海辺のエトランゼ・春風のエトランゼ(エトランゼシリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ

『海辺のエトランゼ・春風のエトランゼ』とは日本のボーイズラブ漫画で、作者は元アニメーターの紀伊カンナ。本作の主人公となる橋本駿と知花実央の離島での出会いと旅立ちを描いているのが『海辺のエトランゼ』、そして続編として離島からの旅路と北海道での新たな生活を描いているのが『春風のエトランゼ』である。作品のキャッチコピーは「心が洗われるようなボーイズラブ」となっており、その言葉通り純情ラブストーリーとなっている。また主人公らの家族との関係や他愛のない日常生活も多く描かれており、家族愛も楽しめる作品。

CV:竹内恵美子
優しくおっとりしており、家族思いである駿の母。結婚当日に駿がカムアウトした際には驚きを見せたが、同性愛者である息子を受け入れる。また血のつながりが無い文や実央を本当の家族のように受け入れてくれる包容力の持ち主。

橋本文(はしもと ふみ)

駿の義理の弟。登場時は小学生。生まれた時から施設で暮らしていた。駿が実家を離れている間に、駿の父親が公園で遊んでいる文と出会ったことがきっかけで橋本家に引き取られた。明るく素直な性格。年の差はあるものの桜子に恋をしている。

和田(わだ)

CV:熊谷健太郎
駿が学生時代に好きだった同級生。さっぱりとした性格。駿が自分といて頬を染めている様子から、同性愛者と勘づいて自分は同性愛者ではないから気持ちに応えられないと一方的に振った過去がある。ただ自分の友人が駿のことを同性愛者なのではないかと噂話をしている時には自分は知らないといった態度を取り、本ばかり読んでいる駿に浮いてるからやめろと助言するなどの優しさもある。文の授業参観で駿と和田が再会した頃は既婚者。主夫をしているが義理の娘に懐かれていない。

和田ちほ(わだ ちほ)

文の同級生で、和田の義理の娘。血のつながりの無い家族なのに幸せそうに暮らしている文に羨ましさを抱いており、強気な性格から文に対して意地悪を言ってしまう。実母の米子が忙しく寂しい思いをしおり、その反動もあり和田に対しては反抗的で心を開こうとしない。

和田米子(わだ よねこ)

和田の妻でちほの実母。明るくはきはきした性格で、弁護士として働いている。駿が書く小説の大ファンで、初対面時には駿を見て涙を流している。

ミミママ

CV:橘龍丸
沖縄の本島でスナックを営んでおり、実央が離島を離れている3年の間に出会った。同性愛というものが分からなかった実央の数少ない相談相手。

橋本家の犬。人懐っこい性格でとてもアクティブ。アクロバットな芸をしようとして、駿の父をぎっくり腰にしてしまったことがある。作中に名前は出てこないが、橋本家の人々に寄り添って暮らしているため登場するシーンは多い。

橋本家の猫。人懐っこい性格で誰かの身体の上に乗っかていることが多い。作中に名前は出てこないが、犬と同様に橋本家の人々に寄り添っている姿が多く描かれている。

『海辺のエトランゼ・春風のエトランゼ』の用語

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