サクライケンタの徹底解説まとめ
サクライケンタとは、作詞家・作曲家・編曲家・音楽プロデューサーであり、株式会社ekomsの代表取締役。彼が頭角を現したのは、いずこねこのプロデューサーとしてであり、その後はMaison book girlの総合プロデューサーとして活躍している。スティーヴ・ライヒなどの現代音楽家に影響を受け、ポピュラー音楽にその現代音楽をミックスさせた「現音ポップ」を提唱している。Maison book girlだけでなく、クマリデパートのプロデュースや開歌-かいか-、大森靖子との仕事などで知られている。
二丁目の魁カミングアウト
メンバー全員がゲイであることをカミングアウトして活動しているアイドルグループ。
「ゲイでもアイドルになれる!」がコンセプト。
グループのリーダーであるミキティー本物が新宿二丁目でハロプロの振りコピを披露していた際に、当時のつくばテレビADである鈴木美紗乃が声をかけ、某番組の初回ゲストに招いた。
その番組に出演するにあたり同じくゲイであった2人を加え3人組で出演し、ダンス対決をしたのが結成の発端となった。
2011年に「二丁ハロ」(二丁目ハロープロジェクト)を結成、2017年に現在の「二丁目の魁カミングアウト」に改名して、現在も活動中。
ミキティー本物は、Maison book girlの多くの楽曲の振り付けを担当しており、ステージでもよく共演していた。
またクマリデパートの振り付けや、フィロソフィーのダンス、(初代)BiSの振り付けも担当することがあった。
以下、Maison book girlのデビューアルバム『bath room』リリース時にオフィシャルサイトに掲載されたムに寄せられたミキティー本物コメントを引用。
「Maison book girl の振付を担当しているミキティー本物です。
今回ブクガのファーストアルバム『bath room』発売を記念して感想コメントを送らせて頂きます。
普段あたしが振付の際は、プロデューサーであるサクライさんが歌う仮歌で振付を考えます。(その仮歌が本当に素敵なんです。いっそボーナストラックに入れてほしいくらいです。)
なので彼女たちが歌った音源というのはあまり聞き馴染みがなく
今回このアルバムで聴くのが初めての曲も多くありました。
アルバムを聴いての感想ですがあたしの中で今回のアルバムは「寝るときのBGMにおすすめ」です。
あたしは振付をする際に曲をエンドレスでかけて寝て夢の中で考えるのですが、サクライさんの曲はほぼ変拍子で慣れてないせいか
夢の中で何度も頭がおかしくなりそうになりました。
ただ頭がおかしくなるだけじゃなくて
とても不思議であたたかくてどこか寂しい世界に入れます。
是非寝ながらエンドレスで聞いてみて欲しいです。
この不思議で温かくてどこか寂しい曲に4人の声が絶妙にマッチします。
ダンスも含めてまだ未完成の彼女たち、優しい声で今にも消えてしまいそうな4人だからこそサクライさんの曲にマッチしてるのかなと思います。
これからもブクガの4人、そしてサクライさんの曲の世界観を大事に、見てる人がふんわりとゆるく熱いものを感じれるような振付をつけていければなと思います」
以下、Pop'n'Rollよりコショージメグミと矢川葵のインタビューより抜粋(「山本」は聴き手)。
山村:ブクガって、曲もライブの演出もほかのアイドルとは違うじゃないですか。正統派アイドルが好きな2人は、そのことをどう思っていたりするんですか?
矢川:私は最初可愛いアイドルに憧れていてなりたいって思っていたんですけど、やって行くうちに正統派のアイドルは自分には向いていないなって周りを見て思うようになって。曲も好きになっていったから、今は面白いことがやれているという自覚があるんです。だからこれからもサクライさんのいろんな曲が歌いたいと思っています。ブクガでしかできないライブの演出も、いろんな人が一緒に考えてやってくれるので楽しんでやっています。
コショージ:私は自分の好きなアイドルとブクガが違うとは思っていないかもしれない。だから全然違うことをしているっていう感覚は、今までなかったかもしれないですね。
山村:でも、正統派のアイドルはメンバーに全然ライトが当たらない演出のライブとかはしないですよ。
矢川:あはははは。
コショージ:あー、そうかー。でもライトが当たっていなくても、私たちがやっていることは同じなんですよ。観ている方からすると多分全然違うと思うんですけど、私たちはわりとモーニング娘。さんと同じように、一生懸命音を感じて歌を届けようと思ってライブをしていたりするから。
矢川:モーニング娘。さんのライブ映像とかを観て動きを覚えていて、ブクガの振り付けで“こういう動きをして”って言われた時に、あの曲みたいな感じかなって言い合いながらやったりもしているしね。
コショージ:振付師のミキティ(二丁目の魁カミングアウト)が、もともとハロプロが大好きな人なので、ちょっとそれっぽい動きとかもあったりするんですよ。モーニング娘。さんのダンスって、変な動きが多いじゃないですか。多分そういうのがやりたくて、ミキはこの動きをしているんだろうなっていうのが、振り入れの時にちょっとわかってきたりもしていて。
山村:ブクガの振り付けはミキティ本物さんだからハロプロ遺伝子が入っていると。
2017年3月1日:『Good As Yesterday』
2. 耳をすませば(作詞:ミキティー本物、作曲:サクライケンタ)
4. 三原色カタルシス(作詞:ミキティー本物、作曲:サクライケンタ)
「二丁ハロ」名義によるデビューミニアルバム。
作詞は全曲ミキティ本物が担当している。
2017年10月18日:『Good As Yesterday❷』
2. ノスタルジスター(作詞:ミキティー本物、作曲:サクライケンタ)
6. ネコの恩返し(作詞:ミキティー本物、作曲:サクライケンタ)
セカンドミニアルバム。
このアルバムから名義が「二丁目の魁カミングアウト」になる。
今回も作詞は全曲ミキティ本物が担当し、作曲も2曲担当している。
2018年9月26日:『Good As Yesterday❸』
3. リバ(作詞:ミキティー本物、作曲:サクライケンタ)
