僕等がいた(アニメ・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕等がいた』とは、2002年から「ベツコミ」で連載され、第50回小学館漫画賞少女向け部門を受賞した小畑友紀の漫画であり、2006年にアニメ化され、2012年に完結後、実写映画化もされた大人気漫画である。舞台は北海道釧路市と東京で、高校生活に期待を寄せる少し天然で一途な普通の女の子高橋七美と、運動神経抜群でクラスの大半が好きになるが、心に大きな影を抱える矢野元晴の高校時代~社会人までの青春と純愛を描いたラブストーリー作品である。
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亡き元カノの奈々のことが忘れられずに苦しんでいた矢野のことを心配し、過去を変えられないと悩んでいた七美に対し、「オレだって過去書き替えたいよ、できるならね。でもそんなことは不可能だ。過去は変わんない」と言った後に告げた言葉。
『僕等がいた』の裏話・トリビア ・小ネタ/エピソード・逸話
『僕等がいた』の実写映画は本当は三部作の予定だった
2012年映画公開後のインタビューにて、三木孝浩監督と春名慶企画プロデューサーは、「今回公開された映画は前篇後篇の二部作となったが、本音では三部作にしたい作品だった」と語った。理由としては、原作で16巻分の内容を映画1本分約2時間に纏めても総集編になってしまい、至高のエピソードや奥深い恋愛の部分を描きたかった。また、前半の高校時代の部分は、少年少女の淡い青春の純愛物語だが、9巻以降の遠距離恋愛となってからは、壮絶なヒューマンドラマでもあり、大人になるまでの空白の時間を表現するのが難しかった。と語った。
本作の舞台で、原作者の故郷である北海道釧路市で原画展&サイン会が開催
2010年7月31日~9月5日にかけて、原作者の小畑友紀の故郷であり、本作の主要舞台の北海道の釧路駅2階の特設会場にて、原画展と同時に8月8日にサイン会が開催された。物語の主要な舞台のため、『僕等がいた』の世界観を感じることができ、会場には原作者本人からの特別メッセージも展示された。
矢野元晴役の生田斗真は、学生服を着て演じたのが 『僕等がいた』の映画が最後か
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実写映画で矢野役を演じた生田斗真は2011年の制作発表のコメントで「こんなカッコよくて人間的な矢野というキャラクターを、自分が演じさせてもらう事に恐縮していますが、精一杯矢野という人物に息を吹き込んでいきたいと思っています」と語り、「学生服を着て演じるのはこれが最後になるかもしれないので、思いっきり甘酸っぱいスクールライフを満喫したいと思います」と笑いながらコメントした。
山本有里役の本仮屋ユイカは、原作漫画でも 矢野のことが好きだった
実写映画で有里役を演じた本仮屋ユイカは、2011年の映画制作発表のコメントで原作を読んでいて、演じる役柄と同じく、自分も矢野に惹かれてゆき、気付けば好きになっていた。「不器用だけど一生懸命に自分の想いを貫こうとする登場人物に共感し、その中の1人として演じられることを光栄に思います」と語っていた。
実写映画『僕等がいた』観客動員ランキング初登場第2位を記録
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実写版映画『僕等がいた』前篇は、2012年3月17日に全国東宝系の295スクリーンで公開され、初日2日間で興収2億9,531万3,100円、動員22万7,930人を突破し、映画観客動員ランキングで初登場第2位を記録。翌月4月21日に全国297スクリーンで公開された後編は、初日2日間で興収3億1,488万9,300円、動員24万2,920人を突破し、映画観客動員ランキング初登場第3位となった。原作が人気漫画だったことや、主演に人気俳優の吉高由里子・生田斗真がキャスティングされたことが話題となり大ヒットの要因ともなった。
『僕等がいた』の主題歌・挿入歌
テレビアニメ『僕等がいた』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング): Mi『君だけを…』
ED(エンディング): Mi『アイシテル』(第1,8,10話)
