花のち晴れ〜花男 Next Season〜(花晴れ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『花のち晴れ〜花男 Next Season〜(花晴れ)』とは、神尾葉子の漫画『花より男子』の続編として、2015年から『少年ジャンプ+』で連載されていた漫画である。2018年にはドラマ化もされた。
F4卒業から2年後の英徳学園を舞台に、学園に相応しくない資産状況の生徒を追放する「C5(コレクト5)」のリーダー神楽木晴(かぐらぎ はると)と、元社長令嬢で現在は庶民の主人公・江戸川音(えどがわ おと)を中心としたラブコメディーだ。
『花男』と同一世界の物語のため、前作のキャラクターも登場する。

『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

晴「合ってよーが、はずれてよーが好きな女の言うこと信じなくてどうすんだよ」

近衛が英徳学園の庶民狩り犯人だということを音から聞き、信じられないことに対して言い放つシーン

音は英徳学園の庶民狩りをしている張本人が、天馬を慕っている近衛だということを知った。それを天馬に伝えに行くが、天馬に信じてもらえない音はその場を立ち去り、道端でへたり込んでいた。その時、たまたま通った晴に話を聞いてもらい、音を信じない天馬に晴は怒りが込み上げた。
晴が天馬に「合ってよーが、はずれてよーが好きな女の言うこと信じなくてどうすんだよ」と啖呵を切る。どんなことがあっても音を信じる、という晴の気持ちが感じられるセリフである。

天馬「俺の名前 天を駆ける馬だよ」 「音がピンチのときはいつでも駆けつける」

音が愛莉の嫌がらせで閉じ込められた日のシーン

愛莉の嫌がらせで、音は地下に閉じ込められてしまった。そんな時、天馬が音を助けに現れる。天馬は「俺の名前 天を駆ける馬だよ」「音がピンチのときはいつでも駆けつける」と宣言する。天馬が音を想う気持ちや、「彼女を守りたい」という決意が伝わるセリフである。

憧れの道明寺に出会う晴

晴が司に初めて会うシーン

晴がつくしの見送りに行く道中、道路が混雑していたため、歩いて向かうことにする。そんな晴の隣の車線でも同じような人達がいて、それがなんと憧れのF4だった。ずっと道明寺を慕っていて、ひと目会いたいと願っていた晴の思いが叶ったシーンでもある。

晴「こんな俺だけど ずっと 一緒にいて…ください」

晴が音にプロポーズするシーン

晴と音が結ばれたとき、「俺についてこい」と言った言葉を受け入れた音だったが、後日サプライズであらためて晴が「こんな俺だけど ずっと 一緒にいて…ください」とプロポーズをしたシーンである。

『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

作者が『花男』当時の編集長に言われた言葉「あなたは、このマンガを島にしなさい」

日本の少女漫画史に残る傑作『花より男子』。

作者の神尾葉子は、ヒット作『花より男子』が連載中だった頃、編集長から「あなたは、このマンガを島にしなさい」、「別のところに遊びに行って、またこの島に帰って来なさい」という言葉をかけられていた。しかしあまりにも『花男』のヒットが大きすぎたため、「もう花男は描かない」と決めた時期もあったという。『花男』の終了後は脱力感に襲われ、『キャットストリート』連載中も力尽きたようになっていた。
『キャットストリート』終了後、なんとか元気を取り戻した頃に『少年ジャンプ+』から連載オファーがきた。「ここからはもう何作も描けないだろう」と考えた神尾は、過去作品でやり残したことをやろうと決意し、『花男』の続編、『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』をスタートさせた。

『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』の主題歌・挿入歌

主題歌:King & Prince「シンデレラガール」

花のち晴れ〜花男NextSeason は2018年ドラマ化された。主人公「神楽木晴」を演じた「平野紫耀」が所属するグループ「King & Prince」の「シンデレラガール」が起用され、これが彼らのデビュー曲となったのである。

挿入歌:宇多田ヒカル「初恋」

挿入歌は「宇多田ヒカル」の「初恋」である。宇多田ヒカルは「花より男子」がドラマ化された時の挿入歌「Flavor Of Life-Ballad Version-」が起用され前作から引き続きの起用となった。

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