6. ウサギと賽子さん(作詞:ミキティー本物、作曲:サクライケンタ)
サードミニアルバム。
今回も作詞は全曲ミキティ本物が担当し、作曲も3曲担当している。
2019年5月15日:『Good As Yesterday❹』
4. (1+1)×0=0(作詞:ミキティー本物、作曲:サクライケンタ)
4枚目のミニアルバム。
作詞は全曲ミキティ本物が担当し、作曲も2曲担当している。
Related Articles関連記事
Maison book girl(ブクガ)の徹底解説まとめ
Maison book girlとは、2014年11月5日に結成された日本のアイドルグループ。作曲家・音楽プロデューサーのサクライケンタとBiSのメンバーであったコショージメグミを中心として誕生。サクライケンタの「現音ポップ」と称する変拍子を多用した楽曲をバックにコショージメグミが詞の朗読を行うというパフォーマンスを発展させた形といえる。一筋縄ではいかない「現音ポップ」に合わせてパフォーミングを行う、という独自の世界を持っている。2021年5月30日、活動終了が公表される。
Read Article
クマリデパート(Qumali Depart)の徹底解説まとめ
クマリデパートとは、サクライケンタがプロデュースを務め、「完全王道アイドル」として2016年に結成された日本の女性アイドルユニット。ミスiD2016ファイナリストの羽井リサコ、同セミファイナリストの優雨ナコに加え、サクライの知人から紹介された早桜ニコの3人組としてデビューを果たす。2018年5月、羽井が卒業するとともに、新メンバー、小田アヤネ、楓フウカ、比奈ミツバが加入。同年6月、比奈が脱退。2020年2月、山乃メイ、七瀬マナが加入。2023年3月、日本武道館単独ワンマンライブを開催した。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- サクライケンタのプロフィール・人物像
- サクライケンタの活動経歴
- サクライケンタ関連のディスコグラフィー
- Mary Angel
- 2010年7月28日:『瞬間 -shine heart-』
- 2011年3月16日:『まじかる・スター☆≡』
- 2011年6月29日:『succeed』
- 2012年8月8日: 『Happy☆days!!』
- いずこねこ
- 2011年11月11日:『JuPiter girL』
- 2011年12月18日:『rainy irony』
- 2012年2月25日:『nostalgie el』
- 2012年4月14日:『IZUKONEKO EP』
- 2012年8月4日:『最後の猫工場』
- 2013年1月23日:『ROOM EP』
- 2013年4月3日:『なみえて Live CD』
- 2013年11月27日:『last summer EP』
- 2014年6月25日:『2nd oneman LIVE 「猫と煙と赤いカーテン」in 東京キネマ倶楽部』
- 2015年3月4日:『世界の終わりのいずこねこ オリジナル・サウンドトラック』
- 2015年12月23日:『世界の終わりのいずこねこ+いずこねこ LAST LIVE (2014.12.20)』
- VERSUS KIDS
- 2013年4月24日:『みっくすじゅーす』
- 2016年3月1日:『First Blue / すきったー』
- usa☆usa少女倶楽部
- 2013年12月15日:『放課後 usa☆usa』
- GOMESS
- 2015年3月18日:『し』
- 2016年4月27日:『情景 -前編-』
- ずんね from JC-WC
- 2015年11月18日:『14才のおしえて』
- 大森靖子
- 2016年3月23日:『TOKYO BLACK HOLE』
- 2016年8月24日:『ピンクメトセラ / 勹″ッと<るSUMMER』
- 2020年12月9日:『kintsugi』
- 吉川友
- 2016年6月1日:『歯をくいしばれっっ! / チャーミング勝負世代』
- 2017年5月24日:『さよなら、スタンダード』
- 2018年1月17日:『DISTORTION / ときめいたのにスルー』
- クマリデパート
- 2017年4月26日:『クマリデパート1』
- 2017年8月26日:『あいろにー!』(ライブ会場限定販売)
- 2017年12月2日:『ピアノ』(ライブ会場限定販売)
- 2018年4月11日:『クマリデパート2』
- 2018年9月25日:『あれ?ロマンチック』
- 2019年1月22日:『シャダーイクン』
- 2019年5月28日:『ココデパ!』
- 2019年11月5日:『極LOVE浄土』
- 2020年3月3日:『サクラになっちゃうよ!』
- 2020年8月18日:『SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆』
- 2021年2月9日:『セカデパ!』
- A3!
- 2017年10月4日:『A3! Blooming SUMMER EP』
- 2019年12月18日:『A3! MIX SEASONS LP』
- 二丁目の魁カミングアウト
- 2017年3月1日:『Good As Yesterday』
- 2017年10月18日:『Good As Yesterday❷』
- 2018年9月26日:『Good As Yesterday❸』
- 2019年5月15日:『Good As Yesterday❹』
- ZOC
- 2019年4月30日:『family name』
- 2020年7月14日:『SHINEMAGIC / ヒアルロンリーガール』
- 開歌-かいか-
- 2019年7月16日:『歌の咲く島 / セミロング』
- 2020年6月16日:『花歌-はなうた-』
- クマニキ
- 2020年1月28日:『クマニキ』
- アップアップガールズ(2)
- 2021年2月16日:『強がりライライライ / セメテセメテ / ぱーれぇ~ / ガラスの純情』
- Maison book girl