コウノドリ(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『コウノドリ』とは、2012年より鈴ノ木ユウが「モーニング」(講談社)で連載を開始した産科医療漫画である。産婦人科医でありながら、正体を明かしていないピアニストでもある、主人公鴻鳥サクラ。サクラが勤務する聖ペルソナ総合医療センターで、妊婦とその家族を中心に物語が繰り広げられる。7年間の掲載を経て、2020年10月23日最終巻が発売され完結している。コミックの累計発行部は800万部を超えている大人気コミックである。
『コウノドリ』の登場人物・キャラクター
主人公
鴻鳥サクラ(こうのとりさくら)
演:綾野剛、高村佳偉人(幼少期)
ペルソナ総合医療センターで働く産科医兼、「ベイビー」という児童養護施設で育ったこと以外情報を何も公開していない人気ジャズピアニスト。好物はカップ焼きそば、天然パーマで「もじゃもじゃ」と称されることもあるぼさぼさの髪型と、睫毛が特徴的。温厚な性格だが、冷静な判断力を持つ。また可能である限り患者の希望を第一に優先する。ジャズピアニストとして活動する時にはウィッグを着用し、化粧もしている。
子宮頸がんを患っていた母親「幸子」がサクラを産んだのちに亡くなってしまったため、児童養護施設で育った。実の家族からの愛情は受けることはできなかったが、児童養護施設の人たちに大切に育てられ、サクラはとてもやさしい人となる。どんな患者さんにも、優しく寄り添い、時に厳しくも、患者さんが後悔することのない決断ができるように助言をしていく。
ピアノコンサート中に、たびたび急患コールが鳴るだけでなく、大好きなカップ焼きそばを食べる際にも声かけられ中断することもしばしば。
幼いころには、喘息の持病があった。
産科医
四宮ハルキ(しのみやはるき)
出典: vscreations.jp
演:星野源
サクラの同僚の産科医。サクラによると実家も産婦人科医院であるらしい。好物は牛乳とジャムパン。左目の下の泣きボクロが特徴。
元々は、真面目でありながらも表情豊かな医者であったのだが、現在は無表情であり、短絡的に患者と接してしまうため、評判もよくない。過去に、命を助けることのできなかった担当患者がおり、その原因を自分が彼女の喫煙をとめることができなかったせいだと、強く思いこんでしまったことがきっかけでかわってしまったのだ。その女性の子供は重い障害が残り、植物状態になってしまった。四宮は、いまだに目覚めない子どもの病室へ訪れ続け、絵本を読んだりしている。四宮の冷たく感じる素振りの根底には、嫌われてでも患者の命を守るという責任感の強さと、優しさがあるのだ。
下屋カエ(しもやかえ)
演:松岡茉優
サクラの後輩で28歳の若手女性産科医。ベイビーの大ファンであり(実際にライブに行ったことはない)、好物は焼肉。黒の長髪に眼鏡姿、そばかすがチャームポイント。
産婦人科においては、女医希望の患者が多いがゆえに多忙な日々を過ごしている。感情的になりがちで、せっかちなところもあり、同じ若手であるはずの同期の白川(新生児科医)の生意気ともとれる態度に腹を立てることもしばしば。まだまだ、産科医としての自分に自信が持てず、不安と戦っているが、サクラに支えられながら徐々に成長していく。
アルバイト先の妊婦が亡くなったことを機に、希望して救急救命科に異動。
倉崎エミ(くらさきえみ)
演:松本若菜
下屋が救急救命科に移動した後に、サクラの元に配属された産婦人科医。サクラ、四宮の二人とは昔からの知り合いで、2人が研修医だったころに医学生として一緒に勤務していた。NICUの井川という医師と結婚していたが、井川の不倫が原因で離婚。その当時妊娠していた娘のユリカを一人で育てているシングルマザーである。
「じゃがりも」をよく食べている。ヘビメタルが好き。中国語が堪能。
新生児科医
白川(しらかわ)
演:坂口健太郎
新生児科医。下屋の同期である。下屋に対して辛辣な発言が多く、下屋からは「生意気」と言われている。
今橋(いまはし)
演:大森南朋
新生児科医。おしゃべりな大人と子供が嫌いである。ドラマでは、家族との様子が多く描かれているが、漫画のなかでは私生活は不明。
新井恵美(あらいめぐみ)
Related Articles関連記事
産科ドラマ『コウノドリ』の中学生妊婦役・山口まゆの演技がスゴい!神回と話題
産科で起こるドラマを描いた漫画『コウノドリ』を原作とする同名のドラマは、毎回視聴者を感動で涙させて話題になっていた。ここでは「神回」と呼ばれている第5話で中学生の妊婦を演じた山口まゆの演技や、脚本の素晴らしさ、視聴者の絶賛の声を紹介する。
Read Article
【親なるもの 断崖】エロいだけじゃない!実は名作揃いなスマホ広告の謎漫画まとめ【コウノドリ】
スマホやPCでウェブサイトを閲覧していると、「なんだこれ…」と思うようなエロ漫画の広告に出会ったことはありませんか?ただサイトを閲覧したいだけなのに、本当にうっとうしいですよね…。でも、その広告のフタを開けてみると意外と深い作品がたくさんあります。エロとは皆無のものだってありますよ。この記事では、そんな謎漫画についてまとめました。興味のある方はぜひ一読を。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『コウノドリ』の概要
- 『コウノドリ』のあらすじ・ストーリー
- 2つの顔を持つ産婦人科医
- 未受診妊婦
- 切迫流産
- オンコール
- 自然分娩と帝王切開
- 妊婦と喫煙
- 中学生の妊娠
- 研修医
- 無痛分娩
- 子宮頸がん
- 『コウノドリ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 鴻鳥サクラ(こうのとりさくら)
- 産科医
- 四宮ハルキ(しのみやはるき)
- 下屋カエ(しもやかえ)
- 倉崎エミ(くらさきえみ)
- 新生児科医
- 白川(しらかわ)
- 今橋(いまはし)
- 新井恵美(あらいめぐみ)
- その他の医療関係者
- 小松ルミ子(こまつるみこ)
- 加瀬(かせ)
- 船越(ふなこし)
- 院長(いんちょう)
- 赤西ゴロー(あかにしごろー)
- 『コウノドリ』の用語
- オンコール
- ギネ
- 周産期医療センター
- カイザー
- エヌ
- 『コウノドリ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 鴻鳥サクラ「きっとキミはこれから人の何倍、何十倍も辛いことがあるかもしれない。でも、人一倍幸せになることはできる。」
- 鴻鳥サクラ「帝王切開を受ける妊婦さんは自分の病気や怪我を治す為でもなく、赤ちゃんの命を守るためだけに命をかけて自分から手術台の上に上るんです。僕らはそれをお産でないと言えません。帝王切開は、立派なお産です。」
- 四宮ハルキ「優しくしたら患者を救えるんですか?優しいけど患者を死なせる医者と、嫌なヤツだけど助けてくれる医者。医院長だったらどっちに診て貰いたいですか?」
- 鴻鳥サクラ「君には彼女の痛みも苦しみも肩代わりすることも出来ないし、まだ子どもを育てる力もない。だからじっくり考えていかなきゃね。起きたことから目を逸らさずに生まれてくる命をしっかり受け止められる大人になれるように。」
- 『コウノドリ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ドラマに出演している新生児は本物
- 手術シーンはお医者さんの勉強会に使用されることも
- 小栗旬、親子共演
- 『コウノドリ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:miwa「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」(ドラマ第1シリーズ)
- 主題歌: Uru「奇蹟」(ドラマ第2シリーズ)