ダンベル何キロ持てる?(ダン持て)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダンベル何キロ持てる?』とは、原作:サンドロビッチ・ヤバ子、作画:MAAMによる漫画作品で、小学館のコミックアプリ「漫画ワン」と漫画配信サイト「裏サンデー」で連載中である。
食べることが大好きな女子高生の紗倉ひびきが理想の身体を目指してジム通いを決意し、そこで出会う個性的な同級生、ジムトレーナーとの交流を描く。登場人物の面白さ、可愛さに癒されるだけでなく、本格的トレーニング方法も学ぶことが出来る漫画となっている。

『ダンベル何キロ持てる?』の概要

『ダンベル何キロ持てる?』とは、原作サンドロビッチ・ヤバ子、作画MAAMによる漫画作品で、現在は小学館のコミックアプリ「漫画ワン」と漫画配信サイト「裏サンデー」で連載中の漫画である。2019年7月~9月には、アニメ制作会社動画工房によりアニメ化され、ニコニコ動画等の動画サイトで話題を呼んだ。

本作の主人公は、皇桜女学院の女子高生、紗倉ひびきである。ひびきは食べることが大好きで、朝から晩まで食べてばかりである。ある日、同級生の上原彩也香から太ったと指摘をされ、ひびきはダイエットを決意する。そこで、新しく出来たシルバーマンジムの見学に行くと学校の同学年で優等生美人の奏流院朱美も見学に訪れていた。ただ、ひびきの想像していたジムとは違い、本格的なボディービルダーやスポーツ選手も通うジムであることに気づき、ひびきは入会を諦めようとする。一方で一緒に見学に来ていた朱美は筋肉フェチのため、とても喜んでいた。そんなひびきであったが、ジムを案内してくれたトレーナーである街雄鳴造に出会った瞬間に入会を決意する。なぜなら、鳴造は爽やかイケメンで細マッチョであり、ひびきのタイプであったからである。しかし、鳴造も本格的なボディービルダーであり、服の下にはムキムキの筋肉が隠れており、ビルドポーズをするたびに隠れた筋肉が姿を現すのであった。その後、実家がボクシングジムを経営している同級生の彩也香、コスプレが趣味で生徒にはコスプレをしていることを隠している教師立花里美、ロシアからアームレスリングの試合のために来日し、その後留学生としてひびきの家に住むことになったジーナ・ボイドも仲間に加わり、彼女達と一緒に筋トレの世界へのめり込んでいく。

『ダンベル何キロ持てる?』のあらすじ・ストーリー

見学しに行ったジムで偶然朱美(左)と出会い、ジム通いをすることになったひびき(右)

本作の主人公である食べることが大好きな紗倉 ひびき(さくら ひびき)は、同級生で両親がジムを経営している上原 彩也香(うえはら あやか)から「太った?」と指摘を受ける。太っていることを自覚していなかったひびきはショックを受けるも自分では痩せる方法を知らないため、痩せるぞと意気込みながらも大好きな食べ物を食べ続けてしまう。

自分一人ではダイエットが出来ないと思ったひびきは近所に出来たシルバーマンジムへ見学に行く。そこで同級生で文武両道、才色兼備の奏流院 朱美(そうりゅういん あけみ)と出会う。朱美と自分では頭脳も容姿もかけ離れており、会話をすることに抵抗を感じる。しかも、朱美はジムに通う目的意識も高く、ひびきは楽に痩せる目的でジムに来ており、目的までも違うなと感じ、朱美とは仲良く慣れないと思いながらも一緒にジムの見学をすることになる。
ひびきはトレーニング場を覗くとビックリする。何故ならこのシルバーマンジムは本格的なボディービルダーやプロスポーツ選手も在籍するガチで身体を鍛えるためのジムであり、トレーニング場ではムキムキマッチョな人達が身体から蒸気を出すくらい激しいトレーニングをしていたのであった。
ひびきはイメージしていたジムとはかけ離れていることに驚きを隠せずにいた。一方で朱美は何故か息が荒くなり興奮していた。なんと朱美は超がつく筋肉フェチであり、素敵な筋肉を見るだけで興奮が止まらなくなるのであった。
朱美は直ぐに入会を決意するも、ひびきはイメージとのギャップから入会を諦めようとするが、そこに現れた爽やかイケメンフェイスのジムトレーナ街雄鳴造(まちお なるぞう)に出会った瞬間に入会を決意するのであった。なぜなら、ひびきの好みの男性タイプにドンピシャであったからである。
さっそく街雄の筋肉講座と称したトレーニングが始まった。ベンチプレスの基本的なフォームを教わる。ひびきは初心者のため、街雄の補助がある状態でベンチプレスをやってみることになった。

