こぶしファクトリー(ハロプロ)の徹底解説まとめ
こぶしファクトリーは、ハロー!プロジェクトに所属するアイドルグループ。
2015年1月2日に結成された。
初期メンバーは、広瀬彩海、藤井梨央、野村みな美、小川麗奈、浜浦彩乃、田口夏実、和田桜子、井上玲音の8名。2015年9月2日にメジャーデビュー。
こぶしを聞かせた力強い歌声と常に全力の熱いパフォーマンスでファンを魅了した。5人体制になってからは、井上玲音のボイスパーカッションを中心として、アカペラにも挑戦するなど、パフォーマンスの幅を広げた。
2020年3月30日をもって解散。
曲の冒頭からサブリーダーの藤井梨央が太鼓を叩いていたり、相撲取りが登場したりと非常に個性的なMVとなっている。「念には念」のMVでは全員が白の衣装を着ているが、こちらのMVではメンバーカラーを取り入れた衣装を着ている。MVにはメンバーが制服姿で鬼ごっこをしているシーンも入っている。2番終了後の間奏で、藤井梨央と和田桜子が披露している相撲をとっている振り付けに注目。
「エエジャナイカ ニンジャナイカ」
『劇場版 JKニンジャガールズ』の主題歌となった楽曲であるため、MVの随所に劇中のシーンが挿入されている。また、ハロー!プロジェクトにおいて、グループのメンバー全員が主演となる映画が製作されるのは、2000年に製作されたモーニング娘。主演の『ピンチランナー』以来である。映画とリンクしたMVは、近年のハロー!プロジェクトでは極めて珍しい作品となった。劇中の忍者のコスチュームをMVのダンスシーン等でも着用している。このMVが8人体制で撮影された最後の作品となる。
「これからだ!」
夢に向かって頑張る5人の様子を描いており、広瀬彩海が就活生、野村みな美が陸上部の部員、浜浦彩乃と井上玲音が受験生、和田桜子が画家の卵を演じている。本作が5人体制となって初のMVとなる。2番サビが終わるまで、ソロでのシーンが続き、2番サビ終了後の間奏部分で初めて5人でのダンスショットが挿入されるというこれまでのこぶしファクトリーにはない珍しい構成となっている。ダンスショットでは井上玲音が初挑戦のボイスパーカッションを披露している。
こぶしファクトリーの名言・発言
広瀬彩海「いろんなことを一緒に経験したことで、言いたいことも言えるようになった。いい意味で、遠慮がなくなったと思います」
『Rolling Stone Japan』のインタビュー(2018/05/30 配信)での発言。
こぶしファクトリーはハロプロ研修生の中から選抜されたメンバーによって結成されたグループだった。お互いほぼ話したことがない中でこぶしファクトリーとしての活動が始まり、デビュー直後は全員がただ必死にパフォーマンスをしている状況だった。それから様々なことを経験し、メンバー同士の信頼関係も強くなり、ライブ中もアイコンタクトをして、自然に楽しむことができるようになったという。盛り上げようとするのではなく、メンバー同士が楽しいと感じるから自然と会場も盛り上がる、そんなライブができるようになってきたと広瀬彩海は語っている。
井上玲音「私たちのパフォーマンスを見て元気を出してもらいたい。そういう風に私たちが、みなさんを助けられたらなって思います」
『ザテレビジョン』のインタビュー(2018/04/07 配信)での発言。
メンバーの脱退後、5人になったこぶしファクトリーを心配してくれたファンに対して、これからも期待に応えたいというメンバーの決意が感じられる発言。浜浦彩乃も同インタビューにて、「本当に私たちのことを応援してくださっているのが伝わってくるので、私たちもその期待に応えなきゃいけない。もっと結果を出していきたいです!」と語っている。
実際、5人になって以降、彼女たちはボイスパーカッションやラップに挑戦するなど、より熱いライブパフォーマンスでファンを魅了し続けた。
こぶしファクトリーの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
メジャーデビューシングルに異例の新人作家を起用
こぶしファクトリーは『ドスコイ!ケンキョにダイタン / ラーメン大好き小泉さんの唄 / 念には念(念入りVer.)』でメジャーデビューを果たしたが、当時この作品はハロー!プロジェクトのメジャーデビューシングルとしては異例な構成になっていた。
