【厳選】おすすめ面白いミステリー・推理小説20選!新旧の本格ミステリー作家大集合!

ミステリー・推理小説は、小説ジャンルの中でも人気が高い。殺人・盗難・誘拐・詐欺などの犯罪の発生し、その事件を合理的に解決するまでの内容が描かれており、クライマックスで真相が明かされた際に読者には大きな満足感を与えてくれる。また事件に巻き込まれた人々の深層心理が細やかに描かれているところも魅力だ。
この記事では、宮部みゆきや京極夏彦など、新旧の本格ミステリー作家の作品の中からおすすめの20作品を紹介する。

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【絶対に読みたい】おすすめ面白ミステリー小説 20選

ミステリー小説(推理小説)とは?

推理小説(すいりしょうせつ)は、小説のジャンルのひとつ。殺人・盗難・誘拐・詐欺など、なんらかの事件・犯罪の発生と、その合理的な解決へ向けての経過を描くもの。小説以外にも漫画や映画、ゲームなどさまざまなメディアに展開されるミステリーというジャンルの元になった。

出典: ja.wikipedia.org

「推理小説」という名称は、木々高太郎が雄鶏社にて科学小説を含む広義のミステリー叢書を監修した際、江戸川乱歩や水谷準に提案されて命名したものと伝えられる。このほか探偵小説(たんていしょうせつ)、ミステリー小説(みすてりーしょうせつ)という呼び名もあるが、前者の名称は「偵」の字が当用漢字制限を受けたために用いられなくなった。

【絶対に読みたい】おすすめ面白ミステリー小説 20選

新旧問わず、じっくり向き合って読みたい国内本格派ミステリー作家の推理小説を、皆さんの感想を交え厳選してまとめています。映画化されている作品も多数存在しますので、気になった方はそちらもチェックしてみて下さい。

生ける屍の死 (創元推理文庫) 山口 雅也 (著)

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生ける屍の死 (創元推理文庫)

『ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った。この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される殺人劇の必然性とは何なのか。自らも死者となったことを隠しつつ事件を追うパンク探偵グリンは、肉体が崩壊するまでに真相を手に入れることができるか。 』

ラスト100ページが素晴らしい分そこまでが単調に思えるきらいはあるが、全編に散りばめられたユーモアがほどよいスパイスをきかせているし、死に対する考察も読ませる。

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非常に印象深い1冊でした。ルール破りだとか荒唐無稽だとかいう意見も多いと思うけど、作者はその異常な状況設定をとくに意識させないよう、さりげなく親切丁寧に読者を導いていくことで、いつのまにか小説のプロットを構築してしまっています。見事です。

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火車 (新潮文庫) 宮部 みゆき (著)

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火車 (新潮文庫)

『休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。 』

ストーリーより人柄を感じたいのだと改めて確認した作品となりました。

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ラストシーンはもうこれ以上ないのではないかと思えるほどかっこいい終わりかた。最後の1行まで楽しめた稀有な傑作。

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悪の教典 上 (文春文庫) 貴志 祐介 (著)

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悪の教典 上 (文春文庫)

『晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムに、サイコパスが紛れこんだとき―。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。 』

夜眠れなくなるかとおもった。 恐いのに引き込まれていって、さいごは一気に読んじゃいました。

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題名でなんか宗教本?かと思って敬遠してたけど、映画化と知って読んでみたら面白かった。

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魍魎の匣 (講談社ノベルス)京極 夏彦 (著)

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魍魎の匣 (講談社ノベルス)

『匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞受賞作。』

ひとつひとつ別の事件なのにやっぱり繋がっている。全ての伏線を残さず回収してもやもや感もなく終われる。京極堂はやっぱり終わらす者。

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私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) 原 りょう (著)

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私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)

『まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵沢崎の事務所に電話をしてきた依頼人は、面会場所に目白の自宅を指定していた。沢崎はブルーバードを走らせ、依頼人の邸宅へ向かう。だが、そこで彼は、自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る…緻密なストーリー展開と強烈なサスペンスで独自のハードボイルド世界を確立し、日本の読書界を瞠目させた直木賞・ファルコン賞受賞作。 』

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