ギヴン(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ギヴン』とは、新書館『シェリプラス』で連載されたキヅナツキのBL漫画原作による青春アニメ。2019年7月から放送された。フジテレビ「ノイタミナ」初のBLコミックのアニメ化作品として、話題となった。卓越したギターの腕を持っている男子高校生・上ノ山立夏は、ギターの腕が上がるほど、音楽への熱が冷めていくのを感じていた。だが、偶然隣のクラスの佐藤真冬と出会い、運命の歯車が動き出す。真冬は、聴く者をを魅了する歌声という才能があったのだった。真冬は、立夏の所属するバンドの練習を見学しに行くことになった。

ギヴン。

テレビアニメの第9、10話の劇中歌。
真冬・立夏・春樹・秋彦の4人で初ライブを行った際の新曲。
ギターの立夏が作曲し、真冬が歌詞を担当する予定だったが、ライブ本番直前まで、歌詞は出来ていなかった。
だが、本番で、真冬は曲に合わせて突然歌いだした。
その歌詞の内容は、元恋人・吉田由紀との過去をなぞる恋の歌だった。

『ギヴン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

真冬の歌

脳内に流れる好きなメロディーを歌いだす真冬。

アニメ第2話で、真冬に本格的にギターを教え始めた立夏。
真冬のやる気は本物で、立夏が教えたことをどんどん吸収していく。
だが、真冬がどんな音楽が好きなのか、立夏は知らなかった。
そこである日、立夏は真冬に好きな音楽を聞いてみた。
すると、真冬は「よく脳内で流れる曲がある」とメロディーを歌い始めた。

衝動的に真冬をバンドに誘う立夏。

その歌声を耳にした途端、立夏は激しいショックに襲われる。
半ば衝動的に、真冬をバンドに入らないかと誘うのだった。
立夏が真冬を自分のバンドに誘うきっかけになった重要なシーン。

真冬の才能が爆発した圧巻のライブシーン

ぶっつけ本番で歌う真冬。

アニメ第8話で、真冬と立夏と春樹と秋彦は、4人での初ライブを迎えた。
オリジナル曲の歌詞が出来ていなかったり、本番直前に真冬のギターの弦が切れてしまったり、最悪な状況であった。
そんな中、真冬はぶっつけ本番で歌いだす。
それは会場中が息を呑む程のパフォーマンスだった。
真冬の歌の才能が開花した名場面。

立夏の緊急脳内会議が勃発

立夏の緊急脳内会議。

アニメ第10話で、横浜・みなとみらいまでやってきた真冬と立夏。
すると、海辺で突然真冬から告白してきたのだった。
唐突すぎる告白に、固まる立夏。
その脳内では、「緊急脳内会議」が勃発していたのだった。
真冬と「両想い」だと認識した立夏の脳内では、さまざまな意見を持つ”立夏”たちが討論を重ねていた。
天使の俺、悪魔の俺、感動屋の俺、冷静の俺、熱血の俺、心配性の俺、慎重の俺、童貞の俺など、沢山の”立夏”が登場した。
立夏と真冬が両想いになった名場面。

『ギヴン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

原作者・キヅナツキ「アニメ化するのは怖かった」

「ギヴン」TVアニメ化決定。

「ギヴン」のアニメ化の話は、企画が本決まりする1年以上前から話が出ていて、承諾していた。
だが、いざ本格的に決定の連絡が来ると、「本当に嫌なんです!」と思わず愚痴をこぼしてしまった。
それは「嫌だ」というより、「怖かった」から。
アニメ化することによって、どんどん作品が離れて行ってしまうのではないかと思ってしまったからだった。
アニメ化は今でも怖いままだが、今は”いい怖さ”だと思うようになったそうだ。

バンド「ギヴン」がリアル世界でメジャーデビュー

「ギヴン」。

アニメ「ギヴン」の劇中バンド“ギヴン”が、リアル世界でメジャーデビューを果たした。
アニメ「ギヴン」のエンディングテーマソング「まるつけ」でCDデビュー。
詞、曲、編曲、音楽全てを、OPテーマを担当するセンチミリメンタルがプロデュースした。
ボーカルを務めるのは、アニメ「ギヴン」の“佐藤真冬”役の声優・矢野奨吾。

劇中に登場するギヴンの練習スタジオは「Rinky Dink Studio 下北沢 1st」

「Rinky Dink Studio 下北沢 1st」スタジオ内装。

劇中で、真冬・立夏・春樹・秋彦の4人が利用しているスタジオは、「Rinky Dink Studio 下北沢 1st」が元になっている。
スタジオ内部には、アンプやマイクスタンドの他、大きな鏡も配置されている。

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