ED(エンディング): 麻生かほ里『ここにいて』(第2,5,24話)
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目次 - Contents
- 『僕等がいた』の概要
- 『僕等がいた』のあらすじ・ストーリー
- 2人の出会い~釧路での高校時代編
- 上京~社会人編
- 6年越しの再会~復縁編
- 復縁後~結末
- 『僕等がいた』の登場人物・キャラクター
- 高橋 七美 (たかはし ななみ)
- 矢野 元晴 (やの もとはる)
- 竹内 匡史 (たけうち まさふみ)
- 竹内 彩香 (たけうち あやか)
- 山本 有里 (やまもと ゆり)
- 山本 奈々 (やまもと なな)
- 千見寺 亜希子 (せんげんじ あきこ)
- 矢野 庸子 (やの ようこ)
- 水口 (みずぐち)
- アツシ
- 功太郎 (こうたろう)
- 長倉美智子 (みちこ)
- マスター
- ララ美
- 『僕等がいた』の用語
- 『僕等がいた』に登場する学校
- 釧路第一高等学校
- S女子大学
- J大学
- W大学
- その他の『僕等がいた』の用語
- マリモヘア
- 告白タイム
- 『僕等がいた』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 山本奈々「『幸せ』って、寒い日のココアみたいだね」
- 竹内匡史「そういうのがいいんだよ。誰か元気な人間がまわりで騒いでくれるのが 高橋が元気をあげればいい」
- 高橋 七美「え、なんだろ、むずかしいな。えっと…あ、ほこほこするやつ」
- 矢野元晴「高橋、一度しか言わないからよく聞いて。好きだよ」
- 高橋七美「好きだ バカッ」
- 矢野庸子 「ひとつだけ、成功があるわ。失敗だと思ってたけど、計算外だけど、当時は後悔したけど、元晴 あんたを産んでよかった」
- 矢野元晴「早く大人になる。早く大人になって、守られる側じゃなくて、俺が守る側になる。誰にも文句言わせない。誰にも切ない思いさせない。母親も 家族も 女も これだけは絶対絶対守りぬける人間になる」
- 矢野元晴「ゼロじゃなくて プラマイプラス だったよ 高橋と出会ってから」
- 高橋七美「『独り』が寂しいのは独りだからじゃなくて、誰かと一緒にいたことの記憶があるから。 一緒にいることの幸せを知ってしまったから」
- 矢野元晴「『過去』に負けない『今』作ろーぜ」
- 『僕等がいた』の裏話・トリビア ・小ネタ/エピソード・逸話
- 『僕等がいた』の実写映画は本当は三部作の予定だった
- 本作の舞台で、原作者の故郷である北海道釧路市で原画展&サイン会が開催
- 矢野元晴役の生田斗真は、学生服を着て演じたのが 『僕等がいた』の映画が最後か
- 山本有里役の本仮屋ユイカは、原作漫画でも 矢野のことが好きだった
- 実写映画『僕等がいた』観客動員ランキング初登場第2位を記録
- 『僕等がいた』の主題歌・挿入歌
- テレビアニメ『僕等がいた』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング): Mi『君だけを…』
- ED(エンディング): Mi『アイシテル』(第1,8,10話)
- ED(エンディング): 麻生かほ里『ここにいて』(第2,5,24話)
- ED(エンディング):Mi『サンセット-album version-』(第3,18話)
- ED(エンディング): 加藤いづみ『好きだから』(第4,6話)
- ED(エンディング): ささきのぞみ『ふたりの季節が』(第7,9,11,13話)
- ED(エンディング): 加藤いづみ『美しすぎて』(第12話)
- ED(エンディング): 加藤いづみ『キミがいる』(第14話)
- ED(エンディング): ささきのぞみ『メリーゴーラウンド』(第15,16,19,22話)
- ED(エンディング):加藤いづみ『言葉』 (第17,20,21,23,25,26話)
- ED(エンディング):大津美紀『星を数えるよりも』(第16話(挿入歌)、第18話ではスキャット)
- 挿入歌:安原麗子『Milky Way』(第10話)
- 挿入歌:加藤いづみ『青空』(第13話)
- 実写映画『僕等がいた』の主題歌
- 前篇主題歌:Mr.Children『祈り 〜涙の軌道』
- 後篇主題歌:Mr.Children『pieces』