ヴァンパイア騎士(ナイト)のネタバレ解説・考察まとめ

『ヴァンパイア騎士(ナイト)』とは2005年から2013年まで樋野まつりが『LaLa』で連載していた吸血鬼を題材とした学園ラブストーリー漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。
全寮制の「黒主学園」を舞台に起こる人間と吸血鬼の共生に対する問題や、吸血鬼同士の争い、そして主人公・黒主優姫の秘密や過去が明かされていく。
ゴシック感あふれる世界観に、見目麗しい登場人物、少女漫画ながら悲恋もののため、読んでいて切なくなるが、先の展開が読めず、ハラハラドキドキのストーリーとなっている。

玖蘭樹里(くらん じゅり)

CV:國府田マリ子

枢と優姫の母親で、悠の実妹であり妻。李土の実妹の純血種。
純血種としての能力は術式を使うことに秀でていること。
悠とは共に3000年近く一緒に生きており、もう一人の兄である李土に対しては、悠との最初の子供を奪ったということもあり、憎悪を剥き出しにしている。
若い頃は悠とは正反対のお転婆な少女で、一時は正体を隠し、吸血鬼のいない世界で学生として生活してた時期もある。
10年前の李土に襲撃された際、自分の命と引き替えに優姫の吸血鬼としての因子を眠らせ、人間にする術式を施したことにより死亡する。

緋桜閑(ひおう しずか)

CV:園田恵子

零を吸血鬼にした純血種で、李土の元許婚。通称・狂い咲き姫。
植物を操る能力に秀でていた。
生後間も無く、「保護」の名目で元老院に隔離されていた。餌として用意された元人間を吸血鬼を愛していたが、レベル:Eに落ちていないにも関わらず錐生家に粛清されたことの報復として錐生一家を襲撃。零と壱縷の両親を惨殺、零のことは吸血鬼にしたが、壱縷は虜にしてそばにおいた。
遠い親戚である紅まり亜の体を借りて、黒主学園へと潜入したが、枢に企みを見破られ殺害される。

白蕗更(しらぶき さら)

吸血鬼たちから「純血の君」と呼ばれる純血種で、元老院に協力的である白蕗家の令嬢。
純血種である黄梨の婚約者であったが、純血種としての力をさらに高めるために自らの手で黄梨を殺害し、その力を得る。
普段が穏やかな性格であるが、自称「気が短い」と言っているだけあり、激情家で残虐な一面も持っている。

ハンター協会

黒主灰閻(くろす かいえん)

CV:郷田ほづみ

黒主学園の理事長で優姫の養父。
吸血鬼に大切な人を殺され、かつては冷酷な吸血鬼ハンターとして数え切れないほど大量の吸血鬼を狩ってきた過去を持つ。
ハンターとして使用している武器は刀。
玖蘭悠たちに内緒で家を出た樹里を狩ろうとしたことがあるものの返り討ちにあい、その際に彼女の願いを叶えるために黒主学園を創設、人間と吸血鬼の架け橋を育てることに尽力を尽くしている。

ハンター協会会長(はんたーきょうかいかいちょう)

CV:菊池正美

本名・年齢ともに不詳で、灰閻とは旧知の仲。
その名の通り、ハンター協会の協会長を務めており、実権を握っている。
ハンターと吸血鬼、お互いの社会で不都合な部分を処理しようと画策して元老院と手を組み、李土復活にも手を貸していた。
しかし、体内に得ていた李土の血に取り込まれ、悲惨な最期を遂げた。

夜刈十牙(やがり とおが)

CV:安元洋貴

現在のハンター協会内でナンバー1と称されるほどの優秀な吸血鬼ハンター。零の師匠であり、零の過去を知る数少ない人物の一人。
昔、零を庇った事により右眼を失ったため、眼帯を着用している。
使用している武器は銃。
倫理の教員免許を持っているため、黒主学園でも倫理の教師として教壇に立つ。

鷹宮海斗(たかみや かいと)

ハンター協会に所属する吸血鬼ハンター。
漫画版では優姫が純血種として目覚めて以降の物語で登場するする。
海斗の行動により、優姫は純血種として初めて参加した夜会にて親友である沙頼との再会を果たした。
幼い頃、零と共に夜刈からハンターとしての教育を受けていた。

その他関係者・吸血鬼の世界

一条麻遠(いちじょう あさとお)

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