不運と不幸の連鎖でどん底に落とされる主人公を描いた映画まとめ!『その土曜日、7時58分』など

ここでは不運と不幸の連鎖や、身から出た錆でどん底に落とされる主人公を描いた映画をまとめた。保険金を目的に偽装強盗を企んだ兄弟が陥るパニックを描く『その土曜日、7時58分』、金のために計画した偽装誘拐が血なまぐさい事件へと発展する『ファーゴ』などを紹介している。

▼『その土曜日、7時58分』

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”保険金目的の偽装強盗のハズが、計画が狂いパニックに。そして負の連鎖が”

『十二人の怒れる男』『狼たちの午後』等で知られる名匠シドニー・ルメット監督の遺作となった2007年の映画。フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク主演、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー共演。優雅な暮らしを送ってはいるが、陰で会社の金を横領している会計士の兄と、別れた妻との間の娘の養育費に窮している弟が、両親が営む宝石店への偽装強盗を実行に移すが……。

自身の不正によって窮地に立たされ、行動を起こすたびに堕ちていき益々追い込まれていく兄を演じたホフマンの、どうする事も出来ない焦燥感を演じきった暑苦しい演技が凄いの一言。弟役のイーサン・ホークの頼りない男ぶりも、何かイイ。

『その土曜日、7時58分』予告編

ホフマンは、冷静さとヒステリックさ、二面性を持った複雑な人物像を見事に演じきっている。彼の熱演が作品に異様な緊張感をもたらしていることは間違いない。

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誤算が起こった。それは最悪のものだった。そこから物語は、家族をめぐる激しい愛と憎しみの物語へと展開してゆく。

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最初の躓きからどんどんロクでもない方向に転がって行く事態の展開の仕方も自然で無理がなく、納得の行く形で繰り広げられていく。

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▼『ファーゴ』

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”金を騙し取る目的の偽装誘拐が、負の連鎖により血生臭い事件へと発展...。”

ジョエル・コーエン監督、フランシス・マクドーマンド、スティーヴ・ブシェーミ主演による1996年の作品。雪深い田舎町の自動車ディーラー、ジェリーは多額の借金の返済に追われていた。彼は妻ジーンの偽装誘拐を企て、父親のウェイドから身代金を騙し取ろうとするが、誘拐を依頼した犯人のテキトーな仕事ぶりが元で殺人にまで発展する。女性警察署長が事件の捜査に乗り出すが...。サスペンスですが、何故かふんわりとしたお話は、コーエン兄弟の面目躍如!しかいミンチシーンは...!

金を騙し取るだけのハズが、計画の失敗による負の連鎖は止まらず、次から次へと死体が転がる血生臭い事件へと発展してしまう...。

『ファーゴ』予告編

映画の始めに「これは実話である」という一文が映るがこれも演出の一つで、実際に映画のような経緯を辿った誘拐事件が起きた事実はなく、物語は完全なフィクションである。

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スターもいなければ派手なアクションも特撮映像もない。雪と変な登場人物とありふれたオバチャンが出てくる、それだけの映画なのに今もなお印象は鮮烈。

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金に困った男がバカに仕事を依頼した為、負の連鎖が起こり、最悪の事態に発展していきます。

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▼『バーバー』

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