授。そこまで人に気を遣って疲れないのかと聞かれた時の一言。普段は明るい猫屋敷教授の、傲慢にならずに誰よりもシビアに自分の価値を評価している現実的な一面が窺える。
『ブルーピリオド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
作中の絵の協力者達
ブルーピリオドに出てくる絵には、端の方に小さく名前が載っている。これは、実際にその作品を描いた作者の名前だ。山口つばさは、藝大受験をリアルに描くために大学時代の友人などを対象にして、定期的に取材を行っている。その取材のついでに予備校時代の絵や最近のデータなどがあるかどうかを友人たちに尋ね、絵を集めていたそうだ。また、現役の藝大・油画専攻の学生に絵をお願いしている場合もあるという。
「藝大アーツイン丸の内2018」にて藝大とのコラボが実現
出典: www.geidai.ac.jp
「BORN!」をテーマに“見て、聴いて、触れて、食べて楽しむ”体感型の各種アートイベントを実施。「MANGAストリート」という企画では、丸の内界隈のストリートにブルーピリオドのワンシーンが張り出された。
ブルボンのアルフォートとコラボ
YOASOBIが、ブルーピリオドからインスパイアされた楽曲である群青をリリースした。この楽曲は、ブルボンのアルフォートミニチョコレートのCMで起用され、2020年9月1日に解禁された。このCMでは、俳優である杉野遥亮とぶーピリオドの主人公である矢口八虎がコラボしている。
アルフォートのCM楽曲であるYOASOBIの「群青」。スペシャルムービーでは、ブルーピリオドとコラボしている。
クリープパイプとコラボ
『ブルーピリオド』と、ロックバンドであるクリープハイプの楽曲「栞」がコラボレーションした「マンガミュージックビデオ(MMV)」がYouTubeで公開されている。「マンガミュージックビデオ」とは、「マンガと音楽という2つのカルチャーを応援する」をテーマに、CHOCOLATE Inc.とサントリーが企画するプロジェクト。「クリープパイプのオフィシャルTwitterは、「美大受験を目指す主人公・八虎とそのライバル世田介の”簡単なあらすじなんかにはまとまらない”関係が楽曲にのせて描かれています。」とツイートしている。
【メディア情報】
— クリープハイプ (@creephyp) November 11, 2019
漫画『ブルーピリオド』と『栞』のMMV(マンガミュージックビデオ)公開!
美大受験を目指す主人公・八虎とそのライバル世田介の”簡単なあらすじなんかにはまとまらない”関係が楽曲にのせて描かれています。#MMV
▼詳細https://t.co/0ata7mCTeo
▼MMVhttps://t.co/iqtQgEgKPd pic.twitter.com/7bhOM6gSot
MMVを紹介しているクリープパイプのオフィシャルTwitter。「いいね」が7000を超えることからもその反響ぶりがうかがえる。
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目次 - Contents
- 『ブルーピリオド』の概要
- 『ブルーピリオド』のあらすじ・ストーリー
- 高校生活篇
- 絵との出会い
- 進路の決定
- 予備校篇
- 自分の絵と向き合う
- 自分の絵の発見
- 過去の絵に縛られる
- 藝大受験
- 大学生活篇
- 新たな出会いと受験絵画の否定
- 文化祭と神輿制作
- 世田介と向き合う
- 『ブルーピリオド』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 矢口八虎(やぐちやとら)
- 鮎川龍二(あゆかわりゅうじ)
- 高橋世田介(たかはしよたすけ)
- 八虎の友達
- 純田(すみだ)
- 恋ヶ窪(こいがくぼ)
- 歌島(うたしま)
- 美術部
- 佐伯先生(さえきせんせい)
- 森先輩(もりせんぱい)
- 山本先輩(やまもとせんぱい)
- 海野さん(うみのさん)
- 白井さん(しらいさん)
- 城田ちゃん(しろたちゃん)
- 予備校・東京美術学院
- 桑名マキ(くわなまき)
- 橋田悠(はしだはるか)
- 大葉先生(おおばせんせい)
- 岡田さえ(おかださえ)
- 石井啄郎(いしいたくろう)
- 桜庭華子(さくらばはなこ)
- 東京藝術大学
- 村井八雲(むらいやくも)
- 鉢呂健二(はちろけんじ)
- 柿ノ木坂桃代(かきのきざかももよ)
- 三木きねみ(みききねみ)
- 藍沢彩乃(あいざわあやの)
- 田無(たなし)
- 盧生教授(ろせいきょうじゅ)
- 槻木教授(つきのききょうじゅ)
- 猫屋敷教授(ねこやしききょうじゅ)
- 花陰真里亞(はなかげまりあ)
- 夢崎(ゆめさき)
- 櫻井(さくらい)
- 『ブルーピリオド』の用語
- 予備校・東京美術学院(東美)
- 東京藝術大学(藝大)
- 多摩美術大学(タマビ)
- 武蔵野美術大学(ムサビ)
- 油画科
- 日本画科
- エスキース
- デッサン
- F100号
- 『ブルーピリオド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 佐伯先生「頑張れない子は 好きなことがない子でしたよ」
- 鮎川龍二「悔しいと思えるなら まだ戦えるね」
- 鮎川龍二「俺の“好き”だけが 俺を守ってくれるんじゃないのかなあ…!」
- 矢口八虎「好きなことをやるって いつでも楽しいって意味じゃないよ」
- 矢口八虎「自信を持てないことを恥ずかしいって思うくらいならソレ受け入れて戦略練る方が俺に合ってる」
- 桑名マキ「評価を裏切っちゃいけないとか思わないでね ほんとに自分を許せんのってマジで自分だけじゃん」
- 矢口八虎「ほんとはなんだってやっていいはずなんだよね 自分の人生自分のものなんだから」
- 猫屋敷教授「じゃあ彼とのセックスを作品にすれば?何でうけるの?そういう作家のこと見て笑ってるの?そのプライドって作品良くするより大事?」
- 猫屋敷教授「だって私の全部をギブしないとみんな私の作品見ないもん」
- 『ブルーピリオド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作中の絵の協力者達
- 「藝大アーツイン丸の内2018」にて藝大とのコラボが実現
- ブルボンのアルフォートとコラボ
- クリープパイプとコラボ