しかし、バーの重さに耐えきれずもう限界と声を出してしまう。街雄からは初めてにしては上出来と褒めてもらうも、ひびきはベンチプレスの大変さを思い知らされた。一方で朱美はひびきより重い重量でベンチプレスを楽にこなす。そんな朱美の姿をみたひびきは自分の非力さに少し肩を落とす。
ここで街雄から初めてだから出来なくて当たり前であると励まされる。しかし、街雄が初めてベンチプレスをやった時は100キロだったことを聞いて、規格外であると驚きさらに自信をなくす。
自分のレベル感だと笑いものですよねと、街雄に告げるが、街雄からは優しい励ましの言葉を貰う。ひびきはこの人は心もイケメンだと感動する。

ひびきはもう一度挑戦することを伝えると、しっかり休んで後日再度挑戦することを勧められる。街雄は「再度」という言葉を放った瞬間に「再度」という言葉から「サイドチェスト」を連想し、街雄に隠れた筋肉があふれ出す。
ひびきはその姿に驚きまるで合成写真で作ったようなゴリマッチョだと思う。朱美は街雄の完成された筋肉美に感動と興奮があふれ出ていた。
その後、朱美との交流が増えひびきの食欲に感動したりとお互いのことを深くしり始める。トレーニング内容も増え、ジムに通うことに慣れていくひびきであった。同級生の彩也香、留学生のジーナ、皇桜女学院の女性教師の里美もジム仲間として増え、筋トレをしながら交流を深めていくのであった。

『ダンベル何キロ持てる?』の登場人物・キャラクター

皇桜女学院

紗倉 ひびき(さくら ひびき)

CV:ファイルーズあい
身長160センチメートル / 体重55キログラム / B88・W65・H88
皇桜女学院2年B組の女子高生であり、本作の主人公。食べることが大好きで、朝から晩まで食べてばかり。学業の成績はあまり良くないようで、アルファベットもLまでしかかけない。アクション映画とゲームが大好きで、同級生の彩也香とは良くアクション映画の鑑賞をしている。食べ歩きも趣味で、1日6食も食べるため、体重増加が気になり始めていた矢先、彩也香から太り気味と指摘されダイエットを決意し、ジムへ通い始める。
運動は得意ではないがパワーだけは規格外であり、初心者であるにも関わらずサンドバッグやパンチングマシーンを破壊してしまうほどのパンチ力を持っている。アームレスリング大会に出場した際に女子の部で優勝したこともあり、規格外のパワーを発揮するシーンは多々ある。ちなみに、麻雀やスロットゲームも得意。
食べ物代を稼ぐため、脱サラした兄が営む焼肉屋で週5もバイトをしており、物欲が絡むとやる気を出すタイプ。
霊感が非常に強いようで、霊力が薄まった状態の忠勝も視ることが出来る。
初めは、朱美の筋肉フェチぶりに難色を示していたが、交流を深めるうちに筋肉の魅力に気付き始める。街雄のムキムキ筋肉も理解出来なかったが、冬ごろから彼のことが少しずつ気になるようになっていく。夢は街雄と同様にアメリカの大学でスポーツ理論を学ぶことだが、学力の低さから周囲には無理だと思われている。

奏流院 朱美(そうりゅういん あけみ)

