僕等がいた(アニメ・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕等がいた』とは、2002年から「ベツコミ」で連載され、第50回小学館漫画賞少女向け部門を受賞した小畑友紀の漫画であり、2006年にアニメ化され、2012年に完結後、実写映画化もされた大人気漫画である。舞台は北海道釧路市と東京で、高校生活に期待を寄せる少し天然で一途な普通の女の子高橋七美と、運動神経抜群でクラスの大半が好きになるが、心に大きな影を抱える矢野元晴の高校時代~社会人までの青春と純愛を描いたラブストーリー作品である。
愛称は功
矢野が東京へ転校した高校のクラスメイトで、出会った当初は生意気な転校生だった矢野のことを嫌っていたが、すぐに打ち解け仲良くなる。矢野が消息を絶った後もただ1人行方を知っていたが、千見寺たち同級生には隠していた。高校時代から千見寺への想いを寄せ続けているが、報われてはいない。
長倉美智子 (みちこ)
出典: comic-review.com
演:山下容莉枝
矢野の母である庸子のかつての親友だった。庸子が旦那と不倫し、子供を作り矢野が生まれた事が許せずにずっと恨んできた。ある時、家庭内で跡継ぎ問題が生じ、旦那の血を引く実の息子である矢野を引き取りに庸子と矢野の元へ現れる。だがその行為が原因となり、庸子は精神崩壊し自殺してしまい、庸子と矢野のことは許した。
マスター
演:神尾佑
札幌市内でバーと営む矢野の恩人。母親の自殺によるショックでパニック障害を抱え、過去との決別のため周囲からの消息を絶ち、札幌に戻っていた矢野と偶然出会う。自暴自棄となり、闇を抱え社会から孤立していた矢野を店へ雇った。非常に温厚であり、矢野の過去を問い質すこともなく、優しくあたたかい言動で寄り添い、抱えていた心の闇から救おうとしてくれていた。
ララ美
矢野の愛犬であり、竹内の家の前に捨てられていたところを矢野が引き取った。当時七美に振られ傷心していた矢野が七美の分身として意識し、ララ美という名前を付け大切に育てている。
『僕等がいた』の用語
『僕等がいた』に登場する学校
釧路第一高等学校
北海道釧路市にある七美と矢野が出会った出身高校
S女子大学
七美の出身大学。高校卒業後、第一希望は不合格だったものの、この大学に合格したことで上京した。
J大学
七美が第一希望だったが不合格となった大学であり、千見寺の出身大学。
W大学
東京にある竹内の出身大学。
その他の『僕等がいた』の用語
マリモヘア
七美の特徴的なお団子ヘアをからかう時の矢野の言葉。主にこの髪型だが、たまに髪の毛を下ろしストレートヘアの時もある。
告白タイム
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目次 - Contents
- 『僕等がいた』の概要
- 『僕等がいた』のあらすじ・ストーリー
- 2人の出会い~釧路での高校時代編
- 上京~社会人編
- 6年越しの再会~復縁編
- 復縁後~結末
- 『僕等がいた』の登場人物・キャラクター
- 高橋 七美 (たかはし ななみ)
- 矢野 元晴 (やの もとはる)
- 竹内 匡史 (たけうち まさふみ)
- 竹内 彩香 (たけうち あやか)
- 山本 有里 (やまもと ゆり)
- 山本 奈々 (やまもと なな)
- 千見寺 亜希子 (せんげんじ あきこ)
- 矢野 庸子 (やの ようこ)
- 水口 (みずぐち)
- アツシ
- 功太郎 (こうたろう)
- 長倉美智子 (みちこ)
- マスター
- ララ美
- 『僕等がいた』の用語
- 『僕等がいた』に登場する学校
- 釧路第一高等学校
- S女子大学
- J大学
- W大学
- その他の『僕等がいた』の用語
- マリモヘア
- 告白タイム
- 『僕等がいた』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 山本奈々「『幸せ』って、寒い日のココアみたいだね」
- 竹内匡史「そういうのがいいんだよ。誰か元気な人間がまわりで騒いでくれるのが 高橋が元気をあげればいい」
- 高橋 七美「え、なんだろ、むずかしいな。えっと…あ、ほこほこするやつ」
- 矢野元晴「高橋、一度しか言わないからよく聞いて。好きだよ」
- 高橋七美「好きだ バカッ」
- 矢野庸子 「ひとつだけ、成功があるわ。失敗だと思ってたけど、計算外だけど、当時は後悔したけど、元晴 あんたを産んでよかった」
- 矢野元晴「早く大人になる。早く大人になって、守られる側じゃなくて、俺が守る側になる。誰にも文句言わせない。誰にも切ない思いさせない。母親も 家族も 女も これだけは絶対絶対守りぬける人間になる」
- 矢野元晴「ゼロじゃなくて プラマイプラス だったよ 高橋と出会ってから」
- 高橋七美「『独り』が寂しいのは独りだからじゃなくて、誰かと一緒にいたことの記憶があるから。 一緒にいることの幸せを知ってしまったから」
- 矢野元晴「『過去』に負けない『今』作ろーぜ」
- 『僕等がいた』の裏話・トリビア ・小ネタ/エピソード・逸話
- 『僕等がいた』の実写映画は本当は三部作の予定だった
- 本作の舞台で、原作者の故郷である北海道釧路市で原画展&サイン会が開催
- 矢野元晴役の生田斗真は、学生服を着て演じたのが 『僕等がいた』の映画が最後か
- 山本有里役の本仮屋ユイカは、原作漫画でも 矢野のことが好きだった
- 実写映画『僕等がいた』観客動員ランキング初登場第2位を記録
- 『僕等がいた』の主題歌・挿入歌
- テレビアニメ『僕等がいた』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング): Mi『君だけを…』
- ED(エンディング): Mi『アイシテル』(第1,8,10話)
- ED(エンディング): 麻生かほ里『ここにいて』(第2,5,24話)
- ED(エンディング):Mi『サンセット-album version-』(第3,18話)
- ED(エンディング): 加藤いづみ『好きだから』(第4,6話)
- ED(エンディング): ささきのぞみ『ふたりの季節が』(第7,9,11,13話)
- ED(エンディング): 加藤いづみ『美しすぎて』(第12話)
- ED(エンディング): 加藤いづみ『キミがいる』(第14話)
- ED(エンディング): ささきのぞみ『メリーゴーラウンド』(第15,16,19,22話)
- ED(エンディング):加藤いづみ『言葉』 (第17,20,21,23,25,26話)
- ED(エンディング):大津美紀『星を数えるよりも』(第16話(挿入歌)、第18話ではスキャット)
- 挿入歌:安原麗子『Milky Way』(第10話)
- 挿入歌:加藤いづみ『青空』(第13話)
- 実写映画『僕等がいた』の主題歌
- 前篇主題歌:Mr.Children『祈り 〜涙の軌道』
- 後篇主題歌:Mr.Children『pieces』