Noita(ノイタ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Noita』とは、Nolla Gamesが開発し、ソフトウェアのダウンロード販売を行っているSteamをはじめとした各社にて販売されているゲームソフトで、ピクセルで描かれた世界に物理演算を組み込んだことで、物が落下する。火が燃え移る。その日に水がかかると消えるなどの独特の挙動をする2Dローグライクアクションゲームである。
Steamのレビューにて「圧倒的に好評」という評価を受けており、プレイヤーの満足度の高さが伺える。
また、いくつかの賞の最終選考まで残っている。
『Noita』の概要
『Noita』とは、ピクセルで描かれた世界に物理演算を組み込んだ独特の挙動をする2Dローグライクアクションゲームである。
フィンランドの首都ヘルシンキを拠点としているNolla Gamesが開発し、ソフトウェアのダウンロード販売を行っているSteamをはじめとした各社にて販売されている。
タイトルの意味はフィンランド語で「魔法使い」を意味する。
ローグライクゲームとは、かんたんに説明するとランダム生成されるダンジョンを探索し、プレイヤーキャラクターが死んでしまった場合はそれまでに手に入れたアイテムなどは一切引き継ぐことが出来ず、毎回最初から遊ぶことになるゲームのことである。
プレイヤーはタイトル通り魔法使いを操り、毎回ランダム生成されるダンジョンを探索しながら最深部を目指すというものだ。
それだけならば、普通のローグライクゲームと差は殆どないが、このゲームの特筆すべき点はピクセルで描かれたアイテムは全て物理演算によって何らかの物理的挙動をするように出来ているというところである。
例えば水はどこか貯まることのできる場所まで流れ落ちていき、水が火にかかれば消火され蒸気が立ちのぼる。
逆に何らかの理由で発生したガスは上へと登っていき狭い室内などであればそのまま充満することもある。
それが可燃性のガスであれば火に触れた瞬間燃え上がっていくといったふうに物理演算処理がなされるわけだ。
この物理演算はプレイヤーの分身である魔法使い、そして敵にも適用される。
水や敵の返り血などで濡れていれば燃えにくくなり、逆にオイルまみれになっているならば簡単に火が燃え移りダメージを負い、手持ちの水をかぶると消火できるなど細かく反映される。
これによってNoitaは2Dのアクションゲームでありながらどこかリアルさも感じるという不思議なゲームとなっているのだ。
受賞リスト
ファイナリスト - Best Technology - Game Developers Choice Awards 2020
ファイナリスト - Seumas McNally大賞 - Independent Games Festival 2019
ファイナリスト - 優秀デザイン - Independent Games Festival 2019
ファイナリスト - Nuovo大賞 - Independent Games Festival 2019
The Audience Choice Award(観客の投票による) - Fantastic Arcade 2018
『Noita』のあらすじ・ストーリー
現時点では下記の神話のようなものが冒頭に語られるだけで、それが主人公にとってどういう意味を持ち、どうして最深部を目指すことになったのかということに関してはよくわからないものとなっている。
真夏のオオハムという鳥が大きな木の根元に降り立ち、そこでオオハムは三個の卵を生みました。
最初の一つが、巣から転がり落ちて割れてしまいます。
割れた卵からは七日七夜、血が流れ続けました。
そして、その血から生と死が生まれ、卵白は西へと流れていき寒さと氷を形作り、卵黄は東へと流れていき暖かさと炎を形作り、卵の殻は、大地と山を形作りました。
こうして卵から「大いなる自然」が生まれでたのです。
大いなる自然は自然の摂理によって作られ、動物や草木、川、山、山脈が出来上がりました。
それから一日が過ぎました。
大いなる自然が自分自身の力で動き始めます。
大いなる自然は出来上がったものを見てとても満足し、世界は調和していました。
もう一つの卵が割れ、「魔法」が生まれ、魔法は自然が作り出したものに魂を与えた。
動物だけではなくすべての物質に魂を与えた。
魂の作用によって、あるものは洗練され、あるものは捻じ曲げられた。
金の高貴さは、とても素晴らしい輝きをもたらし、役立たずの泥は、ひどい悪臭を放つようになった。
魔法は自然界の摂理を破壊してしまった。
大いなる自然と魔法は世界をどのようにすべきかを話し合った。
しかし、お互いの考えの相違から話は全くまとまらずにいた。
そんな中、三つ目の卵から「科学技術」が生まれた。
科学技術によって自然界の動物たちは道具を、機械を扱えるようになりました。
『Noita』の登場人物・キャラクター
ヒーシ
敵として登場、人型をしているが、名前のもとになっているのはフィンランドの民族伝承に出てくる悪魔や悪霊のような存在のことなので、人間ではない可能性が高い。銃火器を携行しており遠方から射撃してきたり、集団で行動していたりとかなり厄介な相手。
3エリア目と4エリア目に多くおり、4エリア目には彼らの基地が存在する。
金属を多用した基地からは、彼らの技術力の高さが垣間見れる。
その基地内部にはたまに「ヒーシの酒場」と呼ばれる派手な飾り付けと多くのフラスコが設置された区域が生成されることがある。
ただこの酒場においてあるフラスコは通常時と違い割ることはできるが取得することは出来ないようになっている。
メイジ
敵として登場、魔法を使う存在ということで主人公の関係者の可能性もあるが詳細は不明、各々が得意とする魔法で攻撃してくる。
例えば火の魔法が得意なメイジは火炎弾を投げつけてきて主人公を炎上させようとしたり、電撃が得意なものは雷撃を放ち主人公を感電させようとし、テレポートが得意なものは自身もあちこちにテレポートしつつ当たると主人公をエリア内のどこかへとランダムテレポートさせる魔法の玉で攻撃してくる。
ワーム
地形のすべてを食べながら進む怪物。
この怪物が通ったあとは文字通り虫食い状態となる。
動物
攻撃とかしてこない無害なものがほとんど、ダンジョン内部で出会うのは聖なる山にいる魚くらいで、他のはダンジョンにはいらず地上を探索した場合に出会える。
モンスター
姿かたち攻撃方法も様々なモンスターがプレイヤーの行く手を阻む。
『Noita』の用語
ワンド
目次 - Contents
- 『Noita』の概要
- 受賞リスト
- 『Noita』のあらすじ・ストーリー
- 『Noita』の登場人物・キャラクター
- ヒーシ
- メイジ
- ワーム
- 動物
- モンスター
- 『Noita』の用語
- ワンド
- スペル
- フラスコ
- オーブ
- ワンドの編集
- 『Noita』のアイテム
- ワンド
- フラスコ
- その他
- 『Noita』のゲームシステム
- オーブ
- 難易度
- ワンドの編集(カスタマイズ)とスペルについて
- ワンドを構成する要素
- シャッフル
- 同時詠唱数
- 詠唱遅延
- リチャージ時間
- 最大マナ
- マナチャージ速度
- 呪文容量
- 拡散
- 常時キャスト
- スペルを構成する要素
- タイプ
- 使用可能回数
- マナ消費
- ダメージ・爆破ダメージ
- 飛翔速度
- 詠唱遅延補正
- 拡散補正
- クリティカル率
- 爆破範囲
- 『Noita』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 聖なる山を破壊してしまうと守護神から攻撃されてしまう
- 地獄と呼ばれる隠されたエリアがある