CV:雨宮天
身長168センチメートル / 体重54キログラム / B80・W59・H83
皇桜女学院2年A組の女子高生であり、文武両道、才色兼備の優等生美人でスタイルも抜群。当学院の理事長である奏流院 紫音を姉に持つお嬢様。理事長である姉の格闘技好きの影響や、たまたま見たボディビルディング大会の影響で筋肉の魅力にとりつかれ、イメージとは裏腹に超が付く筋肉フェチとなった。もともとジム通いをしていたが、近所に出来たシルバーマンジムへ移籍をすることになり、そこでひびきと出会うのであった。筋肉に対する知識を多く習得しており、トレーニング初心者であるひびきへ効果的なトレーニング法や食事の摂りかたを教えている。
今までは特別運動をしていたわけではないが、素質として持っている運動神経で部活の助っ人を頼まれることも多く、好成績の立役者になっている。1年生の体育祭では他の生徒を寄せ付けない大活躍を見せ、特に400mリレーで陸上部員以上の走りをしたことから「皇桜のジョイナー」の異名を持っている。
筋トレ器具を見るだけで興奮が隠しきれずにいるくらい、4人組の中で一番の変態である。理想の男性は素敵な筋肉を持った人。普段は忠勝を視ることが出来るが、霊感はあまり持ち合わせておらず、神聖な場所で霊力が薄まっていると声も姿も認識できなくなる。

上原 彩也香(うえはら あやか)

CV:石上静香
身長160センチメートル / 体重50キログラム / B74・W59・H79
皇桜女学院2年B組の女子高生であり、ひびきの親友。父親が元プロボクサーで世界チャンプも在籍している「光栄ボクシングジム」を経営している。ジムの手伝いをしていることもあり、彩也香の身体はスリムで引き締まった筋肉をしており、特に腹筋はしっかり割れている。ひびきとは趣味を一緒でアクション映画とゲームが好き。
父親からボクシングを叩き込まれていることもあって、4人の中では1番持久力が高く、俊敏さも持ち合わせている。さらに、幼少期からシューティングゲームで動体視力を鍛えており、そんな動体視力からバッティングセンターでも球速140km/hのボールを軽々と打ち返す。

ジーナ・ボイド

CV:東山奈々
身長168センチメートル / 体重59キログラム / B83・W60・H85
ロシア出身の17歳で、ロシアのモスクワにあるシルバーマンジムへ通っていたが、日本で開催されるアームレスリングの大会を知り、来日を決意。大会優勝の賞金で旅費を補填しようと考えるが、ひびきもその大会に出場しており、決勝戦でひびきに敗れる。ひびきへのリベンジを誓い、ひびきの通う皇桜女学院へ留学を決め、ひびきの家へ留学生としてホームステイすることになる。日本のアニメが好きで、日本語はアニメから学んだため話すことができる。運動神経抜群で、容姿端麗である。THEロシア人のイメージを崩さないように普段は「ハラショー」が口癖。企業の利益目的で雇われた格闘家達が素手で戦い合う漫画『ケンガンアシュラ』にも登場するペーチン首相を尊敬しており、座右の銘は彼の発言「とにかくがんばれ」。
夢は日本でアイドルになることで、ひびき、朱美、彩也香、里美を巻き込んで「筋肉少女隊」を結成し、オーディションや隠し芸大会に参加している。

星奈 えいみ(ほしな えいみ)

生徒会副会長。2年F組所属。リアクション時は必ず大声で叫ぶという強い印象なキャラクター。
朱美が好きで、声を大にして愛を宣言しているが近づきすぎて想いがバレるのが怖いとジム通いを拒んでいる。同じシルバーマンジムに通うひびきに嫉妬している。朱美の筋肉は最高だと感じており、朱美が会議に集中せず筋トレを始めても注意すらしない。えいみの気持ちに対して、当の朱美だけは冗談で言っているとしか思っていない。
生徒会役員にもかかわらず、成績はひびきより悪く、実はポンコツである。自動二輪車の免許を所持しており、チョッパーバイクで通学している。歌うことは苦手。

立花 里美(たちばな さとみ)

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