タイトル曲の1つである「ドスコイ!ケンキョにダイタン」を作詞・作曲した星部ショウは、メジャーシーンで活動をしたことがない新人の作家だった。新人作家がハロー!プロジェクトのデビュー曲を手がけるのは初めてのことであった。また、メジャーデビューシングルにつんく♂の書き下ろし楽曲が収録されないことも当時としては異例であった。(Buono!などの派生グループを除く。)
星部ショウはこぶしファクトリーへの楽曲提供以降、立て続けにハロー!プロジェクトのグループに楽曲を提供している。こぶしファクトリーへの楽曲提供の頻度も高く、星部ショウのこぶしファクトリーに対する思い入れも非常に強いことがライナーノーツなどからうかがえる。
メンバー3名が立て続けに脱退
2017年はこぶしファクトリーにとって激動の1年となった。下半期に入って、藤井梨央、小川麗奈、田口夏実の3人が立て続けに脱退した。
藤井梨央に関しては、事前に卒業を発表していたものの、7月になって契約が解除されたことが突如発表されファンに衝撃を与えた。卒業を告知したメンバーが、卒業予定日よりも早い段階で契約解除されるのはハロー!プロジェクトの歴史の中でも初めてのことである。
また、半年間で3人のメンバーが脱退するのは、モーニング娘。以外のグループでは初めてのことである。
これにより、こぶしファクトリーは5人体制で活動することになった。メンバーの脱退を経験しつつも、メンバー追加をせずオリジナルメンバーのみで解散まで活動したグループは、Berryz工房に次いで2組目となる。
「これからだ!」のMVに登場する受験番号の意味
「これからだ!」のMVでは浜浦彩乃と井上玲音が受験生の役を演じており、受験の合否結果をスマートフォンで確認するシーンがある。そのスマホの画面に表示されている二人の受験番号がこぶしファクトリーに関連する数字になっている。
浜浦彩乃の受験番号:150902 → こぶしファクトリーのメジャーデビュー日 2015年9月2日
井上玲音の受験番号:180328 → 『これからだ! / 明日テンキになあれ』の発売日 2018年3月28日
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目次 - Contents
- こぶしファクトリーの概要
- こぶしファクトリーの活動経歴
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- こぶしファクトリーのメンバー
- 解散時のメンバー
- 広瀬彩海(ひろせ あやか)
- 野村みな美(のむら みなみ)
- 浜浦彩乃(はまうら あやの)
- 和田桜子(わだ さくらこ)
- 井上玲音(いのうえ れい)
- 旧メンバー
- 藤井梨央(ふじい りお)
- 小川麗奈(おがわ れな)
- 田口夏実(たぐち なつみ)
- こぶしファクトリーのディスコグラフィー
- シングル
- 1stインディーズシングル『念には念 / サバイバー』
- 1stシングル『ドスコイ!ケンキョにダイタン / ラーメン大好き小泉さんの唄 / 念には念(念入りVer.)』
- 2ndシングル『桜ナイトフィーバー / チョット愚直に!猪突猛進 / 押忍!こぶし魂』
- 3rdシングル『サンバ!こぶしジャネイロ / バッチ来い青春! / オラはにんきもの』
- 4thシングル『シャララ!やれるはずさ / エエジャナイカ ニンジャナイカ』
- 5thシングル『これからだ! / 明日テンキになあれ』
- 6thシングル『きっと私は / ナセバナル』
- 7thシングル『Oh No 懊悩 / ハルウララ』
- 8thシングル『青春の花 / スタートライン』
- アルバム
- 1stアルバム『辛夷其ノ壱』
- 2ndアルバム『辛夷第二幕』
- こぶしファクトリーの代表曲
- 「ドスコイ!ケンキョにダイタン」
- 「辛夷の花」
- 「青春の花」
- こぶしファクトリーのミュージックビデオ(MV/PV)
- 「ドスコイ!ケンキョにダイタン」
- 「エエジャナイカ ニンジャナイカ」
- 「これからだ!」
- こぶしファクトリーの名言・発言
- 広瀬彩海「いろんなことを一緒に経験したことで、言いたいことも言えるようになった。いい意味で、遠慮がなくなったと思います」
- 井上玲音「私たちのパフォーマンスを見て元気を出してもらいたい。そういう風に私たちが、みなさんを助けられたらなって思います」
- こぶしファクトリーの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- メジャーデビューシングルに異例の新人作家を起用
- メンバー3名が立て続けに脱退
- 「これからだ!」のMVに登場する受験番号の意味